- 大人の英語初心者が取り組むべき英語学習の手順とコツをつかめる
- 大人になってから英語を勉強するうえでNGな学習法を理解し対策できる
- 大人がスキマ時間に英語の勉強を進めるためのアプリや書籍、ツールなどを活用できる

「大人になっても英語を話せるようになれないので、ゼロから勉強し直したい」



「忙しい社会人なので、限られた時間内で効率的に英語力を高めたい」
上記のように考えながらも、なかなか行動に移せない英語初心者の人は多いものです。
今回は、初心者が英語をマスターする手順・コツを、避けるべきNGな学習法とともに解説します。
大人になってからでも今すぐ実践できる勉強のポイントを押さえ、スラスラと英語を読んだり、話したりできる状態を目指しましょう。
大人の初心者は英語を話せるようになる?まず取り組むべき英語勉強法7つを正しい順番で解説


「大人になってから英語を勉強しても意味はない」
「若い頃と違って、勉強した内容をすぐに吸収できないので、英会話ができるようにはならない」
上記のように不安を抱える人も多いと思いますが、正しく効率的な学習方法を押さえれば、何歳からでも英語を話せるようになります。
ただ大人になってから、新しく言語を習得しようとすると、勉強時間の確保や費用の捻出に苦労することもあるでしょう。
そのため、大人はまず英語学習の目標や目的を定めることからスタートし、目的にふさわしくない無駄な学習の労力を省く必要があります。
以下のような順番で学習を進めると、効率的な学習が可能です。
- 自分の特性を理解して自分にとって最適な勉強法を知る
- 基礎英語力構築のため中学英語レベルの単語をインプット
- 大人になって理解力が上がった状態で中学英語レベルの英文法をインプット
- 音声変化のルールの学習後、ひたすら発音してアウトプット
- お手本の音声に遅れて発音するシャドーイングをマスター
- 学習した内容をオンライン英会話や英作文でアウトプット
- 実践を繰り返す中でつまずいた箇所や不安な箇所は徹底的に復習
以降で、それぞれの内容を詳しく解説していきます。
自分の特性を理解して自分にとって最適な勉強法で取り組む


英語を習得するためには、自身にとって正しい勉強法を知る必要があります。
学生の頃であれば、ただ先生から指示される課題や授業で勉強するだけで、英語テストである程度の点数は取れたかもしれません。
しかしそれだけで、英語を話せるレベルにまで上達させられた人はおそらく少ないでしょう。
従来の学校の授業は、英語を読んだり聴いたりする学習がメインであり、実際に話すためのカリキュラムは少なかったためです。
文法学習や長文読解などは正しい勉強法ですが、「英語で話す」という目的に沿った方法ではありません。まずは目的に合わせた勉強法を確立することが重要なのです。
その上で、自身の特性を考慮し、最適な学習法を取り入れるのがベスト。例えば暗記が苦手な人が、ひたすら文字を追って単語を覚えようとしても難しいですよね。
「暗記は苦手だからイラストを使って視覚的に覚える」など、自身の特性に合った学習法を取り入れることが上達への近道ですよ。
基礎英語力構築のため中学英語レベルの単語をインプット


英語を習得するためには、まずは基礎となる中学校レベルの英単語の十分なインプットが必要不可欠です。
人が外国語を身につけるプロセスを研究した学問分野に、第二言語習得理論があります。
理論では、「読む・聞く」といったインプットだけでなく、「書く・話す」のアウトプットで学習するのが、効果的な学習方法であるとされています。
やみくもなアウトプットではなく、土台となる知識のインプットが大切ということです。
そこで最初は英会話の土台となる、中学レベルの英単語からインプットを行いましょう。
重要なのは、何度も繰り返し単語に触れることです。
大人が英語を学習する際には、ビジネスシーンでの利用も含めて長期的な英語の習得を目指す人もいます。そこで、より長期的に記憶に残りやすくする遅延効果を狙うのがおすすめです。
遅延効果とは、新しい情報に触れた後、復習までの期間をあけることで記憶できる期間が長くなるというもの。
エビングハウスの忘却曲線について言及した早稲田大学の研究によると、人の脳は1度勉強したことを1時間後には56%、1日後には74%忘れていると言われています。
つまり、集中して30単語を習得した場合にも、1時間後には13個程度しか覚えていないことになるのです。
内容を長期記憶に定着させるためには、ピョートル・ウォズニアック氏が提唱する、以下の期間で学習するインターバル復習がおすすめです。
一定期間を置いて何度も同じ内容を覚えることで、情報が必要な知識として脳にインプットされていきます。
日常的に目にする場所に単語が書かれた紙を貼ったり、アプリでスキマ時間に見直したりと、復習を繰り返しながら、英単語の知識を記憶に定着させていきましょう。
大人になって理解力が上がった状態で中学英語レベルの英文法をインプット


