【会話例付き】アルバイトの電話応募のコツを紹介!面接前からアルバイト先に好印象を持ってもらおう!
電話でバイトに応募するときは、バイトに慣れていても緊張するもの。「ここで働きたい」と思った求人への電話応募なら、絶対に失敗したくないですよね。
今回は、アルバイトの電話応募で気をつけておくべきこと、応募電話の会話例、折り返し電話の対応方法など、アルバイトの電話応募に関することを詳しくご紹介します。
これからアルバイト先を探すという人は、目を通しておいてください。
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応募先に電話する前にメモしておくこと
バイト面接に応募する電話をかける前に、メモしておくべきことがあります。
それは、
- 応募先の受付時間
- バイト採用担当者の名前
- 質問したいこと
の3つです。
バイト応募の電話は経験豊富な人でも緊張するものです。基本的な項目をメモし、手元に置いておくことで、頭が真っ白になってしまっても重要なことだけは忘れずにすみます。
応募先の受付時間は、応募先に迷惑がかからず採用担当者がいる時間帯に電話をするため。バイト採用担当者の名前は、電話口でスムーズに採用担当者に代わってもらうために必要です。
質問したいことは、「面接時間帯」「面接から採用の連絡までの期間」「まだ募集が有効かどうか」など、求人情報に書かれていなかったことや疑問点を書きます。こうすることでスムーズな電話対応ができ、採用担当者に好印象を与えることができますよ。
「求人情報誌を手元に置くだけではだめなの?」と思ったかもしれませんね。求人情報誌やバイト情報が出ているWebサイトのページは、さまざまな情報が出ているので大切な情報の場所がわからなくなる可能性があります。できれば、大切な情報だけを抜き取ったメモで用意した方がいいでしょう。
電話応募の準備はOK?電話前に確認すべき4項目
応募の電話をする前に周囲の環境を確認しましょう。メモの準備が完璧でも、電話する時間帯や場所が悪いと、応募先に悪い印象を持たれてしまいます。
電話前に準備すべきものには、
- 雑音が入らない場所に移動する
- 応募するバイトが掲載されている求人情報誌を用意する
- 自分のスケジュールが確認できるもの
- メモ帳と筆記用具を手元に置く
の4つがあります。
詳しく紹介しますね。
雑音が入らない場所に移動する
スマホは場所を選ばずに電話できますが、周りがうるさく雑音が入る場所では電話しないでください。
あなたは気にならないかもしれませんが、スマホが拾ってしまう周囲の雑音は聞いている相手には思った以上にうるさいものです。「申し訳ないのですが、声が小さく聞き取りにくいのですが(周りの音がうるさい・声が小さくて聞き取れない)」などと言われてしまっては悪印象です。
応募するバイトが掲載されている求人情報誌を用意する
応募先によっては「この求人はどちらで知りましたか?」といった求人情報誌に関する質問が入る場合があります。
メモしておいてもいいですが、応募先のバイトを知るきっかけになった求人情報誌があれば手元に置いておくと便利ですよ。
自分のスケジュールが確認できるもの
応募の電話でそのまま面接の日程を決めることも多いです。自分のスケジュールがわかるものを手元に用意しましょう。
面接に都合のいい日時を聞かれるので、どの日なら面接できそうか答えられるようにします。
メモ帳と筆記用具を手元に置く
採用担当者の名前や応募先の受付時間を書いたメモ帳は手元に置いておきましょう。
電話応対に自信がないなら、ある程度の会話例をメモしておくと安心できますよ。
電話応募で避けるべき時間帯を業種別に紹介
バイトに電話応募するとき意識しておきたいのは、電話をかける時間帯です。バイト情報に書かれている「受付時間」は、求人応募を受け付ける時間帯というよりは、お店や会社の営業時間である場合が多いです。
受付時間内ならいつでもかけていいかというとそうではありません。応募先の迷惑になるような時間帯は避けましょう。
応募先が忙しい時間帯を業種別に紹介すると、
- 飲食店:ランチタイム、ディナータイム
- スーパーマーケット:お昼前後、夕方前後
- 塾:夕方以降
- 居酒屋:20時以降
- コンビニ:お昼前後、早朝・深夜
- アパレル:土日の日中、平日お昼頃
- パチンコ店:お昼頃、19時以降
のようになります。
土曜日、日曜日、祝祭日に営業している店舗は、土日祝日は忙しいです。また、どの業種であっても、お昼頃は担当者が昼休憩に入っている場合もあり、避けたほうがいいでしょう。
電話で応募する場合の流れ
電話で応募する場合の流れを紹介します。電話応募は、何度経験しても慣れないものです。電話をかけてから切るまでの流れがどういう風になっているか参考にしてください。
- 時間帯を確認して電話
- 電話に出てもらえたら名乗り、アルバイトの応募の件と伝える
- 採用担当者を呼び出してもらう
- 採用担当者に名乗り、アルバイト応募の件での電話であることを伝える
- どの求人媒体から応募したか伝える
- まだ応募しているか確認する(既に採用者が決まっている場合がある)
- 面接の日時を確認する
- 面接時の訪問先・持参品を確認する
- 今後の連絡先を確認する(この電話でいいか担当者の電話になるのか)
- 面接当日はよろしくお願いいたしますで締める
- 静かに電話を切る
大まかな流れはこのようになっています。具体的な会話例は次の項目で紹介しますね。
電話の応募で好印象を持たれる会話例
