【TSUTAYAの先輩社員】戦略営業カンパニー 戦略営業:杉本知恵莉さん
静岡大学大学院 理学研究科を卒業。2012年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に入社後、TSUTAYA店舗でレンタル担当、CCCグループの採用担当を経て、入社6年目の現在は、分社化した株式会社TSUTAYAにて戦略営業 ユニットリーダーとしてTポイントの営業を担当している。
「Tカードはお持ちですか?」。コンビニや飲食店、スーパーなど、さまざまなお店で大学生のみなさんもよく耳にするフレーズではないでしょうか。今回登場するのは、そんな「Tポイントシステム」をより多くの企業に導入してもらうべく、株式会社TSUTAYAで戦略営業を行っているという杉本さん。戦略営業とは、具体的にはどんなお仕事なのでしょうか? そして、杉本さんは就活でなぜこの会社を選んだのでしょうか。今のお仕事と学生時代の過ごし方についてお話を伺いました。
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今のお仕事はどんな内容?
主に全国各地の書店様にTカードのシステムを導入していただくための戦略営業をしています。戦略営業では、お客様にTポイントを導入してもらったら終わりではなく、Tポイントを活用してどのようにお店の売上げUPや利用者の増加を目指していくか、各書店様の先を見据えたコンサルサポートのような業務も行っています。例えばお客様が書籍を購入する際にTカードを利用すれば、その情報を元にお客様の購買傾向をセグメントすることが可能になるので、お客様のニーズにマッチした販促施策など、さまざまなご提案ができます。
コンサルティングの際には、その書店様の持っている課題に対してどのような戦略でアプローチするかということを、書店の担当者はもちろん、出版取次の方などと一緒になって考えていきます。書店様にも、その他の関係者にも納得してもらえる戦略を立てるには、マーケティングの知識から出版業界の時流といったことまで見る視点、視野の広さが求められます。社外の方と関わるなかで、今は失敗や勉強することの連続ですが、これから少しでも書店の売り上げを伸ばすためのパターンを構築していけたらと考えています。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
入社1年目に、地方のTSUTAYA店舗でレンタル担当になったときは、正直なところ希望の部署ではなく、戸惑いがありました。半年くらいは悩みながら働いていたのですが、慣れてくると、やはり1対1で人と話すことの楽しさや、自分が考えた売り場を「よかったよ」と言ってもらえることのやりがいを感じるようになりました。すべてがいい経験。なにも無駄なことはなかったですね。1年経ってわかったことは、自分がやりたいと思っている仕事と、実際やってみて感じることって案外かけ離れていて、なんでもやってみないとわからないということ。選り好みしないで、与えられた仕事にはまず取り組んでみることが大事だと実感しました。
その後、入社2年目でCCCグループの人事部に異動。採用担当になったのですが、今度はそれまでの業務内容とのギャップに苦しみました。そして、今の営業の仕事もこれまでに経験したことのないことばかりで、三度目の挫折と言えるかもしれません(笑)。でも、どんな環境下にいても諦めずに真摯に取り組むことが大事だと、店舗での経験を通してよくわかったので、とにかく自分なりに知識を吸収してお客様の事業に少しでも貢献することを心がけています。
今の会社を選んだ理由は?
就活では化粧品メーカーや文房具メーカーなど、興味のある会社を手当たり次第受けていました。そんな中、たまたまTSUTAYAを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループの応募があることを知り、最初は軽い関心から選考を受けました。最初の面接では志望動機もあまり固まっていなくて、自分が取り組んでいた研究の中で課題に感じていたことを中心に話しました。今になってみると、テーマはなんであっても、「もっと良くなるにはどうしたら良いだろう」と考える意識を持つことや、なにか自分事として真剣に熱く語れるものを持っていたことがよかったのかなと思います。
最終的にこの会社を選んだ理由としては、面接を通してお話しした社員の方々の存在が大きいです。尊敬する上司やフラットな関係の部下あるいは後輩社員についてや、自分の仕事のことを楽しそうに話す先輩の姿を見て、「一緒に働きたい!」と純粋に思いました。また、この会社なら若手でもいろんな環境でトライさせてもらえると知り、入社後にグンと成長する自分の姿が見えたように思います。「なにをやるか」だけが重要ではなく、「誰とどんな環境で働くか」ということの方が自分には重要だと感じました。