英単語の次に理解する必要があるのが、英文法です。
日本語とはまるで異なる英文法ですが、大人になった今なら現役中学生の頃よりも理解力が上がっており、スムーズに理解しやすいはず。スキマ時間にサッと読むだけで情報を整理できるような、わかりやすい文法書を1冊手に取って、何度もやり込み完璧に理解しましょう。
「総合英語 Evergreen」は大学受験やTOEIC、日常英会話で必要な英文法の知識が網羅・整理されており、一からしっかり理解できるためおすすめですよ。
英語が苦手な人も、理解力が高まった大人になってから中学校レベルの参考書を読んでみると、不思議と内容が頭に入ってくるものです。
基礎的な英文法がわかると、普段生活する中で見かける英語のフレーズを理解できるタイミングが増えて、「英語がわかる喜び」が感じられます。
「英語は難しい・苦手・嫌い」という思い込みが学習を妨げやすいもの。固定観念を捨てるためにも、基礎文法を復習して、「英語ってこんなにわかりやすかったんだ」という体験を味わってみてください。
また文法の効率的な学習法としては、以下で説明する認知文法の理解からパターンプラクティスの順で学習すると効果が期待できます。
認知文法とは、単語が本来持っているイメージを理解することを指します。
学校では、文法の持つ意味をルールとして教わり、文章によってどの意味が合致するかを判断していました。
それとは異なる認知文法に基づく学習は、以下のような方法です。
例えば、【現在完了形have+過去分詞】の意味を学習する際に、従来では以下のように意味の種類を教わりました。
- 継続
- 経験
- 完了・結果
しかし、認知文法に基づく学習においては、「過去から現在まで連続して動作や状況が繋がっているイメージ」と理解するのです。
そうすることによって、細かく日本語に訳す必要がなくなり、あらゆる英文の意味を瞬時に理解できるようになります。
音声変化のルールの学習後、ひたすら発音してアウトプット


英単語と英文法のインプットが完了したら、次は音読でアウトプットを行いましょう。
その際には、音声変化のルールやフォニックスと呼ばれる発音と文字の関係性を学ぶ必要があります。
単に、単語の発音ができるだけでは、実際にネイティブと対峙した際に会話ができるようにはなりません。
「I have a pen.」は、「アイ ハブ ア ペン」と読むのではなく、音同士が連結されて「アイ ハヴァ ペン」と発音されることを知る必要があります。
また「bag(鞄)」も、アルファベット単体では「ビーエージー」と表しますが、音自体は「ブアグ」です。文字が繋がることで「バァグ」のように発音されることを学ぶ必要があります。
上記のように、音声が変化することや音自体が持つ発音を知らずにいる日本人は多いものです。
英語圏では読み方の規則について学ぶ「フォニックス」を教育現場で採り入れており、音声変化について子供の段階からしっかり学べます。
しかし研究論文「英語科教育法における英語学の意義」でも言及されている通り、日本の教育機関で「フォニックス」による発音学習は普及してきませんでした。
日本人の、しかも学校教育から遠ざかった大人が、正しい発音を1つずつ覚えていくのは気の遠くなる作業ですよね。ルールさえ知ることができれば、英語を一目見た瞬間に正しい発音が分かり、格段に学習の効率が上がりますよ。
お手本の音声に遅れて発音するシャドーイングをマスター


英語初心者のアウトプットには、「シャドーイング」という、お手本の英語音声を追いかけて発音するスピーキング方法がおすすめです。


なぜなら、シャドーイングは耳と口をフル稼働させ、聞く作業と話す作業を同時に行う必要があるためです。英語を英語のまま理解する英語脳を作るのに効果的とされています。
シャドーイングを行う際のコツは、流れてくる音声のお手本を完璧にコピーするつもりで真似ること。その際に、大きな声でハキハキと話すのも重要です。
その結果、ネイティブのスピーキングスピードに慣れ、発音が体に染み付くようになり、英語を英語のまま理解する力もつきます。
とはいえシャドーイングは、慣れるまではネイティブのスピーキングスピードや意味を理解するのが困難で難しく感じる場合もあるため、初めは音声スピードをゆるめて行うと良いでしょう。
学習した内容をオンライン英会話や英作文でアウトプット


ある程度のインプットとアウトプットが完了したら、次はオンライン英会話を利用して、自己学習の成果を実践するのがおすすめです。
仕事や家事で忙しい場合には、学習時間の確保も非常に困難なため、強制的にネイティブとの対話の時間を作る必要があります。
オンライン英会話であれば通学が不要であり、直前まで予約を受け付けているため、時間の融通が利くのがメリットです。
レッスンの時間も短く、スキマ時間に利用できるため、忙しい仕事の合間でも受講できます。
ネイティブと対峙するだけでも、自己学習とは比較できないほど実践的なスピーキングの練習ができます。
特に、オンライン英会話はマンツーマンであるため、周りの目を気にすることなく自分の英語がネイティブに通じるのか試す機会になりますよ。
またこの段階まで来れば、インプットした単語や文法の知識を使って、簡単な英文を組み立てる力が身に付いているはずです。英作文や英語日記を毎日数行でも書いていき、後で翻訳ツールや辞書で正解を確認すると、より正確なアウトプットができますよ。
このように、実践練習できる場を設けることが、英語をマスターするための何よりの近道なのです。
実践を繰り返す中でつまずいた箇所や不安な箇所は徹底的に復習