先ほどは、基本的な流れを紹介しました。ここでは、電話応募で好印象を持たれる会話例を紹介します。
- コンビニエンスストアなど販売業への応募電話
- 居酒屋やファミレスなどの飲食業への応募電話
の2つの例をあげます。雰囲気をつかんでください。
コンビニエンスストアなどへの応募電話の会話例
あなた「もしもし、そちらはコンビニエンスストア○○店さまでしょうか?」
担当者「はい、○○店でございます」
あなた「私は○○○○(フルネームで)と申します。求人情報誌で御社がバイトを募集しておられるのを拝見して、ご連絡致しました。採用担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?」
担当者「はい、採用担当の○○に代わりますのでしばらくお待ちください」
あなた「よろしくお願いいたします」
採用担当者「もしもし、採用担当の○○と申します」
あなた「はじめまして、私は○○○○(フルネームで)と申します。どうぞよろしくお願い致します。まだ、応募は締め切っておりませんでしょうか?」
採用担当者「はい、まだ応募を受け付けております」
あなた「それでは応募させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」
採用担当者「はい、どうぞ、一度面接に来ていただけますか?」
あなた「○○様のご都合のよろしい日時や時間に面接にうかがいます。お教えください」
採用担当者「それでは○○月○○日の午後14時頃ではいかがでしょうか?」
あなた「はい、それでは○○月○○日の午後14時におうかがいします。どうぞ、よろしくお願い致します」
採用担当者「はい、わかりました。ではその時間にお待ちしております。何か質問などはございますか?」
あなた「週に何日以上という情報がなかったのですが、週3日からでもかまいませんでしょうか?」
採用担当者「はい、週3日からシフトに入れますので、大丈夫ですよ」
あなた「面接時に持参するものなどがございましたら、お教えください」
採用担当者「履歴書と学生証をお持ちください」
あなた「はい、わかりました。それでは、○○月○○日○○時におうかがいますので、よろしくお願いいたします」
採用担当者「お待ちしております。予定が変更になる場合は、あらかじめ連絡ください」
あなた「はい、わかりました。それでは失礼したします」
居酒屋やファミレスなどへの応募電話の会話例
担当者「毎度、ありがとうございます。○○屋○○店でございます」
あなた「はじめまして、お忙しいところ誠に恐縮です。求人情報誌を見てバイトの応募でご連絡させていただきました。私は、○○○○(フルネームで)と申します。採用担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?」
担当者「はい、しばらくお待ちください」
採用担当者「はい、お電話代わりました。採用担当の○○と申します」
あなた「はじめまして、私は○○○○(フルネームで)と申します。求人情報誌に掲載されていた御社の求人を拝見して、応募させていただきたいと思い、ご連絡申し上げました。まだ応募は可能でしょうか?」
採用担当者「はい、まだ応募を受け付けています。一度面接に来ていただきたいのですが、ご都合のよろしい日時を教えてもらえますか?」
あなた「はい、○○様のご都合のいい日程に合わせて面接にうかがいます。ご都合のよろしい日程をお教えください」
採用担当者「そうですね、では、明日の午後15時頃でいかがでしょうか?」
あなた「はい、では明日○○月○○日の午後15時にお店へおうかがいします。よろしくお願い致します」
採用担当者「はい、わかりました。それではその時間にお待ちしております。何か質問などはございますか?」
あなた「求人に週に何回働けるのか記載されてなかったのですが、週5回ほどシフトに入れますか?」
採用担当者「はい、シフトに入っていただく回数は多いほどありがたいので、週に5回入っていただけます。詳細は面接の時にお話しします。他に何か質問はありますか?」
あなた「はい、場所なのですが、地図で見ると駅前のアーケードの中にあるようなのですが、何か目印はございますか?」
採用担当者「駅を出てアーケード街を20mほど歩いたら、当店の看板がありますので、その階段を上がった2階です」
あなた「わかりました。面接に持参するものは履歴書以外に何かございますか?」
採用担当者「履歴書と、学生さんでしたら学生証、スケジュールがわかる手帳があったら持参してください。シフトの打ち合わせがあります。メモなどもあると便利です」
あなた「わかりました。それでは履歴書と学生証、スケジュール帳を持参しておうかがいます。よろしくお願い致します」
採用担当者「はい、それではお待ちしています」
あなた「よろしくお願い致します。失礼します」
どちらの場合も相手には見えませんが、電話は静かに切るようにしましょう。
応募電話が留守番電話につながった場合
留守番電話だった場合は、静かに電話を切り、採用担当者と直接話せる機会を待つようにしてください。
留守番電話にメッセージを残す場合は、「アルバイトの応募でご連絡致しましたが、お留守のようですので、また改めてお電話致します」と録音して、静かに電話を切るようにしましょう。
留守番電話があまりにも続くようなら、求人情報誌に記載されている電話番号が間違っている可能性があります。求人情報誌側に連絡をするか、インターネットなど別の方法で連絡先を探してみましょう。
応募先の担当者が不在の場合の対応はどうすれば?
