“road” と “street” の違い!道路を意味する英語表現を使いこなせるよう分かりやすく解説【例文付き】

本ページはプロモーションが含まれています。

“road” と “street” は「道」を意味する基本的な英単語で、日本語でも「ロード」や「ストリート」と言う場面も多いほど、日常に溶け込んでいます。

しかし、実際の英会話の場面で、こんな風に迷ったことはありませんか?

例:自宅まで車で迎えに来てくれる友人に「うちに来るまでの道は、住宅街で狭いから気を付けてね」と言いたい。
でも、この場合の「道」は “road” と “street” どっちが適切なんだっけ……?

本記事を読めば、“road” と “street” の違いを明確に理解でき、今後迷うことがなくなりますよ!

また理解を深めるため、他に「道」を表す英単語も4つ紹介し、意味・ニュアンスの違いについて解説していきます。ポイントをしっかりおさえてマスターしましょう。

◆記事公開後は情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。
目次

結論:“road” は「車が通る広い道・道路」 “street” は「人が通る狭い通り・街路」を意味する

“street” は店や住宅が並ぶ「狭い通り・街路」を指します。ショップや住宅が並んでおり、人が歩いているイメージです。
一方 “road” は車が通るために舗装された「広い道・道路」を指します。舗装された大通りで、車やバイクが走っているイメージです。

つまり2つの主な違いは「広さ」にあります。

狭い市街地の路地について説明するなら“street”、大通りや幹線道路について説明するなら“road” を使えばOK。

即座に使い分けるために、“street” には人、“road” には車が通っているイメージを思い浮かべましょう。

「ストリートミュージシャン」はいても、「ロードミュージシャン」はいませんよね!

street のイメージ

street=狭い道のイメージ

road のイメージ

road=広い道のイメージ

“road” と “street” の違いまとめ

スクロールできます
広さ具体例和訳
road広い・大通り
・幹線道路
・一般的な道路
・道
・道路
street狭い・市街地
・住宅地にある狭い道
・通り
・街路

“road”と “street” は、いずれも「道・道路」と訳される単語ですが、「広さ」の点では意味・ニュアンスに微妙な違いがあるんですね。

「うちに来るまでのは、住宅街で狭いから気を付けてね」の「道」= street

冒頭の例文「うちに来るまでのは、住宅街で狭いから気を付けてね」について、再度考えてみましょう。

判断のポイントになるのは「“住宅地”の“狭い”道路」という情報です。上記の表と照らし合わせると、市街地・住宅地にある狭い道を表現する、“street” がより適していると分かりますね。

▼正しい英文の例:

The street to my place goes through a neighborhood, and it’s a bit narrow, so just be mindful on your way here, okay?
(うちに来るまでのは住宅街で、ちょっと狭いから気をつけて来てね。)

  • go through:通る、進む
  • a bit:少し・ちょっと
  • be mindful on:~に気を付ける

以下より、それぞれ例文を挙げながら、さらに詳しく解説していきます。

“road” は「車が通る比較的広い道」を表現し、車が走る一般的な「道路」も意味する

“road” は「比較的広い道」を指す言葉で、具体的には、以下のような道を指します。

  • 国道(National road)
  • 高速道路(highway)
  • 幹線道路(main road)
  • 都市部などにある広い通り  etc.

複数車線あるような大通りや、幅の広い道がイメージされますね。また、車が走る一般的な「道路」を指す場合は “road” が使われます。

アメリカの映画や文学にもよく登場する有名な道路「ルート66(Route 66)」は、まさに典型的な“road” です。
現在では廃線しているものの、かつてはシカゴからロサンゼルスまで東西3,940キロメートルを結び、西部へ移動する人々の交通を支えた大道路でした。

“road” の意味を覚えるなら、ルート66のように広く大きな道路を思い浮かべて、イメージと結び付けると、すぐ記憶に定着しますよ。

▼例文

The main road through the city is wide and well-maintained.
(市内を横断する幹線道路は広く、きれいに整備されています。)

To reach the airport, follow the signs for the express road.
(空港に行くには、高速道路の案内に従ってください。)

On the business district’s main road, there are plenty of cafes perfect for lunch.
(そのビジネス街の大通りには、ランチに最適なカフェが揃っています。)

例文は、いずれも車が通る大通りを示していますね。このように、幅が広く、きれいに舗装された道を表現する場合には、“road” が適しています

なお、アメリカ英語には“road” を使った便利な表現があります。
“hit the road” で「出発する」を意味し、“Let’s hit the road!” と言えば「さあ出発しよう!」と呼び掛けられるんです。
アメリカの友人や知人とカジュアルな会話をする際には、ぜひ使ってみてください。

“street” は「人が通る比較的狭い道」を指す言葉で、住宅街の路地などを意味する

“street” は、イメージ的には以下のように「比較的狭い道」を指す言葉で、具体的には以下のような道を指します。

  • 住宅地の狭い通り(residential street)
  • 路地(alley)
  • 街路(avenue)etc.

