assure / ensure / insure の違いを分かりやすく解説【例文付き】

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assure / ensure / insure は、いずれも「保証する」という意味・ニュアンスを持つ動詞です。

しかし、意味だけでなく、スペル・発音も似ている単語であり、混同している方も多いのではないでしょうか?

実際に英会話の場面で、こんな風に迷ったことはありませんか?

例:「その映画は本当に素晴らしいと私が保証するよ!」と言いたい。
でも、この場合の「保証する」は、assure / ensure / insure どれが適切な表現なんだっけ……?

今は迷っている人も、本記事を読めばassure / ensure / insure の違いを明確に理解でき、今後迷うことがなくなりますよ!

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目次

結論:assureは(人を)安心させる・ensureは(物事を)確実にする・insureは保険をかける

assureは 「人を安心させる・人に約束する」
ensureは 「物事を確実にする・保証する」
insureは 「物に保険をかける」
という意味です。

assureには「安心」というニュアンスがあり、安心させる対象は人です。ensureとinsureは「何かを確実にする」というニュアンスで、対象には物が含まれます。

また、
assureは「感情的」
ensureは「客観的」
insureは「物理的(保険契約に関する話題)」

というニュアンスもあるのが特徴です。

assure / ensure / insureの違い!

動詞意味ポイント
assure安心させる・約束する対象物が人
・誰かの不安な気持ちを取り除くときに使う
・感情的なニュアンスを含む
ensure確実にする・保証する物事を確実にする
・確証するときに使う
・客観的で冷静なニュアンス
insure保険をかける保険契約に関する話題で使う
・物理的なリスクや損失に備える際に使う

上記の表を参照しながら、assure / ensure / insureの違いを理解し、使い分けられるようになりましょう。

ただ、暗記しようとしてもうまく覚えられなかったり、短期間で忘れてしまったりするかもしれません。それぞれのニュアンスを例文とともにチェックして、使い方をマスターできるよう解説していきますね。

映画の素晴らしさを「保証するよ!」は相手を安心させている&感情的なニュアンス=“assure” が適切

まずは、冒頭の例文「その映画は本当に素晴らしいと私が保証するよ!」に適切な表現は、assure / ensure / insureのどれか考えてみましょう。

この言葉を掛けられている相手は、その映画が面白いのか分からず、観ようか悩んでいます。
そこで話し手が、「素晴らしい作品だから大丈夫だよ! ぜひ観てみてよ」と安心させている状況です。

「素晴らしいと保証するから」と言われたら、少し安心して「じゃあ、観てみようかな」と前向きな気持ちになれますよね。

話し手が自信を持って映画の素晴らしさを伝えており、より感情的なニュアンスも含まれています。

「相手を安心させている」「感情的なニュアンスを含む」という点から、「安心させる・約束させる」を意味する“assure” が適切な表現ですね。

▼正しい文章:I can assure you that the movie is really great!

以下より、assure / ensure / insure の違いをさらに分かりやすく解説していきます。

“assure”は「人を安心させる・人に約束する」という意味の英語表現

“assure” は「人を安心させる・人に約束する」という意味の英語表現で、ポイントは話し手の「感情的なニュアンス」を伴うことです。

相手の不安を取り除き、気持ちを落ち着けてもらえるようにしているイメージで、以下の例文を読んでみると、ニュアンスへの理解が深まりますよ。

▼例文

She assured her friend that she would arrive on time.
(彼女は友達に時間通りに到着すると約束しました。)

⇒ 定刻の到着を約束し、友人を安心させている。

I assure you, the recipe is easy to follow!
お約束します、そのレシピは簡単にできますよ!)

⇒ 簡単なレシピであることを約束し、聞き手の不安を取り除いている。

He assured his parents that he would be careful while driving.
(彼は両親に、運転する際は注意することを約束しました。)

⇒ 気を付けて運転することを約束し、両親を安心させている。

例文ではすべて、話し手が相手を「安心させる」という状況で、より感情的なニュアンスを含んでいることが分かりますね。
このように相手の気持ちに寄り添い、安心させるというニュアンスが含まれる場合は、“assure” が適しています。

“ensure” は「確実にする・保証する」という意味の英語表現

“ensure” は「確実にする・保証する」という意味です。 “assure” と違って「感情」はあまり差し挟みません。比較的「冷静で客観的なニュアンス」で、単に物事を確実にする・保証するときに使用するのが“ensure” の特徴です。

“ensure” のニュアンスを分かりやすく確認できる例文として、国連が掲げた「持続可能な開発(SDGs)」の目標内の文章を見ていきましょう。

ensure that all human beings can fulfil their potential in dignity and equality and in a healthy environment.
引用:United Nations “Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development
拙訳:(すべての人間が、潜在的な能力を尊厳・平等・健全な環境のなかで発揮できるよう確実に保証する。)

