警察官になるには? 試験の概要や合格後のフローを知ろう
公務員の一種として就職希望者も多い警察官ですが、みなさんは警察官になるにはどういったプロセスを経ないといけないのかご存じでしょうか? 今回は、警察官になるための試験から、試験合格後のフローがどうなっているのかをまとめてみました。
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■警察官になるにはどんなルートがある?
まずは「警察官になるためのルート」からご紹介します。大学生のみなさんが警察官になるには、大きく分けて2つのルートがあります。一つは各都道府県の人事委員会が実施している警察官採用試験を受け、それに合格すること。もう一つは、「国家公務員採用総合職試験」または「国家公務員採用一般職試験」に合格し、警察庁に採用になることの2パターンです。
各地域の警察官採用試験を受けて警察官になった場合は地方公務員、警察庁に採用された場合は国家公務員となります。また、警察官採用試験を経て警察官になった人はノンキャリア、国家公務員採用総合職試験を経た人はキャリア、国家公務員採用一般職試験を経た人は準キャリアと、一般的に呼ばれています。警察をテーマにしたドラマでも扱われていたので、聞いたことがある人も多いでしょう。
ノンキャリアは巡査からスタートですが、幹部候補生として扱われるキャリアは警部補、準キャリアは巡査部長が初任の階級となり、またノンキャリアは昇級に試験が課せられますが、キャリア・準キャリアの昇任は選考によるものであることも大きな違いです。
他にも、警察官ではありませんが、警察で働く仕事に「警察行政職員」があります。名前のとおり警察内で行政職、いわゆる事務職を行う仕事で、地方公務員に当たります。警察官と同じく試験に合格することで、就くことができます。