【カルビーの先輩社員】生産本部 生産管理部 生産技術課:佐々木翔一さん 2ページ目
佐々木さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
▲学生時代の佐々木さん
大学時代、一生懸命打ち込んだのは、サークルですね。登山部に入っていたんですが、けっこういろいろな山に行きました。北アルプス、穂高岳などを15kgほどの荷物を背負い、1週間かけて縦走したときは、かなりキツかったです。チームを組んで登るのが登山ですから、チームワークを身につけたという意味では、大学時代に登山を一生懸命やってよかったと思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
大学時代に経験してよかったと思っていることは3つあります。まずは、プレゼンとコミュニケーションの能力が鍛えられたこと。大学4年から大学院にかけて研究に取り組んだんですが、研究では自分に必要な情報を探すために、周囲といろいろコミュニケーションを取っていかなければなりません。
また、研究の成果を学会などで発表する際には、プレゼン能力も自ずと身についていきます。研究を通して獲得したその2つの能力は今の仕事に確実に役立っていますね。
あと自分でも意外だったのが、学生時代に「熱力学」というものを勉強していて「何でこんなもの勉強する必要があるのかな?」と思っていたのですが、これが入社してからずいぶん役に立ちました。工場の設備には、ものを温めるボイラーなど、熱を使う物が多いんです。熱力学を知っていれば、熱伝導を効率よくして、コストダウンにもつながります。これは勉強していたときには気づかなかったことでした。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
僕は就活で50社ほど受けましたが、最初のほうは面接も緊張して上手く話せず、苦労しました。だから場数を踏むというのは大事だと思います。慣れてくれば、だんだん自信も付いてきて、普段通り話せるようになっていきましたから。
上手く話すということで言うと、自分の強みを知っておくと有利かもしれません。自分の支えになるものや、自分はこれに関しては自信があるし他人には負けない、というものがあれば、強いと思うんです。僕の場合、それは「諦めないこと」でした。理系的な考え方をするので、学生時代から自分の理解できないものに対しては、理解できるようになるまでとことん食らいつく傾向があったんです。研究を進めるなかでつらいことがあっても、簡単なことでは諦めませんでした。それを自分の軸として就活でアピールしたことがいい結果に繋がったのだと思います。
大学院で研究をするなかで培った知識や経験が、思わぬところで活きたという佐々木さん。また、その研究で磨かれた「諦めない」姿勢が、就活で役に立ったとも語ってくれました。真剣に学生生活と向き合えば、その経験は無駄にならないということなのかもしれません。
趣味:ドライブ・麻雀
特技:短距離走
就活で受けた企業数: 50社程度
志望していた業界:食品・日用品
今の会社の魅力:チャレンジを重視する風土であること。意欲ある人はどんどん評価される。逆に、ただ指示を待っているだけだと、面白くないかもしれません。
文:イマーゴ
取材協力:カルビー株式会社