アウトプットし続けることも重要ですが、学習中につまずいたり、理解不足のポイントがあったりすれば、都度振り返って復習することが大切です。
記憶は、思い出そうとするときに強化されるものです。
そのため、2日後・1週間後など事前に決めた感覚で実践するのも重要ですが、自身で「忘れそう」と感じたタイミングがあれば、そこで再度学習する必要があります。
そのタイミングで再度学習することによって、「思い出そう」とする力が働き、脳内に記憶がより長く定着しやすくなるのです。
もし学習を進めていく中で、期待する結果や満足のいく英語力向上が見込めない場合には学習環境を変える方法もあります。
例えば英単語を覚えるとしたら、暗記に取り組む場所や勉強中に流しているBGMなどを変えるのも1つの手段です。
記憶のメカニズムに関する研究では、人は1つの事柄を、場所や音といった複数の要素と関連付けて覚えることが明らかになっています。
1つのやり方に固執するのではなく、勉強に付随する要素を変えることで、覚えられる単語量が増えるかもしれません。
自分に最適なやり方を都度柔軟に見つけていきながら、学習内容の定着を図っていきましょう。
大人の初心者が英語の勉強に挫折しないためのコツ7選!日頃から意識して早期上達


大人になると、仕事や家事に忙しいことを理由に、学習の継続ができずに挫折してしまうこともあるでしょう。
そのため、勉強するうえで挫折しないコツ7選を紹介します。
- 楽しく継続するために英語勉強中の学習仲間を作る
- プロ講師は精神的支えになる!ネイティブの英会話講師に頼る
- 漫画や映画など好きなことに英語を掛け合わせて勉強を継続する
- ゴールに向けて目標は細かく!具体的な目標を設定する
- 家事や仕事などの合間にスキマ時間を利用した効率的な学習を
- スマホアプリや洋書、洋画など様々な学習ツールを利用する
- 毎日時間を決めて継続が重要!日々の学習記録をつける
少しでも自身のライフスタイルに合った学習を行っていくために、詳しいやり方を順に確認していきましょう。
楽しく継続するために英語勉強中の学習仲間を作る


自身に英語学習をする仲間がいない場合には、英語の勉強仲間を作り、交流することがおすすめです。
初めのうちは、一人でもモチベーション維持に苦戦しない人でも、ある程度の英語力が備わり学習に慣れてくると、学習の方向性に迷ったりモチベーション維持が困難になったりする可能性があります。
これは学習の継続がしんどく感じられるタイミングのため、互いに切磋琢磨できる仲間を作るのが効果的です。
現在では、SNSを使用して勉強アカウントを作成し、発信を継続するだけで、英語を勉強している人と繋がりを持てます。
毎日の勉強内容や英語の学習方法などを共有して、同じように英語を勉強する仲間と切磋琢磨していくのです。
その結果、他に効果的な学習方法やモチベーション維持の方法を共有してもらえる可能性も高まり、より自身にとって効果のある学習を継続できるでしょう。
プロ講師は精神的支えになる!ネイティブの英会話講師に頼る


英語の学習に挫折しないためには、基本的に独学の人も、期間限定でオンライン英会話を利用するなどして、プロの英会話講師に頼ってみましょう。
入会金はかからないケースが多いので、好きなタイミングで入会・退会できますよ。
プロ講師は受講生のメンタル面や技術面などを気遣い、様々な面でサポートが可能です。
英語学習に後ろ向きになったり、つまずいたりする場面では、手厚くサポートして適切に指導してくれます。
自身の学習の継続に、第三者が介在するだけで、精神的にも安心しますよね。
特にオンライン英会話であれば、マンツーマンのレッスンを行う場合がほとんどです。日本語を話せる講師が在籍しているスクールもあるため、学習の方向性や目標について相談できる場合があります。
オンライン英会話の場合は自宅でレッスンを受講できるため、場所を選ばず学習可能な点がメリット。また多くのサービスは早朝から深夜までと、レッスン可能な時間が長いため、時間の融通がきくのも魅力です。
オンライン英会話によって、受講料やサービス内容が異なるため、各スクールを比較検討してみることをおすすめします。1週間の無料体験レッスンがあるサービスもあるので、お得に学びながら内容を確認しましょう。
漫画や映画など好きなことに英語を掛け合わせて勉強を継続する


何かを継続するために最も重要なのは、その対象物が好きなものであることです。
経験がある方もいるかもしれませんが、自身の好きなことや興味がある分野ならば、時間を気にせずいつまでも楽しく取り組めるものです。
もし料理に興味がある場合、世界の料理に関する英語のレシピを見つけたら、好奇心が掻き立てられ、レシピを学習教材に取り入れて前向きに読解しようという気持ちになりますよね。
興味がない分野の教材で、ただ黙々と学習するだけでは、学習に行き詰まり、苦痛に感じてしまうことも多いはず。好きなことなら、スポーツや漫画などどのようなジャンルでも構いませんので、興味を持って取り組める方法を模索することが、長く学習し続けて英語をマスターするためのコツです。
SNSやインターネットなどで検索すると、あらゆるテーマに関する英語の資料や動画などが見つかるため、ぜひ自身の好きなものを選んで、教材にしてみてください。
ゴールに向けて目標は細かく!具体的な目標を設定する


何か達成したい目標があれば、そのゴールに向けて、細かく目標を設定するのが大切です。大人になって、仕事をしながら学習を継続するのは非常に大変なことです。
そのため、忙しいことや疲れていることを理由に挫折しやすくなります。
仮に、「英語を話せるようになる」という最終目標があるとすれば、それまでの過程に以下のような目標を設定します。
- この本を和訳できるようになる→英単語を一日30個覚える
- この映画を字幕なしで観る→毎日20分リスニングを行う
上記の目標は一例ではありますが、具体的にできるようになりたいことと、そのために行うことを付随して行動レベルに落とし込んだ目標を設定するのがおすすめです。
目標をはっきりさせると、どのくらいの学習時間の確保が必要か明確になります。目の前の一つひとつの目標が近く感じられ、モチベーション維持にも役立ちます。
家事や仕事などの合間にスキマ時間を利用した効率的な学習を


