【ぴあ株式会社の先輩社員】メディア・プロデュース事業局 メディア・クリエイティブグループ:恩村友梨子さん
プロフィール:恩村友梨子(おんむらゆりこ)
明治大学文学部卒業。2013年入社。
『ぴあ株式会社』は、1984年に日本で初めてオンラインチケット販売「チケットぴあ」を開始し、現在はチケット販売の最大手として多くの人に認知されている企業です。その他にもイベントの企画、MOOKや書籍の出版など、幅広い活躍を見せています。今回は、『ぴあ株式会社』で働く先輩社員・恩村友梨子さんに、現在の仕事内容や学生時代の経験について聞いてみました!
今のお仕事はどんな内容?
私はメディアクリエイティブグループで、ぴあの「出版物」の編集業務を行っています。ぴあではさまざまなジャンルの本を出版していますが、その中で私が担当しているのがグルメや旅行といったレジャージャンルに関する出版物です。
編集は、企画作りがとても重要な仕事です。私は今の部署に来てまだ日が浅いですが、ゆくゆくは自分が立てた企画メインで本作りができるようになりたいと思っています。現在は、掲載する写真や文章の内容チェック、誌面デザインの確認など編集作業に携わり、本作りの工程を学んでいるところです。
この仕事の魅力はなんといっても「自分が手掛けたものが形になること」です。紙の媒体は厳しいといわれている時代ですが、本として形になり、書店に置かれ、そして多くの人に手に取ってもらえるというのは、すごく素敵なことじゃないかと思います。以前は出版物の営業を担当しており、そのときも自分の担当している本が書店に並んでいると感動しましたが、編集の立場からだと、また違った感動を味わうことができています。
もちろん本を作るというのは簡単なことではありません。自分がいいと思ったものが他人にとってもいいとは限りませんから、それがとても難しいところです。そんな中でも、締切というリミットの中で「答えがないものをどれだけいいものにするか」というのは、難しくもあり、やりがいでもあることですね。まさに「生みの苦しみ」を味わいながら勉強している最中です。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
やはり自分が手掛けたものを、手に取ってもらえることが一番うれしいですね。中でも一番印象的だったのが、私が利用している美容院に行った際、マガジンラックに私が手掛けた本が置いてあったことです! その店の近辺の情報が掲載されていたので置いたらしいのですが、私が関わっていることを伝えたところ店員の方もとても驚いていらっしゃいました。実際、お店に来られる方もその本を参考にしてくれているという話を聞き、非常にうれしかったですね。
反対に一番つらく、大変だったのは、以前の営業時代に新しいジャンルの本を担当したときですね。ちょうど3年目くらいで仕事に慣れてきたころだったのですが、新しく担当した本はそれまでと毛色が違っていて、その違いに対応できなかったことです。仕事に慣れてきたことで慢心していたのかもしれませんが、かなり打ちのめされました。その後は自分でも勉強しつつ、取引先の人にいろいろと教えてもらいながら乗り越えました。
今の会社を選んだ理由は?
昔から漠然と「編集という仕事がしたい」と思っていましたが、最初から「ぴあに入ろう」とは思っていませんでした。そんな中でぴあを受けた理由は、「自分の身近に一番ぴあの本が多かったから」なんです。当時はぴあが本を出していることは知らなかったのですが、「自分が一番読んでいる本の会社を受けよう」と部屋を見回したときに、一番多くあったのがぴあの本でした。ぴあから出ているとは知らずに読んでいたんですよね。でも、グルメにレジャーに楽しい本ばかりだったので、「ぴあにしよう!」と思って志望しました。
就活ではマスコミ系など30~40社ほど受け、他にも内定をいただいた企業もあったのですが、それでもぴあを選んだ一番の理由は、「人がおもしろかったから」。学生の身で企業に面接に行くと、どうしても萎縮して、身構えてしまうものですよね。でも、面接官がフランクに話し掛けてくれ、会話を楽しみながら自分の伝えたいことが話せたのは印象深く、それに加え、同期も個性的な人が多く、「この人たちとなら仕事が頑張れそう」と思ったのも、ぴあを選んだ要因です。