- DMEメソッドの概要・効果・メリットが分かり、自分に合った学習方法か判断できる
- DMEメソッドのリアルな評判やデメリットも把握して、学習の失敗を防げる
- DMEメソッドの学習方法と学習できるサービス、上達のコツが分かる
4倍速で英語を習得でき、短期間での英会話上達に効果的とされるDMEメソッド。
しかし今まで様々な学習方法で失敗してきた人や、英語が苦手でどうすればいいか分からない人は、にわかには信じがたいですよね。
そこでDMEメソッドは本当に効果があるのか、根拠をリアルな口コミ評判とともに調査しました。
本記事を読み、よく比較されるカランメソッドとの違いも踏まえて、自分に最適な学習方法を見極めてみてください。
DMEメソッドとは?英語を英語のまま理解することで4倍速での習得を目指す学習法

DMEメソッドとは、1800年代後半に使用され始めた直接教授法であるダイレクトメソッドを基に開発された「ダイレクトメソッド・フォー・イングリッシュ」の略称です。
ダイレクトメソッドとは、英語を英語のまま理解する英語脳を育成することで、スピーディな英語力向上を図る学習方法です。
つまり、日本語に翻訳する手間を省くため、母国語を介す過程がありません。
ダイレクトメソッドの効果が大きかったことから、多くのスクールで応用され、2007年にDMEメソッドが誕生しました。
今では、誕生から世界30カ国1,000校以上に採用されているため、非常に信頼されているメソッドであることが証明されています。
DMEメソッドは、習得したい言語を使って質問と回答をひたすらリピートしていく学習方法で、4倍のスピードで語学習得が叶う※と言われています。
※詳しく後述します
先生とのスピード感溢れるやりとりで英語脳が刺激されることによって、今まで英語を話したことがなかったという人も、自然と英語が口から出てくることに喜びを感じるはずです。
DMEメソッドの英会話レッスンはどのような流れで進むか解説

DMEメソッドは、基本的に学習の進め方が定型化されています。
英語習得のためのカリキュラムがスクールによって大幅に異なる通常の日常英会話やビジネス英会話のような複雑さはなく、シンプルな学習方法であるため、英会話学習だからといって構える必要もありません。
そこで、シンプルでありながら、効果のある学習方法の秘訣をご紹介します。
以下は、後ほど紹介するオンライン英会話「イングリッシュベル」で行われている、DMEメソッドのレッスン風景です。
使用テキストとともに確認して、実際に練習してみてください。
先生が英語で質問を2回繰り返す【スピードは速いがリスニングに慣れれば大丈夫!】
まずは、先生から以下のような形で質問が2回繰り返されます。

Does bread have a nice smell?
Does bread have a nice smell?
ネイティブの英語のスピードは非常に速く感じられますが、2回質問されるため、リスニングに慣れてくると徐々に聞き取れるようになってきます。
生徒は質問に対して単語ではなくフルセンテンスの英文で回答する
先生からの質問に対して、生徒の人は以下のようにフルセンテンスで回答します。