大人になると、会社での仕事や帰宅後の家事に追われ、なかなかゆっくり学習の時間を取るのは難しいですよね。
そのため、通勤時間や帰宅後の家事の合間を有効活用するのが重要です。
10~20分程度のスキマ時間はもちろん、5分程度のかなり短い時間も、積み重ねれば立派な勉強時間になります。
お昼休みやテレビ番組のCM中も、ほんの少しでも英語に触れることを繰り返せば、1日30分程度の学習時間を確保できるためです。
1週間に1日だけ2時間学習を行うよりも、20分のスキマ時間を捻出して毎日継続する方が、毎日英語に触れて慣れることができる点で効果的。
「勉強しよう」というモチベーションに頼るよりも、「スキマ時間は英語の勉強に充てる」と習慣にした方が長続きします。
帰宅後はそんな時間すらない、と感じるかもしれませんが、洗濯の合間やバスタイム、寝る少し前の時間を活用できれば十分です。
スキマ時間を活用する学習方法は、学習時間が短いため「何を学習しようか」と考えるところから始めても、時間の無駄になってしまいます。
あらかじめ1ヶ月や1週間単位で学習計画を立てておくのが有効です。
1ヶ月もしくは1週間の単位で勉強時間を決め、仕事で忙しく学習できなかった場合には、休日に取り返すなど工夫しましょう。
スキマ時間を活用して毎日継続することによって、学習の習慣化が身につき、記憶の定着にも寄与します。
スマホアプリや洋書、洋画など様々な学習ツールを利用する


スマホアプリや、洋書や洋画、英語音声など、様々なツールを利用した学習が継続のコツ。
現在は、机に向かってノートや参考書を開く学習方法だけでなく、様々なツールを利用した学習が可能です。
そのため、参考書とノートだけの学習は飽きてしまうという人は、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。
- スマホアプリでの英単語・文法学習
- タブレットでの洋画鑑賞
- 音声のみ収録されたリスニング教材での学習
- 英語新聞や洋書での学習
もちろん、参考書とノートでしっかり学習したいという人もいるかもしれませんが、楽しく学習を継続したいと考える人であれば、上記の方法はおすすめです。
毎日仕事や家事に疲れた日々を送っている人は、お茶を飲みながら洋画を鑑賞したり洋書を読んだりして、息抜きするのも良いでしょう。
しっかりした学習時間を取れなくても、様々なツールを利用しながら、毎日英語に触れることが重要です。
毎日時間を決めて継続が重要!日々の学習記録をつける


英語学習に限らず、何かを継続する際には、記録をつけるのがおすすめです。
学習を継続していると、自身のスキルや実力がどの程度伸びているかは目には見えにくいもの。
そのため学習の記録をつけることで、結果が低迷している際にも、自分の学習状況を客観的に振り返って解決策を探ることが可能です。
また、学習意欲が湧かずに後ろ向きになった際にも、精神的に助けてくれるツールとなります。
今は、ノートだけではなく、スマホアプリなどで学習の記録ができるものもあるため、毎日書くのが大変という人は、記録アプリやメモアプリなど手軽なツールを利用すると良いでしょう。
書く内容としては、以下のようなものがおすすめです。
- 学んだこと
- 気づき
- 勉強時間
- テストスコア
スコアなどは、可視化できるためやる気にも繋がります。また、記録漏れがないよう、記録の時間はある程度定めておいた方が得策です。
慣れてきたら、目標ややることリストの作成に取り組んでみるのもおすすめ。
そうすることで、頭の中が整理されて、より効果的な学習が見込めますよ。
大人の初心者がやりがちなNG学習法!正しい対策が学び直し成功のポイント


英語を初めて学習するとなると、効果があると聞くと様々な方法に手を出したくなりますよね。今は、様々な方法で英語学習が可能とされているため尚更でしょう。
以下では、英語学習初心者の人がやりがちなNG学習方法を紹介します。
- なんとなく英語を話したい!目標やゴールを定めず学習を始める
- 効果があると聞くととにかく飛びつかないと気が済まない
- 本当に効果があるのか疑うべき!聞き流しばかりの学習法
- 観ているだけでは上達は不可能!海外ドラマで視聴学習
- 人の情報は鵜呑みにしない!他人の勉強法をなんとなくで真似る
上記の学習方法に当てはまっている場合には、非常に危険です。学習方法を見直す目安として、確認していきましょう。
各項目および最後の見出しでは、NG学習法にはまらないためのアドバイスと対策も解説していきます。
なんとなく英語を話したい!目標やゴールを定めず学習を始める


英語学習を始める際に、一番に取り組むべきは目標やゴールの設定だと言っても過言ではありません。
目標やゴールが明確でない限り、学習手段や学習の種類が定まらずに、あらゆるものに手を出しては挫折するループに陥ってしまう可能性があるのです。
実際にTOEICを受験するわけでも、海外旅行に行くわけでもなく、なんとなく英語を勉強しようという人が1年間毎日学習を継続できるでしょうか。
逆に目指す姿が明確であればあるほど、休日に遊びに行きたくても仕事で疲れていても、時間を割いて正しい学習方法で目標に近づけるのです。
学習を始める際には、大きな目標やゴールとは別に、できるだけ小さい目標をいくつか設けるようにしましょう。
大きな目標はすぐに実現できなくても、小さな目標を達成するために毎日必ず何らかの行動をとれば、学習の習慣化に繋げられるはずです。
効果があると聞くととにかく飛びつかないと気が済まない


