内定解体新書for凡人学生(34)「学生レベルの資格や実績」では人事や面接官は合否を決めない ~前編~ 2ページ目
■「仕事をしたことがない大学生を、自社に入れて仕事をさせたときにどうなるか」
段違いに質の高い資格や実績は別です。例えば在学中に士業になる免許を取得したとか、部活動で全国大会を制覇しているとか、レベルが違う資格や実績をメインにした自己PRをする就活生を、問答無用で採用する企業は実際にあります。
しかし、それ以下の、一般的な大学生レベルの資格や実績なんて、面接官は何百回と見聞きしているわけで、そんなもんで採用を決定することは絶対にありませんので、よく覚えていてください。
それで採用している人事や面接官がいたら、採用担当者としての能力が欠如しています。
人事や面接官は会社で働いている人であり、程度の差こそあれ、ビジネスの世界で生きています。その人自身が仮にダメ社員であったとしても、活躍する同僚を毎日、目にしています。
こういったことを前提にすると、人事や面接官はエントリーシートや面接で何を見るか、分かってきます。
「この人を会社に入れて、仕事をさせてみたら、どんな感じになるか」
を、人事や面接官は見ます。ここから想像を膨らませてみてください。
「仕事をしたことがない大学生を、自社に入れて仕事をさせたときにどうなるか」
で、採用の可否を判断するのです。
凡人学生の自己PRのヒントが見えてきました。
次回に続きます。
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「凡人内定戦略~自己PRするネタがない就活を複数内定で終わらせるために~」(KADOKAWA)
「凡人面接戦略~「学生時代に頑張ったことは?」に答えられない就活を複数内定で終わらせるために~」(KADOKAWA)
「就活あるある~内定する人しない人~」(主婦と生活社)