Yes, bread has a nice smell. / No, bread doesn’t have a nice smell.
テキストに記載されている定型文、自身で考えた言葉、どちらの回答でも構いません。
とにかく、回答するスピードが重要です。
回答に悩んだり迷ったりして、うまく回答できない場合も先生が答えを導いてくれるため、安心して取り組めます。
初めは単純なオウム返しになる人も多いかもしれませんが、最終的には先生のガイドなしで、回答が自然にできるようになります。
上記の2ステップというシンプルな手順ですが、話すスピードが速いのと、ネイティブの発音であるために、初めは中学生レベルの英語でも難しく感じることもあるでしょう。
さらには、質問は聞き取れていても、回答時に「Yes」「No」だけの単語での回答では不十分である点がより難易度を高くしています。
とはいえ、母国語を介さないスピード感ある英語でのやり取りは、英会話スキル向上に必要不可欠な要素であるため、とにかく反復練習を意識しましょう。
生徒の回答を先生が訂正!ディクテーションを取り入れる場合も
生徒がフルセンテンスで回答し、文法や構成で間違えたところがあれば、先生が即座に訂正してくれます。
DMEメソッドのレッスン中は、基本的にテキストの文章を見らません。自力で英文を組み立てる必要がある点で、日本人学習者にとっては難易度が高いため、初心者は間違えて当然です。
訂正されても落ち込まず、すぐに正しい英文を復唱して、その場で完璧に言えるようになれば問題ありません。
またDMEメソッドでは、時々ディクテーションを実施することもあります。先生の音声を聞き取ったら、英文を聞こえたままチャットに書き込んで送信するのです。
正確にリスニングができるようになるための訓練ですが、タイピングが苦手な人には不利かもしれません。
文字の入力に自信がない人は、ディクテーションパートは飛ばしてもらった方が効率的なため、実施を希望しないと伝えましょう。
DMEメソッドとカランメソッドの効果の違い&おすすめできる人


DMEメソッドとよく比較される英語学習法が、カランメソッドです。どちらもダイレクトメソッドから発案されたメソッドであるため、基本的な効果や学習方法は類似しています。
とはいえ名称が異なるため、何が違うのか気になる人や、どちらを受けるべきか迷っている人もいるでしょう。


両者の違いとおすすめできる人の特徴は以下です。
DMEメソッド | カランメソッド | |
違い | ・2007年に生まれた新しい学習法 ・講師と生徒間で質問し、回答を双方向でやりとりする ・リスニング・スピーキングに加えて文法理解も重要・常に最先端の表現を学ぶ | ・ロンドンで誕生以来50年以上の歴史あり ・講師が質問し、生徒が答える ・リスニングとスピーキングが重要 ・文法も学べるが、特化したレッスンは特になく、とにかく話すことを重視 |
おすすめできる人 | ・英語初心者 ・TOIECや英検のスコアは良いのに実際の英会話が苦手な人 ・文法学習にも力を入れたい人 | ・英語中級者 ・長文で自分の意見を伝えられるようになりたい人 ・最速で英語を習得したい人 |
文法理解のための解説をしてくれる点からも、英語をゼロから学ぶという英語初心者の人であれば、迷わずDMEメソッドを選択することをおすすめします。
DMEメソッドの効果を実感するまでの期間&具体的な効果


DMEメソッドを学習することには、様々な効果があるとされています。さらには、通常の英語学習方法と比較しても短時間での習得が期待できます。
効果を実感するまでの目安期間は約1年「4倍速で習得できる」のは本当?


DMEメソッドは毎日地道に受講を続ければ、1年ほどでカリキュラムを修了することも可能です。さらに、学習を始める前のスキルの程度によりますが、人によっては4倍速で英語を習得できる可能性があります。
この数値は、ケンブリッジ英検プレミナリーの学習にかかった時間から結果が導き出されました。国際レベルの英語検定試験であるケンブリッジ検定の合格には、通常350時間ほど要すると言われています。
一方、カランメソッドを利用した英語学習を行った場合には、通常の学習法と比較して4倍速の、わずか平均80時間で合格することが実証されました。
そのため、カランメソッドをベースとしたDMEメソッドも、効率よく短期間で英語力を上げる手段であると考えられるのです。
※カランメソッドと異なり、DMEメソッドは自力で文章を作る必要がある分、習得まで多少の時間がかかる可能性あり
ここから具体的に、DMEメソッドにはどのような効果があるのか解説するので、チェックしていきましょう。
効果①英語脳が鍛えられて英語の反射速度が向上する
DMEメソッドは、自身のレベルに合わせた文章での質問と回答を反復する学習方法です。反復する間は、一切母国語を使用してはいけません。
理解する際に、頭の中で逐一母国語に変換していては瞬時に回答できず時間がかかってしまうからです。
もちろん、初めは単にオウム返しですが、最終的には先生のガイドなしで回答が瞬時に出てくるようになります。
そのため、DMEメソッド学習を継続することによって、英語で聞こえてきた音を日本語を介さずに英語で理解して回答できるようになるのです。
アメリカ人やイギリス人などのネイティブスピーカーは、やりとりのテンポが非常に速いですが、DMEメソッドの習得で、ネイティブとも臆することなくコミュニケーションが取れるようになります。
効果②英語の複数機能をバランスよく鍛えられる