英語を学習する目標やゴールが明確に合ったとしても、その目標に最短で近づくための学習カリキュラムが整っていなければ意味がありません。
仕事で活用するためにビジネス英語を学習したいのに、子ども向け日常英会話の動画ばかりを視聴していても効果は期待できないでしょう。
そのため、学習を始める際には目標やゴールを定め、学習の方法や期間を決めることが重要です。
仮に、「英語でプレゼンができるようになる」という目標を定めたら、
「どのくらいの期間を使い、どのような学習方法で達成するのか」
を大雑把でも構わないので、考えておく必要があります。
参考書やビジネス書、英会話スクールなど様々なツールがあるため、自身の適性を考えて最適な学習方法を選択しましょう。
あらゆる方法を試したくなるかもしれませんが、学習方法のメリットやデメリットも把握して欲張りすぎないのも重要です。
本当に効果があるのか疑うべき!聞き流しばかりの学習法


英語を耳に慣れさせるために、英語の聞き流しを行うのは有効とされています。しかし英語初心者にとって、英語の聞き流しは効果の見込める学習方法ではありません。
英語を耳にしないよりは、耳にした方が良いかもしれませんが、意味のわからない英文を何度聞いたところで、その単語の意味がわかるようにはなりません。ましてや、英語の聞き取りが難しく、何と言っているかを理解するのにも苦労するでしょう。
もちろん、聞き流し教材などもありますが、基礎力のない初心者にとっては、その教材だけで上達するのは難しいのです。
そもそもすでに母国語を体系的に学んだ状態の日本人は、理屈を考えず、子供のようにひたすら言語のシャワーを浴びる学習は不向きなのです。
やみくもに英語を聞き流しても、理屈に納得できなければ使いこなせないため、きちんと論理的に英語を学ぶ必要があります。
そのため、まずは英文の構造や単語の意味などの基礎を理解してから、その後で聞き流し教材などを利用すると良いでしょう。
なお学習は聞き流しだけに頼らず、より負荷の大きいメイン学習と並行して行うことが大切です。
観ているだけでは上達は不可能!海外ドラマで視聴学習


今では、多くの英語学習動画などで、海外ドラマを題材にした教材が作られています。
しかし、英語学習の初心者の人が、英語学習を始める際に取り組むべき、初めの学習方法として最適とはいえません。
字幕や解説などを使えば、その場限りで理解はできるかもしれませんが、海外ドラマだけで自身の最終的な目的を果たすのは難しいでしょう。
様々な文法がある中で、「海外ドラマで学習できた文法が、実際にネイティブと対峙した際に使える」とは限りません。
どうしても動画を利用して学習したい人は、海外ドラマではなく、子ども向けの短い英語の動画から始めるのがおすすめ。その方が、簡単な単語や発音が学べるため、後にリスニング力を強化する際に役立つはずです。
人の情報は鵜呑みにしない!他人の勉強法をなんとなくで真似る


日々の多忙な時間の合間を縫って、時間を確保しながら学習するわけですから、誰しも効率的に学びたいもの。
少しでも学習の手間を省きたい状態で、通信教材の広告などにある、
「シャドーイングをひたすら行って早期に英語力向上」
「洋画の聞き流しだけであっという間にリスニング力向上」
のような文言を見ると、つい信じて試してみたくなりますよね。
しかし、他人の英語学習法をただ真似るだけではあまり効果はありません。なぜなら、人によって最適な英語学習方法は異なるからです。
大人になって英語学習を始める際の英語力も、最も効果のある学習アプローチも異なるはずです。ましてや、学習に充てられる時間も生活環境も一人ひとり違います。
初心者が別の方法で成功した人の学習法を真似しようとすると、結局挫折してしまう可能性が高いのです。
そのため初心者のうちは、自分の生活リズムや最適な学習方法を理解し、現状の課題解決や目標を達成するためのアプローチを行うのがおすすめです。
課題解決や目標達成のために、学習順序を目安として設けておく


現状の自身の英語レベルが把握できている場合には、課題解決や目標達成のために、学習順序を目安として設けておくのが有効です。
初心者はまず、基礎的な単語と文法を理解します。その後で、リスニング力やスピーキング力向上のための学習を進めていきます。
英語の単語・文法学習については、満遍なく理解する必要はありません。
むしろ満遍なく理解していると、モグラ叩きのごとく様々な文法や単語が出てきて、キリがなくなってしまいます。
ある程度英語の文章が理解できるようになったと感じたら、シャドーイングなど次のステップに進みましょう。不明点や忘れている点があれば、その都度振り返って復習することが大切です。
リスニングにもスピーキングにも、中学英語レベルの習熟度は必要であるため、基礎の部分をおろそかにしてはいけません。
初心者は単語や文法が持つイメージを、連想して思い出せるようにするなど工夫し、反復実践を繰り返していきましょう。
英語を勉強する大人におすすめの学習ツールと正しい選び方を解説


