【ドワンゴの先輩社員】ニコニコ生放送番組制作ディレクター:宮尾仁実さん
獨協大学法学部卒業。2015年に株式会社ドワンゴに入社し、2017年現在入社3年目。営業本部 コンテンツ営業部に所属し、番組ディレクターを担当する。
動画共有サービス「ニコニコ動画」を始めとして、多彩なエンタテインメントコンテンツを提供する株式会社ドワンゴ。大学生のみなさんも、一度はそのサービスに触れたことがあるのではないでしょうか。今回は、そんなドワンゴの人気コンテンツのひとつ、「ニコニコ生放送」の番組ディレクターを担当している先輩社員、宮尾仁実さんにお話を伺いました。
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今のお仕事はどんな内容?
ニコニコ生放送の番組制作です。レギュラー番組が毎月何本かあって、特番も含めると、今は月に7本ほどの制作を担当しています。
レギュラー番組としては、アーティストの方が出演する音楽トーク番組や舞台関連の情報番組、そしていろいろないきものの生態観察をゆるく行う『今月のいきもの』という番組などの5本が現在の担当です。
1本の番組ができるまでにはさまざまな作業がありますが、私はディレクターとしてほぼすべての行程に関わっています。まずは企画を立てるところに始まり、構成作家と打ち合わせをして台本を作り、カメラマン・音声スタッフさんを手配し、撮影スタジオを準備します。本番ではフロアに出て番組の進行管理を務めたり、小道具の出し入れなど、自ら身体を動かして作業することが多いです。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
――まずは楽しかった仕事について教えてください。
毎日の仕事が楽しいことでいっぱいなので、「一番」と言われると難しいですね。担当している番組の関係上、著名人や芸能人と顔を合わせる機会も多く、とても刺激を受けます。そういったことも含めて、番組を作る過程のすべてにやりがいや楽しさを感じています。
もちろん、私より仕事ができる人は周りにいっぱいいるし、まだまだ勉強しなければいけないことはたくさんあります。でも、入社して3年経った今でも「昨日よりここができるようになった!」と毎日のように自分の成長を感じられるのは幸せなことでもあると思います。日々勉強になることもいっぱいなので、毎日会社に来るのが楽しいです! 「明日も笑顔で会社に来られそうだな」と思いながらいつも働いています。
あとは最近感じ始めたのが、「自分ならでは」の仕事を評価してもらえることのうれしさです。担当するレギュラー番組のひとつである『今月のいきもの』は、いきものの様子を毎月1回、長時間にわたって定点カメラで観察生中継する番組なのですが、先日人気アニメとのコラボ特番を放送しました。作品に登場する主要キャラクターであるアルパカの「アルパカ・スリ」にちなみ、サンシャイン水族館で期間限定展示中のアルパカの様子を56時間にわたって生中継するという企画でした。
この企画は視聴者の方からもいろいろと反響をいただいたのですが、出演してくださった声優さんからも好評をいただいて。自分の企画に出演してくださった方に喜んでいただくことが出来てとても嬉しく、もっと良い番組にしようと身が引き締まる思いでした。
――大変だった仕事についてはいかがでしょうか?
大変だった仕事として印象深いのは、AD(アシスタント・ディレクター)からディレクターとして独り立ちして、はじめて自分一人で番組を担当することになった際のことです。ADとしてそれなりに仕事の進め方はわかっていたつもりだったのですが、実際に先輩の手を借りずにやってみると大違いというか……。企画もスケジュール進行も全然うまくいかないことばかり。私の段取りが悪かったことで現場スタッフからお叱りを受けたときには、自分の実力不足がふがいなくて、とても悔しかったです。
でも、先輩からたくさんアドバイスをもらい、重要な部分はノートに細かくメモをして「同じミスはしないぞ!」と気を付けているうちに、だんだん番組の回し方が掴めるようになっていきました。
今の会社を選んだ理由は?
就活を始めたばかりの頃は芸能マネージャーに憧れていて、レコード会社や芸能事務所を中心に選考を受けていました。キラキラ輝くタレントのみなさんを間近でサポートする仕事、というのに興味がありましたね。最終面接まで進んだ企業もあったのですが、なかなか内定までは決まらなくて。他の業界も受けてみようかなと思って、唯一IT系で選考を受けたのが、普段から慣れ親しんでいたニコニコ動画を運営するドワンゴでした。