DMEメソッドは、リスニング力やスピーキング力はもちろんのこと、リーディングの勉強もレッスンに組み込まれています。
つまりDMEメソッドによって、偏りのない学習ができ、英語の総合力をバランス良く強化できるのです。
特に、ネイティブと変わらないスピードで質問されるため、高い集中力が必要とされ、リスニング力強化に適しています。
発音チェックのためのリーディングレッスンもあるため、ネイティブに通じる速いスピードでの英語を習得できるでしょう。
なお回答には瞬発力が求められるため、考えながらの回答は厳禁です。
相手の質問を聞き取りながら考え、スピーディに回答する必要があるため、実際にネイティブと対峙する際にも瞬時に返せるようになります。
聞き取ることはできても、ネイティブと同等のスピードで話すことに苦手意識を持つ人は多いため、最初から速いスピードで英語を話す練習ができるのはありがたいポイントですね。
効果③単語ではなくフルセンテンスで話せるようになる
DMEメソッドでは、フルセンテンスでの回答を求められます。
そのため、それまで英会話の中で使いこなせなかった英文や言い回しなども発音する機会になり、多くの表現や文法を習得できるようになるのです。
特に、英会話を学んでいる人の中にも、単語は知っていても、使う場面や使い方がわからないという人もいると思います。
初めは、フルセンテンスでの回答が必要であるため大変さや窮屈さを感じるかもしれません。しかし、反復していくことで徐々に解消され、慣れてくると、自然と話すことが楽しくなってくるはずです。
フルセンテンスで会話できるようになると、回答するだけでなく質問もできるようになるため、英会話の上達を容易に実感できるようになるでしょう。
【実際の体験者の口コミ】DMEメソッドの良い評判と悪い評判


DMEメソッドは効果のある学習方法とはいえ、「DMEメソッド」という名称は初耳で、周りに学習している知人がいない人も多いと思います。
そこで、実際に受講経験のある方の感想から評判を確認し、今後DMEメソッドの受講を検討する際には参考にしていきましょう。
良い評判、悪い評判どちらも確認したうえで、自身に合っているかどうか考えてみてください。
DMEメソッドの良い評判:英語初心者が挫折せず最後まで学習を継続しやすい
DMEメソッドは、基本的な文法の解説も含めて指導されるため、英語初心者の人には適した学習方法です。
特に、使用する教材も子どもや初心者から上級レベルの方まで様々なレベルに合わせた内容が網羅されているため、理解が腹落ちした状態で学習を進められます。
さらに極端な長文もないため、途中で挫折することなく最後まで学習を継続できるよう設計されているのが、始めやすいポイントですね。
最初はレベルに関係なく、“The pen is on the book.”のようにかなりシンプルな文章でも、冠詞や動詞を間違えやすいものです。
ぜひ地道に訓練して、正確な英語で即答できるようになってください。
DMEメソッドの良い評判:実践的なコミュニケーションができるのがメリット