今や英語学習といっても、英会話教室に通うだけでなく、様々な学習ツールを利用して独学も可能になりつつあります。
注意すべきなのは、学習ツールには正しい選び方と利用方法があることです。
以下で、様々な学習ツールについて正しい選び方を紹介していきます。
- 英語学習アプリは自身の目標を最速で達成するために目的にフィットするかを重視する
- 英語学習参考書は自身のレベルに合わせたものを!解説のわかりやすさを重視
- YouTubeやVODサービスは面白さ重視!継続して見続けられるかで判断
- 読解力向上のための洋書/英字新聞は辞書なしでも容易に読めるかを重視
- 英語学習のWebサイトを利用するなら無料期間や解約時期などの使いやすさを確認
- 英会話教室やオンライン英会話を選ぶ際にはあらゆる観点から継続できるかを判断
上記の内容を、様々な学習ツール利用の検討材料にしてみてください。
英語学習アプリは自身の目標を最速で達成するために目的にフィットするかを重視する


大人になって、英語学習をする際の目的は多岐にわたります。
- 海外出張のためのビジネス英会話
- TOEICやTOEFLなどの資格勉強
- 海外旅行で使える日常英会話
そのため、アプリを利用する際には、自身の目的に沿った内容であるかを確認する必要があります。
ビジネス英会話に必要な知識の勉強が目的であるのに、中学レベルの英単語学習アプリを利用していては、上達は見込めません。ニュースやビジネス書などを内容に盛り込んだ、ビジネス英会話が学習できるアプリを利用する方が得策です。
英語を学習したいからといって、スマホアプリが有効だと飛びつくのではなく、自身の目的や方法を明確にしてから利用アプリを選択すべきでしょう。
また、スマホアプリを利用する際には、アプリだけで学習を完結させないように注意してください。
最近ではアプリだけでも、語彙力やリーディング力、リスニング力など様々なスキルを鍛えられます。
しかし、アプリだけの学習では、相手ありきの実践練習ができません。そのため、アプリで学習したうえで、ネイティブと対峙する学習を取り入れるなど、より実践に近い環境での学習を並行して行うと良いでしょう。
英語学習参考書は自身のレベルに合わせたものを!解説のわかりやすさを重視


英語学習の参考書こそ、書店に行けば山ほどありますよね。その中から参考書を選ぶ軸は、しっかり持っておく必要があります。
軸や基準がないと、手に取る参考書全てがよく思えてきます。その結果、大量に購入してきては読み終えずに本棚の奥底に眠ってしまうという事態になりかねません。
そこで、もちろん自身の学習目的に沿った参考書であるということは大前提に、解説が自身にとって読みやすいかという点を大事にしましょう。
読みやすい参考書の基準は、人によって様々です。図解やイメージ図が合ったほうがわかりやすい人もいれば、文章だけでも十分な人もいます。
また容易に解説が理解できるなら、自身のレベルに沿っていると言い換えられますね。ただ参考書は、ジャンルによって豊富な種類があり、なかなか理想のものは見極められないでしょう。
そのため、
・文法や単語それぞれを一冊ずつじっくり学習したいのか
・文法も単語も一冊にまとめてある凝縮された参考書が良いのか
・TOEICやTOEFLなどの参考書だけで十分なのか
を判断する必要があるのです。
そのうえで、内容を確認する際に、一冊を読破できる解説のわかりやすさかを見極めます。
なお初心者が参考書を利用して学習する際には、いろんな参考書に手を出すのではなく、できる限り一冊を反復してやり続けるようにしましょう。
いろんな参考書に手を出してしまっては、それぞれの学習方法や内容に翻弄されて、自身の学習方法を見失ってしまいますよ。
YouTubeやVODサービスは面白さ重視!継続して見続けられるかで判断


今やネット環境さえあれば、すぐに視聴できるYouTubeやVOD。最近では、娯楽のためだけではなく、学習にも利用されるようになりました。
教材として使える動画を選ぶ際には、自身の目的に忠実に沿ったチャンネルであるかが非常に重要です。YouTubeやVODは無料であるうえにチャンネルの数が多いため、自分の目的に沿っていなくても、観ているだけでついつい熱中して、時間を無駄にしてしまいがちです。
そのため、自身の目的を達成できるチャンネルやVODサービスを利用すべきでしょう。
長く学習を継続するためには、見ていて楽しく、内容が充実していることが重要です。
せっかく視聴するのであれば、学習効果があり、尚且つ継続できる面白いチャンネルである方が良いですよね。
また、YouTubeやVODサービスも英語力を向上させるためには有効ではありますが、これらのサービス1本で学習を進めるには不安があります。
学習のゴールが見えづらいことや、配信スケジュールなどの都合上、学習スケジュールを立てにくく、体系的に学ぶのが難しいことが理由です。
また、視聴するのが一般的な学習となるため、主体的に話す機会が作れないのもデメリットです。
そのため、英会話スクールや参考書で学習する傍ら、動画配信サービスで補強するという形で学習を進めるのがおすすめですよ。
読解力向上のための洋書/英字新聞は辞書なしでも容易に読めるかを重視


