“good” と “nice” の意味の違い!紛らわしい英語で表現を分かりやすい英語と例文でマスター

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例:英語で友人に「あなたの今日の服装、すごくいいね!」と言いたい。
こんな場合は “good” と “nice” どっちが自然な表現なんだっけ……?

どちらもシンプルな単語でありながら、使い分けが紛らわしく、混乱してしまいますよね。

本記事を読めば、good” と “nice” の用法・ニュアンスの違いを明確に理解でき、今後迷うことがなくなります!

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目次

結論:“good”は「客観的に見て良い」 “nice”は「主観的に魅力的」という意味の英語表現

“good” は「客観的に見て良い」“nice”は「主観的・感情的に魅力的(と思える)」という違いがあります。例えば、晴れた日に誰もが「天気が良い」と感じるようなシチュエーションでは“good” 、あくまで自分にとっては「この人、良い性格だな」と感じる場合には“nice” が適切です。

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和訳例イメージ例文
good良い・優秀な・見事な
結構な・立派な
客観的The weather is good today.
(今日の天気は良いです。)
niceかわいい・魅力のある
おいしい・気持ちのいい
主観的・感情的She has a nice personality.
(彼女は素敵な性格です。)

※和訳は weblio英和辞典・和英辞典より引用。

good”は客観的

good” は、一般的に「良い」「優れている」といった意味を表します。ポイントは、比較的「客観的」な単語ということ。さまざまな場面において、物事が標準以上であることを指すときによく使われます。

一部の地域では「かなり」という意味でも通じ、“a good while”(かなり長い間)のように使われるのが特徴です。

nice”は主観的

“nice” は、“good”と比べて、話し手の気持ちや好意がこもっており「主観的・感情的」なイメージです。より柔らかい印象を持つ単語ですね。

好感度や心地よさなど、よりバラエティ豊かな「良さ」を伝える場合には“nice”が適しており、それを話し手の感情を乗せて表現することができます。

「今日の服装、すごくいいね!」は話し手の気持ちがこもっている=“nice” がベスト

ここで、冒頭の例文「あなたの今日の服装、すごくいいね!」について考えてみましょう。これは、話し手の気持ちがこもったコメントですね。したがって “nice” がより適していると言えます。

▼正しい英文:Your outfit today looks really nice!

“nice” はカジュアルに「いい感じ!」や「素敵!」といったニュアンスを表すことができます。
文脈によっては、“polite”(礼儀正しい)に近く、「上品な」という意味合いでも使われるのが特徴です。

“good” に置き換えても意味は通じますが「一般的な良さ」や「質の高さ」を指すイメージで、ここで伝えたいニュアンスとは少し異なりますね。

また“good” は「十分に」という意味でも使われ、良い文脈でも悪い文脈でも通用します。
一方“nice” にこのような特徴はなく、基本的に良い文脈において「好ましい」という意味合いで使われるのが特徴です。

参考:西村・森本『英語コーパス利用の実例分析研究ノート 2』(2016, 大手前大学論集 第16号, p.243 )

以下より、それぞれ例文を挙げながら、さらに詳しく解説していきましょう。

“good” は客観的に良い 「まぁまぁ」なニュアンスを含むこともある英語表現

“good” は、比較的「客観的」なイメージを持つ単語です。一般的に「良い」とされることや、品質に対する評価が高いことに対して、広く使用されます。

なお、一言で「良い」と言っても、シチュエーションや文脈によって “good” が表す評価のレベルは異なります。注意したいのが、「とても良いね!」「すばらしいね!」という意思を伝えたい場合、“good” では伝えきれないケースもあることです。

なぜなら“good” は、場合によっては「悪くないよ」や「まぁまぁかな」というような、若干ネガティブな意味合いを含むためです。褒め言葉として使う場合は、「君の服装、まぁまぁだね」と聞こえてしまう可能性もあるということ。

“good” の示すレベルはその時によって異なるという特徴を押さえ、使うシチュエーションに注意しつつ、以下の例文をチェックしましょう。

▼例文

The weather is good for a picnic today. Let’s go to the park.
(今日はピクニックにぴったりの天気です。公園に行きましょう。)
⇒ 誰が見ても(=客観的に)よい天気であるイメージ。

Eating a balanced diet is essential for maintaining good health.
(バランスの取れた食事は良い健康を維持するために重要です。)
 ⇒ 誰が考えても(=客観的に)健康というイメージ。

The hotel is good, but the location is a bit inconvenient for sightseeing.
(そのホテルは悪くないけれど、観光には少し不便な場所にあります。)
⇒ ここでの “good” は「悪くない(けど)」という若干ネガティブなニュアンス。

話し手の主観はあまり含まず、冷静で客観的に「良さ」を判断しているシチュエーションでは “good” が適しています

〜参考:How are you today? にはどう返す? 〜

ネイティブの定番挨拶フレーズ “How are you today?” に対して “I’m good.” は定番の返し方ですね。多くの日本人にとって“good” は「良い」というイメージがあるため、「元気?」と聞かれて、「元気だよ」とポジティブな返事をしていると考える人もいるでしょう。

しかし挨拶の時の “good” は、ネイティブスピーカーにとっては「特に問題がないよ」や「まあまあかな」というイメージです。特に喜んでいるわけでもなく、悪いわけでもない……というニュアンスを含みます。

「すごく良い気分だよ!」と、特に喜びを表したいときは “I’m great!”“I’m fantastic!” と答えるほうが、より気持ちが伝わりますよ。

ただしネイティブの会話では、本当に気分を知りたいから “How are you today?” と聞いているとは限りません。あくまでも挨拶の定型フレーズとして使われる傾向があります。

そのため、日常会話では多くの場合、以下のような超シンプルなやりとりで終えるのが自然です。

 A: “How are you today?”(調子はどう?)