DMEメソッドでは、先生と生徒間の一方向のやりとりだけでなく、双方向のやりとりが可能であるため、実践的なコミュニケーションの方法を学べます。
先生からの質問だけであれば、質問内容をもとに、回答内容を暗記さえしてしまえば良いですよね。しかし生徒からも質問できるとなると、「疑問形に使う単語は何にするか」と自分から考える必要があります。
英語でどう答えるか思考する点で、自発的に考える力も養えるため、非常に効率的な学習方法なのです。
ただし、投稿主のように「完璧な回答」を求められることに苦手意識を感じる人は、一般的な英会話レッスンの方が向いている可能性があります。
一度体験して相性をチェックすることが大切ですね。
DMEメソッドの良い評判:英語脳を鍛えられる「英会話の筋トレ」
DMEメソッドでは、間を置かずに瞬発力を鍛えながら質問に対して回答していく形式をとっています。そのため、英語の質問にいかに回答するかという点に集中していると、しばらく自身の頭の中から母国語が消えているのを実感できるはずです。
自身がストレスなく理解できる母国語でない単語が頭の中を占めるため、筋トレのような負荷がかかるのは事実。
日本語に逐一翻訳しようとすると、先生からの質問に瞬時に対応できません。英語だけで考えて話すことで、高速スピードでの英語脳のトレーニングに繋がるというわけです。
DMEメソッドの良い評判:発音向上のトレーニングができる


学習のステージが進むにつれ、リーディングのトレーニングが行われるようになります。ある程度の長さの文章の音読によって、先生による発音のチェックがなされるのです。
日本人で英語を勉強している人の中には、「英語は理解できるけれど、自分が英語で話す内容はネイティブに通じない」と悩んでいる人も少なくないでしょう。
それを解消するかのごとく、DMEメソッドでは単純に英語を話せるという状態ではなく、ネイティブに通じる英語を習得できるようにトレーニングを行います。
DMEメソッドの良い評判:丁寧にフルセンテンスで話す練習ができる
「先生からの質問に対する回答は、フルセンテンスで」と前述しましたが、初めはフルセンテンスでの回答に苦戦する人もいるでしょう。
しかし、継続することで慣れてくると、フルセンテンスで回答できるようになることに喜びを感じるようになります。もちろん初めのうちは、言いたいことが英語で表現できずにもどかしく感じることがあります。
しかし、徐々に質問で聞き取った内容を、回答に盛り込むことができるようになり、スラスラと話せるタイミングが訪れるはずです。
言いたいことが表現できないからと挫折するのではなく、とにかく言えるようになるまで継続することが重要です。
DMEメソッドの悪い評判と解決策:まずは「継続」が大切なため前向きな気持ちになれるよう工夫しながらレッスンしよう


DMEメソッドは、質問されるスピードも速いうえに、瞬時に回答する必要があります。
そのため英語初心者の方からすると、頭の中が混乱してパニックに陥ることもあるでしょう。
確かに、スピードの速い英語には焦ってしまうかもしれませんが、とにかく継続することで聞き慣れるタイミングと少しずつ言葉が出てくるタイミングが訪れるはずです。
大変だからこそ、負荷がかかります。「大変な分、上達も早い」とポジティブに捉えて継続していきましょう。
初めは、先生からの質問や自身で回答を考える質疑応答のスタイルに新鮮味を感じて、楽しんでレッスンできるかもしれません。
しかし、人によっては、上達しないことやこれ以上上達の見込みがないなどという理由で、飽きてくることもあるでしょう。
ただ、DMEメソッドでは教材も豊富に用意されており、自分の言葉で意見を述べる機会や、記載事項を読んで設問に答えるなどリーディング・ライティングを強化できるカリキュラムも準備されています。


初心者の人もある程度DMEメソッドのレッスンを受けた結果、ほとんどの英語の質問には回答できるようになり、淡々と回答するレッスンが続くこともあるでしょう。英会話レッスンが単調に感じられるということは、成長している証でもあります。
ただ、単調なレッスンスタイルが「つまらない」と感じるようであれば、教材を変えるなどしてメリハリのあるレッスンを行う必要があるでしょう。
初めて英語を学ぶ人におすすめのDMEメソッドであるため、発音や文法面でも非常に細かく指導してくれます。
発話する度に正確な文法に訂正されると、なかなか先に進めずもどかしくなり、精神的に疲れてしまうこともあるかもしれません。
ただ、初めのうちから細かい指摘を受けておくと、後々のレッスンが楽になります。初めから少し細かく、そして厳しくレッスンしてもらうのも、早期上達のための一手段です。
DMEメソッドvs他の学習法:メリット・デメリットを徹底比較