国連は貧困と飢餓をなくし、地球上の全人類が強みを発揮できるよう「確実に保証する」ことを目標としています。

このように“ensure” は、物事を冷静に保証するニュアンスを含むのが特徴です。感情を含まず、事実を冷静に伝えるフォーマルな書類で使われるケースが多いと覚えておきましょう。

▼例文

Double-check your bag to ensure you have everything you need.
(必要なものがすべて揃っていることを確認するために、バッグの中を再確認してください。)

I want to ensure that the project is completed on time.
(プロジェクトが時間通りに完了するよう、確実にしたいです。)

Please ensure the windows are closed before leaving.
(出る前に窓が閉まっていることを確認してください。)

上記の例文からも、“ensure”が淡々と事実を説明しており、“assure” のように話し手の感情を差し挟まないことがわかりますね。単に物事を「確実にする・保証する」ときに使う、客観的で冷静なニュアンスを持つ表現です。

“insure” は「保険をかける・確実にする・保証する」という意味の英語表現

“insure” は「保険をかける・確実にする・保証する」という意味の表現です。“assure” や “ensure” とは少し意味が離れ、保険契約に関する話題や、様々なリスクや損失に備える際に使います

▼例文

Homeowners insure their houses to protect against various risks.
(家の所有者は、さまざまなリスクから守るため、家を保険に入れます。)

Make sure to insure your luggage when traveling.
(旅行する際は、持ち物に保険をかけることを忘れないでください。)

You should insure valuable items like jewelry separately.
(宝石などの貴重なものは別途保険に加入すべきです。)

“insure” は、“assure” や “ensure” とは異なり、「保険」という固有の文脈で使われる表現のため、比較的覚えやすいかもしれません。

英会話で“insure”を使おうとして迷う要素があるとすれば、主語でしょう。保険に加入する人も、実際に保険をかける保険会社も、両方が主語になり得るためです。

初心者は、シンプルに状態を表現することを意識して、
「私は車に保険をかけた」
と、常に自分を主語にすると、間違いを防げるのでおすすめですよ。

また名詞形 “insurance” が「保険」という意味の英単語だと押さえれば、動詞“insure” の判別に迷わなくなります

※ “insurance company”:保険会社

参考までに、“insurance” を使った保険関連の用語を紹介するので、覚えておくと便利ですよ。

~ 参考:保険関連の用語 ~

Insurance Company(保険会社)

Insurance Policy(保険証書)

Insurance Premium(保険料)

Insurance Claim(保険金請求)

Health Insurance(健康保険)

Life Insurance(生命保険)

Auto Insurance(自動車保険)

Travel Insurance(旅行保険)

“insure”は、時には「質を担保する」という意味合いで、“ensure”と同様の使われ方をすることもありますが、ケースとしては少ないです。

基本的に、「保険」というニュアンスが含まれる文脈では“insure” を使うと覚えておけば、問題ないですよ。

assure / ensure / insure について理解度チェックテスト!

assure / ensure / insure について、内容が頭に入っているか、理解度チェックテストで確認しましょう!

以下の太字部分を、より適切な表現に変えてください。

① Please ensure me that everything will be okay.
(和訳:すべてうまく行くように、私を安心させてください。)

② I need to assure my car before I can drive it.
(和訳:車を運転する前に保険をかける必要がある。)

③ Please insure that the doors are locked.
(和訳:ドアがロックされていることを確かめてください。)

解答

① Please assure me that everything will be okay.
「安心させる」は“assure” が適切

② I need to insure my car before I can drive it.
「保険をかける」は“insure” が適切

③ Please ensure that the doors are locked.
「確実にする」は“ensure” が適切

うまく回答できましたか? 最後にまとめをチェックして、各表現の違いをしっかり理解し、マスターしていきましょう!

違いまとめ:assure=安心させる・ensure=確実にする・insure=保険をかける

あらためて、assure / ensure / insure の違いをまとめると、以下の通りです。

動詞意味ポイント
assure安心させる・約束する対象物が人
・誰かの不安な気持ちを取り除くときに使う
・感情的なニュアンスを含む
ensure確実にする・保証する物事を確実にする
・確証するときに使う
・客観的で冷静なニュアンス
insure保険をかける保険契約に関する話題で使う
・物理的なリスクや損失に備える際に使う

“assure” は人を安心させる・“ensure” は物事を確証する・“insure” は保険をかけるというニュアンスさえ押さればOKです。

今回紹介した例文を音読して形式を覚えれば、時制や名詞を変えるだけで、さまざまシチュエーションごとに表現を使いこなせるようになります。

実際に3つを使った例文を自分で作ってみるのも、理解が深まりおすすめです。
文字を書くのが面倒な人は、スマホのメモアプリに文字を打ち込んで英作文を完成させると、効率的に理解できますよ

自分に合ったやり方で、assure / ensure / insure の違いをマスターして、正しく使い分けられるようになりましょう!

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