英語を学習している人でも、なかなか触れる機会の少ない洋書や英字新聞ですが、様々なジャンルの英単語に触れられる点や英語の読解力が向上する点から、非常に英語学習に適しています。
洋書や英字新聞を選ぶ際には、日本語訳がついていたり、注釈で解説があったりするなど、逐一辞書で調べずに済むものがおすすめです。
学習方法としても、メインで洋書や英字新聞を利用するのではなく、動画配信サービスのような形で、参考書や英会話スクールの傍ら、スキマ時間を活用して息抜きのように利用すると良いでしょう。
時間がある際には、不明な単語や文法を調べながら学習もできますが、スキマ時間で読む際には、スムーズに読み進められるものがストレスなく継続できるはずです。
英字新聞は、キオスクなどの駅の売店やコンビニ、洋書を取り扱う書店で購入できます。しかし、日本語新聞に比べて流通量が少ないため、取り扱いのない店舗や地域もあります。
近くに購入できる場所がない場合は、英字新聞のWebサイトを活用しましょう。
音声付きで学習できるBBC Learning Englishや、日本のニュース情報を英語で読めるThe Japan Timesなどは、無料で読める点でもおすすめです。
英語学習のWebサイトを利用するなら無料期間や解約時期などの使いやすさを確認


英語学習のWebサイトも、動画配信サービスなどと同様に多くの種類のサイトが存在します。そのため、目的やレベルに沿った内容であるかを吟味する必要がありますが、それ以前にサイトの使いやすさを確認しておくのが重要です。
なぜなら、学習Webサイトには月額料金が必要な場合があり、一度利用すると利用料金が発生するためです。そのため、月額料金の金額はもちろん、無料体験期間が設けられているのかや、解約の方法なども確認しておく必要があります。
無料で利用できるサイトもあるため、利用した場合にどのレベルまで学習できるのかなども含めて比較検討するのが大事です。
サイトによっては、一つでスピーキングやリスニング、単語力まで複数のスキルを強化できるものもあり、英語学習のメイン教材として利用できます。
そのうえで、補強したいジャンルの学習を参考書などで強化すると良いでしょう。
英会話教室やオンライン英会話を選ぶ際にはあらゆる観点から継続できるかを判断


英会話教室やオンライン英会話は月額料金が発生する学習方法で、時間とお金を無駄にできません。
そのため、利用料金を払って学習するからには、結果を出すために継続する必要があります。
教室を選ぶ際には、継続できるかをあらゆる観点から確認するのが重要です。
例えば、継続するために必要な要素は以下のような点が挙げられます。
- 自宅や職場から近くて通いやすいか
- 学習メソッドやカリキュラムが明確か
- 予算に合っていてコスパが良いか
- 学習方法や悩みを相談できるか
大人は忙しい中で、時間をねん出して教室を比較検討しますが、面倒くさがらず様々な観点から慎重に教室の特性を把握して選ぶ必要があります。
「教室に通う時間すらない」という人には、オンライン英会話がおすすめです。通学の時間を省いて、家事が終わったらすぐに自分の部屋で受講できます。
そのうえで理解できない点や苦手な分野については、参考書や動画サービスなどを併用しながら学習を進めていくのが良いでしょう。
なお使用ツールは、メリット・デメリットを踏まえて、最適なものを選んでみてください。