英語のあらゆる機能を効果的かつ短時間で得られると話題のDMEメソッドですが、もちろん全ての人に万能な効果があるわけではありません。
そこでここから、DMEメソッドのメリット・デメリットを、他の学習法とも比較しながら紹介していきます。内容を参考に、自分に合った学習法か確認してみてください。
DMEメソッドのメリット5選!生きた英語を習得できる
マンツーマンでフルセンテンスの回答を求められるためスピーキングの量が多い
DMEメソッドでは、基本的に先生と一対一で常に会話している状態が続くため、自身の英語のスピーキング量は非常に多くなります。
さらには、フルセンテンスでの回答が求められるため、文章を構成する分話す量も自ずと増えます。
英語力を向上させるためには、話す量を増やすことは非常に大切なため、積極的に自身の発言量を増やすのがおすすめ。
DMEメソッドの個人レッスンなら、英会話教室や英会話カフェでのグループレッスンよりも、1人あたりの発言量が多く、英語を話す力の強化が可能です。
耳にした英語をいちいち日本語に翻訳する癖をなくせる


海外のインタビューやニュースなどの映像で、英語を耳にした時、反射的に日本語に訳す癖がついていませんか?
日本語に訳して細かいニュアンスや正しい内容を把握することも大事ですが、英語でコミュニケーションを取るうえでは、スピードを落とす要因になりかねません。
DMEメソッドではネイティブと同等のスピード感ある会話の実現のために、質疑応答のスピードを上げることで、英語を脳内で日本語に訳す手間を省いていきます。
結果的に、聞こえた英語を英語のまま理解する力が鍛えられ、ネイティブスピーカーの問いかけにも瞬時に英語で答えられるようになるのです。
ライティング・スピーキング・リスニングなどの総合的なトレーニングができる
英語初心者にも推奨されているDMEメソッドは、細かい文法までカリキュラムに含まれているため、ライティングに必要な文法力を強化できます。
加えて、講師とのやり取りがそのままリスニングやスピーキングなどのトレーニングにもなるため、総合的に英語力の向上を図ることが可能です。
ライティングには英作文用のテキスト、リスニングには洋画でのトレーニング、スピーキングにはAI英会話アプリでのトレーニングなどと、教材を分ける必要はありません。口と耳を動かしながら、同時に文法理解を進めていくことができるのです。
実際に話しながら英語の文法を習得することで「テキストとにらめっこしても文法を理解できない……」という無駄な時間をなくせる


文法を学習する際には、「机上で先生に教わりながら習得し、テストの実施によって定着を確認する」という形式で勉強してきたのではないでしょうか?
しかしDMEメソッドでは、机に向かって英語のテキストとにらめっこする必要がなく、話しながらの学習が可能です。
机上での学習の場合、テストでは回答できるのに、実践形式で会話すると全く生かしきれていないことも多いでしょう。
そのため、何度も反復しながら会話することで身に付く文法力に驚くはずです。
教材内容が3〜4年毎にアップデートされる【最新の「生きた英語表現」を学べる教材を使うことが重要!】
DMEメソッド自体、新しい英語学習メソッドではありますが、テキストの内容が3〜4年毎にアップデートされます。そのため、常に最新の内容でタイムリーな話題をもとに英語を学べます。
特に、英語は時流に合わせて様々に変化していくものです。せっかく学んでいるのに、古い本の言い回しや昔のニュース映像を教材に学んでいるだけでは、時代に取り残されてしまいます。
生きた英語を身につけるためには、最新の言い回しや話題について学習できる教材を利用することは非常に重要です。
DMEメソッドのデメリット3選|意識的な学習でマンネリ化を防ぐことが大切
レベルを問わずステージ1から受講する手間と時間がかかる