応募先の採用担当者が不在の場合は、電話に出た人にあなたの連絡先を伝え、折り返しの電話を待つか、後日あなたから連絡し直すことになります。
たいていの場合は、電話に出た人から
- 「ただいま席を外しておりますので、こちらから折り返させていただきます」
- 「あいにく、本日不在です。後日折り返させていただきますので、ご連絡先を頂戴できますでしょうか」
と言われます。
この場合はあなたの
- 氏名
- 連絡先
- 用件(アルバイト応募の件)
を伝えましょう。大学の講義などがあり連絡を取りにくい時間帯があれば、それも一緒に伝えます。
もし、「折り返させていただきます」と言われなかった場合は、担当者がいる時間帯を聞きましょう。「またご連絡いたしますので、採用担当の〇〇様がいらっしゃる時間帯を教えていただけますでしょうか」と伝えれば、無難な時間帯を教えてもらえます。
採用担当者から折り返しの電話が来た場合の対応について
採用担当者から折り返しの電話が来た場合の対応について紹介します。スマホに電話がくるので、友達同士の通話の雰囲気で第一声を発しないように注意しましょう。
会話例としてはこのようなパターンになることが多いです。
あなた:電話に出て「はい、〇〇です」と名乗る
相手:「もしもし、私、株式会社〇〇で採用担当をしております▽▽と申します。〇〇さんのお電話で間違いないでしょうか」
あなた:「はい。〇〇です。」
相手:「先日、アルバイト応募の件でお電話を頂戴いたしまして、私席を外しており失礼いたしました。今回はそちらの件で折り返させていただいたのですが、お時間大丈夫でしょうか」
あなた:「はい、大丈夫です。」もしくは「今外出中(講義前)でして、私から折り返させていただきたいのですが…」
ここから先は、電話応募する際の電話応対とほぼ同じです。
折り返し電話に出る際の注意点
折り返し電話に出るとき、相手が応募先の採用担当者かどうかわからないうちに個人情報を話してしまうのは避けましょう。
- 応募先の会社の電話番号をスマホに登録しておく
- 最初は名前のみ名乗り、相手が名乗るまで詳細を話さない
といったことが対策になります。
最近は、採用担当者が会社名義のスマホを持っていることもあり、知らないスマホの番号からかかってくることも多いです。注意しましょう。
応募後に連絡がない場合はどれくらい待つのがマナー?
電話応募の際、「面接等の日時は後日担当者からご連絡させていただきます」といった対応をされる場合があります。たいていの場合は、2~3日で連絡が来るものですが、待っても連絡がないこともあるのです。そういった場合の対応について紹介します。
もし、求人情報に「応募後○日以内に連絡を差し上げます」とある場合は、その日数がすぎるまで待ちます。その○日が過ぎても連絡がない場合は、確認の連絡をしましょう。
電話応募後の確認のための連絡の会話例
電話応募後の確認連絡の会話例はこのようなものがあります
あなた:「もしもし、先日アルバイト募集の件でお電話させていただいた〇〇と申します。お忙しいところ申し訳ありません。採用担当者の◇◇様はいらっしゃいますでしょうか。」
採用担当者:「お電話代わりました。担当の◇◇です。」
あなた:「先日アルバイト募集の件でお電話いたしました〇〇です。先日はご対応いただきありがとうございました。2~3日ほどで折り返しの電話連絡を頂けるとのことでしたが、お電話がなかったので確認の電話をさせていただきました。」
採用担当者:「大変失礼いたしました……」
期日までに連絡がない原因はいくつかありますが、採用担当者が多忙であったり、あなたのことがたまたま漏れしまっていたり、連絡もなく不採用になっているというパターンが多いようです。
採用担当者も同じ人間ですので、連絡がなかったことを責めないようにしましょう。
電話応募の印象も採用に左右される
電話は相手の顔が見えないので、言葉遣いに十分注意する必要があります。雑な言葉や乱暴な言葉がそのまま悪いイメージとして定着してしまうからです。
はっきりとした発音で、丁寧な言葉遣いで、相手の声にかぶらないよう、適度な間合いを保って話すようにしてください。
適度な間合いを保つためには、相手が話しているときには適度な相槌を打ちながら静かに話を聞くようにします。相手が話し終わったら一呼吸置いてから、自分の話したいこと、質問事項などをゆっくり話してください。
電話応募の印象も採用に左右されます。緊張する場合は、友達に付き合ってもらってシミュレーションしてみるのもいいですよ。
文:ナレッジ・リンクス 山下正之助
編集:マイナビ学生の窓口編集部
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