 B: “Good!” (いいよ!)

実際、ネイティブは “I’m” すら言わず “Good!” だけで済ませることも多いですよ。

筆者もアメリカに住んでいたころ、幾度となくこのやりとりを繰り返しましたが、日本語の音で言えば「グ!」くらいしか発音しませんでした(笑)

ちなみに、ただの挨拶のはずなのに、返事の仕方次第では、「どう気分がいいの?」と深掘りされるケースもあります。筆者はオンライン英会話で調子をたずねられたとき、“I’m doing good.” と返すと、たいていの講師はそのまま次の話題へ進んでくれました

挨拶に対して深掘りするのではなく、早くレッスンの本題に進みたい英会話初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

“nice” は「主観的・感情的」 人を褒めるときにも使う英語表現

“nice” は “good” と比べて、より「主観的・感情的」なイメージを持ちます。話し手の気持ちや温度が乗った言葉で、相手に対して良い印象を持ったことを表したいときに適しています

ごちそうを用意してくれた人や、いつもより張り切っておしゃれをしている人を褒めたいときには、 “nice” を使うのがおすすめです。

▼例文

The garden looks nice with all the colorful flowers in bloom.
(色とりどりの花が咲いていて、庭はとても素敵に見えます。)

Thank you for the nice dinner. Everything tasted delicious!
素晴らしいディナーをありがとう。全てが美味しかったです。)

It was nice to meet you. I hope we can stay in touch.
(お会いできて嬉しかったです。これからもお付き合いできれば嬉しいです。)

例文はいずれも、「素敵」「嬉しい」など、話し手の「気持ちや感情」がこもった感じを受けますね。

“nice” は、“good” よりも柔らかく、温かい印象を与えるのが特徴です。
さらに“good”よりも「とてもいいね!」というニュアンスが強く、対象のものを積極的に肯定したい場合は、“nice” を使うのがおすすめですよ。

“good” と “nice” の違いについてよくある質問と回答

“good” と “nice” の違いがしっかり理解できる、質問と回答を紹介します。内容をチェックして、正しく使い分けてみてくださいね!

“good” と “nice” の違いが一目で分かる例文を教えてください。

“My mother is known as a good cook and makes nice meals.”
(母は料理がうまいと評判で、おいしい食事を作る。)
“good”=客観的に「うまい」という評判“nice” =主観的に「おいしい」と感じている話し手の気持ちを表しており、違いが分かりやすいと思います。

“good” と “nice” の使い方をもっと理解するための良い方法はありますか?

1日1行で構わないので、“good” と “nice” を使った文章を書いてみてください。簡単な英作文の練習として、自力で例文を作ることで、適したシチュエーションが分かり、違いが理解できるようになっていきます。英会話教室やオンライン英会話など、覚えた表現を実際に使って話す場があるとさらに良いでしょう。

“good” と “nice” の違いについて理解度チェックテスト

ここまで記事を読んで、“good” と “nice” の違いについて理解し、使い分けられるようになったでしょうか?
確かめるため、チェックテストに挑戦しましょう!

以下を英訳してください。それぞれの例文で“good” と “nice” のいずれかを使うこと。

① 彼女は会ってみると素敵な人だよ。
② 彼は見事な決断をした。

解答

① She is a nice person to meet. ⇒会ったときの「印象が素敵」なら“nice”
② He made a good decision. ⇒「決断の質が見事・立派」なら“good”

違いまとめ:good=客観的に良い、nice=主観的に魅力的

“good” と “nice” の違いを再度まとめると、以下の通りです。

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和訳一例イメージ例文
good良い・優秀な・見事な
結構な・立派な
客観的The weather is good today.
(今日の天気は良いです。)
niceかわいい・魅力のある
おいしい・気持ちのいい
主観的・感情的She has a nice personality.
(彼女は素敵な性格です。)

“good” は「客観的」で、広く一般的な「良さ・評価の高さ」を表すことができます。
文脈によっては「まぁまぁかな」や「悪くないよ」という、ややネガティブな意味で使われることも覚えておきましょう。

“nice” は「主観的」で、より話し手の気持ちを込めて、好印象を持ったことを伝える表現でした。相手(人)を褒めたいときには積極的に“nice” を使って、英語で良好なコミュニケーションを取ってみてくださいね。

今回の例文を音読したり、実際に自分でも例文を作ってみたりして、“good” と “nice” の意味の違いを理解し、自然と使い分けられるようになりましょう!

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