DMEメソッドは、Book1〜Book9でカリキュラムが構成されています。
そのため、オンライン英会話でレッスンを受ける場合には、英語のレベルに関わらず最初のBook1からの受講を推奨されます。
中級者以上の方であれば、容易に理解できる内容をこなしていくわけですから、退屈に感じることもあるでしょう。
場合によっては実力テストを受験して、判定結果に応じて途中のレベルからスタートも可能です。
しかし、思ったより難易度が高かったと感じるケースも少なくはないため、英語をゼロから学び直す復習だと考えて取り組むと良いでしょう。
特に初心者はスピーディーな英語での質問攻撃を苦痛に感じる場合がある
質疑応答だけならまだしも、ネイティブと同水準の速いスピードでのやりとりであるため、人によっては急かされるような気持ちになるでしょう。
初めてレッスンを受ける初心者は、圧倒されるかもしれません。
ただ圧倒されてばかりで黙り込んでしまっては、せっかくのレッスンが無駄になってしまいます。実際にメソッドを使ったレッスンが難しかった場合は、いったん中断して、不明点や自分だけでは解決できないと感じたことを質問・相談してみましょう。
先生も受講生が黙り込んでしまっていては、助けようにも難しいものです。不明点を共有することで、先生からの補助も得られるようになりますよ。
また講師との相性が悪いと、スムーズにやり取りできない可能性があります。うまく息を合わせられず、質問・即答のリズムが乱れて、思うように効果を発揮できません。
講師の評価やプロフィールを見て、相性が良さそうかしっかり確認することが大切です。
レッスンのスピードが速く単調であるため飽きを感じやすい
DMEメソッドのレッスンは、ほとんどの場合型が決まっているため、慣れてくると飽きてしまう可能性があります。
まずは教科書的なフレーズを学んでいくため、フリートークのような自由形式での会話はカリキュラムに含まれていないのです。
DMEメソッドでは、先生に質問する機会が得られるコミュニケーションエクササイズが徐々に登場しますが、初期はひたすらオウム返しを行うことになります。
そのため予習や復習を念入りに行い、自身のレベルを把握しながら学習を進めれば、マンネリ化した気分を改められますよ。
DMEメソッドを学べるオンライン英会話を紹介


中には、DMEメソッドを学ぶために、スクールが充実したフィリピンに留学する人もいます。しかしオンライン英会話を利用すれば、日本国内でも留学なしでDMEメソッドを学ぶことが可能です。
ここから、DMEメソッドのレッスンに定評のある2つのオンライン英会話スクールを紹介します。
イングリッシュベルは品質面で認定された信頼度の高い英会話スクール