上記を見ていると、住宅地などにある、比較的狭い通りがイメージできますね。ビジネス街などの大通り“road” から、一本入った狭い路地があれば、 “street” にあたります。

▼例文

After leaving the big road, I walked into a small, dark street.
(大きな道路を離れ、私は小さな暗い通りに入った。)

There’s a cute bakery on the street that sells delicious bread.
(その通りには、美味しいパンを売っている可愛いベーカリーがあります。)

We often chat with our neighbors on the street in the evenings.
(よく夕方に通りで近所の人たちとおしゃべりします。)

例文はいずれも車ではなく、人が多く通る狭い小さな道を示しています。

1番上の例文は「大きな道路」=“road” と、「小さな通り」=“street” が両方登場していますね。この一文の意味を丸ごと覚えれば、“road” と“street” の違いを一度に理解できますよ。

その他の「道」を表す単語:“avenue”(整備された大通り) “way”(道筋)など

“road” と “street” の違いを解説してきましたが、他にも「道」を表す単語は存在します。それぞれ微妙なニュアンスの差があり、英会話で意図を正確に伝えるには、正しく使い分けることが重要です。

avenue / boulevard:大通り 

“avenue” “boulevard”は「広くて美しい大通り」というイメージです。商業地域・住宅地などでよく見られ、道の両側に木や花が植えられて、景観が整備されている美しい通りを指します。

“boulevard”の方がより広い道を表現できますが、2つはほぼ同じ意味で、きれいな並木道を表現したいときにはどちらを使ってもOKですよ。

▼例文

I love walking down the avenue / boulevard near my house. It’s beautiful with shops and flowers.
(私は近くの通りを歩くのが好きです。お店や花がある美しい通りです。)

path:小道・細道

“path” は「狭い小道・細道」というイメージで、人通りから少し離れたような、静かな雰囲気を伴います。

▼例文

The path beside the river is perfect for a peaceful walk.
(川のそばの小道は、穏やかな散歩にぴったりです。)

way:道筋・方法

“way” は、道そのものを表すこともありますが「道筋・道のり」のニュアンスも持っています。そこから転じて「進む方向」を示すのが特徴です。

これまで紹介してきた単語と比べると、物理的な道を表すだけではなく、「やり方・方法」などという抽象的な意味合いでも使われます。

▼例文

If you follow this way straight ahead, there’s a nice cafe on your right at the end.
(このをまっすぐ進むと、突き当たり右手にいいカフェがありますよ。)

Choosing the right way to solve a problem can be challenging.
(問題を解決する正しい方法を選ぶのは、難しいことです。)

“road” と “street” の違いに悩む人が知っておきたい質問と回答

以下の質問と回答には、“road” と “street” の違いに悩む人が、理解を深められる情報が詰まっています。早速チェックして、「道」を意味する表現をマスターしていきましょう。

“highway” と“road” の違いは何ですか?

“road” は一般的な意味合いでの「道路」を意味し、幅広く使われます。“highway” は“road” が表す「道路」の一種特に複数の車線がある、信号の少ない道路を意味するケースが多く、アメリカの高速道路について話す際によく使われる表現です。

“road” と “street” の使い方は、地域によって異なりますか?

“road” と “street” の使い方に大きな地域差はなく、世界共通で使えます。ただし、アメリカ英語の場合は高速道路について話すとき、“highway” か“freeway” を使うことがあるため、覚えておくと便利でしょう。

“road” と “street” の違いについて理解度チェックテスト!

“road” と “street” の違いについて理解できたか、チェックテストに挑戦して確認しましょう!

以下の太字の箇所を、より自然な表現に変えてみてください。

① The main street connects two cities.
(和訳:主要道路は2つの都市を結んでいる。)

② I took a shortcut through the road to get to the supermarket.
(和訳:スーパーに行くため近道を通った。)
※自転車や徒歩で行ける範囲のスーパーに向かう場合の近道

解答

streetroad
2つの都市を結ぶ重要な道を表現する場合は、“road” を使うのが自然です。
なお都心にある道を意味する“main street” という言葉もありますが、規模の大きい主要道路を表現するなら、“road” を使いましょう。

roadstreet
自転車や徒歩でスーパーに行く場合、通る近道は狭い街中の道なので、“street” が自然です。

“road” と “street”、その他の「道」を意味する表現の違いまとめ

今回の記事では、「道」を表す英単語として代表的な “road” と “street” の違いを解説し、さらにその他の表現についても紹介してきました。

まずは今回の記事のイメージ画像を踏まえて、広い道=“road”、狭い道=“street” というそれぞれの特徴を理解してみてください。

次に以下の表を参照し、幅広い表現も押さえていきましょう。

スクロールできます
広さ具体例和訳
road広い・大通り
・幹線道路
・一般的な道路
・道
・道路
street狭い・市街地
・住宅地にある狭い道
・通り
・街路
Avenue Boulevard広い・美しい景観の広い大通り大通り
path狭い・人通りから離れた道
・静かで狭い道
・小道
・細道
way・より抽象的な「道」
・手段・方法
・道筋
・方法

今回の記事を活用して、各表現のニュアンスの違いをしっかり理解すれば、正しく使い分けられるようになっていきますよ。

無理やり暗記しようとすると覚えにくいので、登場した例文を音読したり、自分で英作文を書いたりして、文脈の中で自然に使いこなせる状態を目指すのがおすすめです。

分からなくなったり、使い分けに迷ったりしたら、本記事を何度でもおさらいして、“road” と “street” の違いを押さえていきましょう!

[PR]
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。
目次