英語の勉強に使える大人の初心者向けおすすめ動画で今すぐ学習スタート可能


大人になり、改めて学習を始める際に、学生の頃にやっていたような学習方法では非常に時間がかかってしまいます。
そのため、自身の目的や学習に対する向き合い方を把握したうえで、様々な方法をリサーチしてから学習に取り組むのが効果的です。
以下では、下記のような学習方法を解説していきます。
- 大人が英語を勉強するためにまずやるべき4ステップの解説動画
- 超初心者が今すぐ実際に英語リスニングの練習に挑戦できる動画
- これから英語の勉強をする大人が最初の1週間で取り組むべき内容がわかる動画
まずは、上記のような動画を視聴しながら、自身のタイプや学習法の種類などを確認していきましょう。
大人が英語を勉強するためにまずやるべき4ステップの解説動画
「英語を話したい」「英語を聞けるようになりたい」と思っている方のために、スピーキングやリスニングを中心とした学習法について、紹介している動画です。
英語学習の初めの4ステップについて、以下のように解説しています。
ステップ1は自己紹介です。
「自己紹介くらいできる!」と感じるかもしれませんが、名前や年齢、生まれた土地だけを説明できたところで、その後の会話に繋げるのは非常に困難です。
単語や文法の学習ももちろん大事ですが、中学英語だけで十分に自己紹介は構成できます。自己紹介がしっかりできる喜びや感動をまず感じることが、その先の英語学習を継続するために重要です。
ステップ2は、コア単語です。
コア単語学習とは、ほとんどの日本人が知っている単語の使い方や応用法を学ぶ学習法で、単語の意味を隅々まで理解するというよりは、単語のイメージを理解して、あらゆる場面に応用した理解ができるようにするもの。
コア単語学習を行うことで、リスニング力やスピーキング力が向上します。
ステップ3は、コア文法です。
中学英語で出てくるものの中でも、ネイティブと話す際に使うための文法のこと。
文法書などで一から学習する必要はなく、会話で使う文法に特化して学び直すのが重要ですよ。
ステップ4は、独り言です。
独り言が英語学習に良いとされるのは、自分の話題を自ら英語で考えるからです。
受け身の学習ではなく自身で考えて学習を行うと、フレーズがしっかり覚えられ、使いこなせる状態にまでなります。
独り言の文章を作成する際には、自分を客観的に見つめて時系列的に話すのがコツです。
そうするだけで、ネイティブのようなドラマチックでユーモアのある話ができるようになるはずです。
上記の4ステップをしっかり実践するだけで、英語を話す基礎力は身につけられます。
大人になって英語を学習する場合、仕事や家事で時間がない中で、いかに意味や内容のある学習ができるかが重要です。
また、この学習が自身が目指すゴール像に直結しているかを考えながら、工夫して学習しましょう。
超初心者が今すぐ実際に英語リスニングの練習に挑戦できる動画
英会話初心者が、マスターすると便利なフレーズを207個にわたって紹介している動画です。
この動画で紹介しているフレーズをリスニング材料として、リピートするのも1つの学習法。
1フレーズは、集中すれば簡単に聞き取れるほどの長さで、丸ごと覚えれば短いフレーズでのやりとりはできるようになるはずです。
また、フレーズの中で出てくる単語について調べ直すのも単語力の強化に繋がります。
単語の意味やイメージを理解できれば、他の言い回しへの応用ができるようになります。意味を調べながら、他のフレーズや単語を習得して、語彙力を強化していくようにしましょう。
「Never mind.」(気にしないで)や「I’m sorry I’m late.」(遅れてごめんなさい)などは、覚えるとすぐに使えるフレーズであるため、覚えて終わりではなく、実際に使いながら定着させていくのが重要です。
これから英語の勉強をする大人が最初の1週間で取り組むべき内容がわかる
大人がゼロから英語学習を始める際に、どのように学習を始めるべきか迷う人も多いでしょう。テキストの種類や、勉強法などがわからないが故に、いきなり英語参考書を購入したり英会話スクールに通い始めたりして、失敗してしまう人も多いのは事実です。
時間がない中で、失敗を防ぐために必要なのは、現状の自分の実力を把握することです。
そのためには、以下の5つのポイントを理解しておきましょう。
- 英語のバックグラウンド
- 性格タイプ
- 英語への興味度合い
- 生活スタイルと優先順位
- これまでの英会話体験
上記の5つのポイントを分析して、自分の現状を把握します。
その後はオンライン英会話の体験レッスンを3〜5回受講し、英会話の実態やゴールを知り、自分の性格タイプを判断します。
- 聞き取りはそこそこできるが、話すのは苦手
- 話すのはそこそこできるが、聞き取りが苦手
- 聞き取りも話すのもどちらも苦手
- 英会話が楽しいと感じるか、など自分の好み
上記のタイプを判断して、自分のタイプに合った学習法を確立していくのが、大人の英語学習法として最短ルートだと解説している動画です。
もちろん、行動に起こすスピードも大事ではありますが、自分の現状や学習法を知っていると後の学習が容易になります。
やみくもに学習するだけでは、いずれ目標や学習法に迷って、挫折してしまう原因となりかねません。様々な学習法や自身の目的をしっかりと見定めて、正しい方法で学習に取り組んでいきましょう。
英語を勉強中の大人の初心者からよくある質問・本音と回答


Q:大人の英語初心者も取り組みやすい学習ドリルを教えて!
学習する際には、使用する参考書にも悩みますよね。
そのため、英語学習の際に利用するべき本を以下で2冊紹介します。
これからどのような参考書や本を利用しようかなと悩んでいる人がいれば、ぜひ活用してみてください。
大人向けに作られた、中学英語3年分の、文法全体のやり直し学習ができる本です。
大人のための英語練習問題が記載されており、文法用語コラムもあるため、英語を学び直す人にとってわかりやすい本となっています。
受験のための英語学習ではなく、英語そのものの仕組みを理解して使えるようになることを目的とした本です。
一つひとつを覚えるのではなく、英語をイメージとして捉えられるようになります。
そのため、英語を英語のまま理解するという英語脳のトレーニングに役立つ一冊です。
Q:社会人だけど中学レベルの英語さえ怪しい…英検は何級から挑戦すべき?
英語を勉強したのは、中学・高校までで、それっきり全く英語には触れてもいない場合、大人になって英語を学び直すのは少しハードルが高いと感じる人もいるはずです。
しかし、英検などを受験した方が今の自身のレベルも把握しやすい場合には、英検3級や4級を受験してみても良いでしょう。目安としては、英検3級レベルくらいの文法力と語彙力が身につくと実践で使えるようになると考えて良いですよ。
Q:大人の英語初心者が一夜漬けでTOEIC700点以上を目指すのは無理?
全く英語を勉強したことがない英語初心者の人で、一夜漬けでTOEIC700点を目指すのは、非常に難しいでしょう。
TOEIC700点のスコアを取るのは、TOEIC受験者の上位20~30%に入るレベルです。初心者の人にとっては難易度が非常に高いのです。初心者の人で現状のTOEICのスコアレベルが300〜400点ほどであれば、700点を目指すための目安勉強時間は1,100時間ほど。そのため、1日2時間勉強したとしても、少なくとも1年半ほどは必要だと考えておきましょう。
Q:大人が英語初心者を脱するには、通学型の英会話教室とオンライン英会話のどっちがいい?
自分の特性により、どちらが良いかは異なります。
通学型の英会話教室は、基本的に固定された英会話講師と関係性を築きながら様々な受講者と学習を進めていきます。一方でオンライン英会話は、都度異なる講師とマンツーマンレッスンを行うのが特徴です。通学時間も不要であり、学習スタイルはとにかく効率重視です。
自身の目的や性格、ライフスタイルを考慮して、どちらがより合っているかを判断する必要があります。