イングリッシュベルは、業界初ISO9001認定の英会話オンラインスクールです。
ISO9001とは、会社や組織が提供する商品やサービスの品質向上を目的とした品質マネジメントシステム規格のことです。
品質・価格・納期などのバランスを重視して顧客対応に取り組んでいる証になります。
つまり、安心して高品質な英会話レッスンを受講できるのです。
イングリッシュベルの特徴は以下の3点です。
24時間営業
オンライン英会話とはいえ、25時頃までのレッスンが最後のクラスであるスクールが多い中、イングリッシュベルは24時間開講しています。
早朝や夜間など、仕事やプライベートの都合に合わせて、いつでも好きな時間にレッスンを受講できる親切なスクールですね。
ただしフィリピンの祝日(お正月・イースター・クリスマス・セブで祭りが催される日など)は休日です。年間およ6日の休日があると考えておいてください。
選べる豊富なクラス
イングリッシュベルでは、生徒一人ひとりのレベルや目的に合わせた21種類以上のクラスを用意しています。
そのため、日常英会話クラスやTOEICクラス、発音クラスなどを日によって自分でカスタマイズして時間割を組めるのです。
信頼できるメソッドレッスン
イングリッシュベルでは、ダイレクトメソッドのレッスンに最も力を入れています。
DMEメソッドに関しては、日本の英会話学校として初めて取り入れたスクールであり、オンライン英会話スクールでは世界初となる快挙です。
メソッドティーチングに定評のある先生たちが、スピーキングの上達をサポートします。
イングリッシュベルのコースには、毎月同じプランが自動更新されるタイプと好きな時に好きな回数だけレッスンを受講できるタイプの2種類があります。
コース(25分) | 自動更新プラン(税込) | その都度購入プラン(税込) |
月5回プラン | 3,861円 | 4,290円 |
月10回プラン | 6,336円 | 7,040円 |
月20回プラン | 9,702円 | 10,780円 |
月40回プラン | 17,721円 | 19,690円 |
デイタイム月40回プラン(午前8〜午後6時限定) | なし | 16,940円 |
レッスンを受講していきながら、徐々に自身のペースで受講できるコースを見つけていくと良いでしょう。
また、イングリッシュベルの先生は全員が教師経験者であるため、わかりやすく丁寧なレッスンを提供してくれます。
効果的に英語脳を作り出してスピーキング力を向上させたい人は、イングリッシュベルでの学習がおすすめですよ。
iTalk English(アイトーク)は顧客満足度の高さと社員研修への導入実績が強み


アイトークも、イングリッシュベルと同様にDMEメソッドのレッスンを受講できるオンライン英会話スクールです。
アイトークの特徴は以下の3点です。
大手サーベイ社顧客満足度ランキングで総合1位
顧客満足度調査で1位となっていることからもわかる通り、業界内でも実力の高い講師陣からレッスンを受講できます。社員研修に導入している企業も多いため、安心してレッスンに取り組めます。
レッスン時間は25分
基本的にレッスン時間は25分で、育児や家事、仕事休憩の合間にもレッスンが可能です。短時間で集中力を切らさずに受講できるため、無理なく継続できます。
高いクオリティの画像と音質を提供
アイトークは、レッスン用ツールとしてスカイプ(Skype)を使用しています。スカイプを使用していると、通信の影響で画質や音質に異常が生じるケースもありますが、アイトークは3社のプロバイダーと契約し、7本のインターネット回線の導入に成功。
オンライン英会話スクールの中でも高品質の授業を提供できるようになりました。
そのため、画像や音声が途切れることによるストレスを感じずに、オンライン英会話レッスンが受講できますよ。
コース料金の見方は非常にシンプルであるため、わかりやすい設計となっています。
コース名 | 価格(税込) | 内容 |
DME12 | 5,379円 | 1回25分のレッスンを12回受講可能 |
DME25 | 10,450円 | 1回25分のレッスンを25回受講可能 |
DME52 | 20,168円 | 1回25分のレッスンを52回受講可能 |
DMEコースは予約が3回分可能で、有効期限は3ヶ月です。
自身のライフスタイルを考慮し、無理のない学習スケジュールを立てて、コースを見極めていくと良いでしょう。
DMEメソッドで英会話力を向上させるためのレッスンの受け方


DMEメソッドは、確かに短時間で効果的に学習できるメソッドではありますが、毎回のレッスンを受け身で受講していてはせっかくのレッスンが台無しです。
DMEメソッドのレッスンの効果をさらに上げるためにも、自身でも積極的なレッスンの受講が重要です。
DMEメソッドを生かすレッスンの受け方を以下で紹介しますので、これからDMEメソッドを受講する人や、現在受講している人はぜひ参考にしてみてください。
授業前後に必ず予習復習することで不明点やミスを解消して間違いを繰り返さないようにする
DMEメソッドを受講するうえでは、授業の予習復習は必須です。
先生との質問・回答のレッスンが始まるとスピーディに進んでいくため、文法や発音を調べる時間はありません。
そのためレッスンでわからなかった単語や使い回しなどは、メモに留めて後ほど調べる必要があります。
一度つまずいた部分は、知識を定着させない限りは何度でもつまずきます。
不明点は、都度解消していき、同じミスを繰り返さないよう心がけましょう。
うまく話せなくても自然と単語が口に出るようになるまで毎日レッスンを継続する


DMEメソッドでは、継続したレッスンが重要です。
1回のレッスン時間はスクールによっても異なりますが、極力毎日レッスンの予約を取るようにしましょう。最低でも週に2回の受講は必須です。
月に1度や2週間に1度などのスパンでの学習は、前回学習した内容を思い出すところから学習が始まり、とても効率の良い学習方法だとはいえません。
時には、毎日継続してレッスンを行っていても、なかなか上達しなかったり単語が出てこなかったりして悩むこともあるかもしれませんが、途中で諦めずに根気よく継続することで、徐々に自然と口から単語が出てくる経験ができるはずです。
英語レベルに関わらずDMEメソッドのレッスンは誰もが初級レベルからコツコツ始める
DMEメソッドは、基本的に生徒の方のレベルに関わらず、レベル1からの学習をスタートすることを推奨しています。
ある程度英語を理解している人からすると、初級レベルから学習する必要はないと思うかもしれません。
しかし、DMEメソッドはシステム化されており、最初の部分を学習していないことでメソッド自体の効果が減少してしまうのです。
すでに中級レベルの英語力があれば、ステージ1から開始しても通常よりも速いスピードで終えられます。
そのため中級者は「英語ではなく、DMEメソッドの基礎を学んでいる」という認識で、初歩から学習を進めてみてください。
基礎を築き上げることで、後々の学習もスムーズに進められるため、時間が勿体無いと思わずに、コツコツ学習を積み上げていきましょう。
DMEメソッドの効果を感じたい人からよくある質問と回答


Q:DMEメソッドの市販教材は売っていないの?
基本的にDMEメソッドを受講する際に使用する教材については、スクールを通じて購入するケースが多いです。一般の書店等では取り扱いがないため、DMEメソッドの学習に興味がある人はまずスクールなどで確認する必要があります。
Q:全く英語が話せなくて不安…こんな自分でもDMEメソッドについていける?
むしろ、DMEメソッドは英語初心者の人に適した学習方法です。文法が学べるうえに、発話量も十分に取ることができます。スクールによっては、DMEメソッドのレベルも分けてあるため、初級レベルのクラスの受講をおすすめします。
初めは先生からの英語での質問に焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし徐々に慣れてきますので、落ち着いて継続していくことで、スピード感ある学習効果が期待できるはずです。
Q:DMEメソッドは1日何分くらいやるべき?毎日やらなきゃダメ?
基本的には、スクールのレッスンを毎日受講することが推奨されています。スクールによっても時間は異なりますが、50分のレッスンでも毎日の受講がおすすめです。
ただ、毎日受講できない事情や都合がある場合には毎日でなくても問題ありません。
最速で上達させるために、上記の時間が必要であると考えられているため、自身の負荷がかかりすぎない程度で、学習するようにしましょう。大事なのは、継続することです。
Q:DMEメソッドは子どもでも効果はある?
お子様の年齢にもよりますが、DMEメソッドでは基本的に小学校高学年以降のお子様に向けた教材を使用しています。そのため、アルファベットから学習する必要のあるお子様であれば少し難易度は高くなりますが、中学生が勉強するような文法を学習する力のあるお子様であれば効率的な学習が可能です。
アルファベットを理解しており、簡単な質問への受け答えができる程度に情報処理能力が高い状態であれば、DMEメソッドを使用した学習での効果が期待できるでしょう。