社会学部の学生がおすすめ! 文化や社会への視野が広がる映画4選【学生記者】
みなさん初めまして! 大学で社会学を学んでいるKinoです。
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私は以前から映画鑑賞を趣味としていました。初めは娯楽として観ていた映画ですが、次第に自分の知らない文化や社会、そしてそこに生きる人々について教え、考えさせてくれるものだと気が付きました。
そこで今回は、日本で生きているとなかなか接点がなく体験したり考えたりする機会がないテーマやシチュエーションが扱われている映画を4つご紹介します! 普段あまり映画を観ない人でも楽しめる映画を選んだので、ぜひ気軽に楽しみながらぜひ社会や文化に対する視野を広げていただければ幸いです!
1.雨に唄えば(原題:Singin' in the Rain)
傑作ミュージカル映画として知られ、ハリウッドを代表する作品なので知っている人も多いのではないでしょうか。1952年公開と古い映画ですが、今でも主役3人の踊りと歌は決して衰えません。
ストーリーは、駆け出しの女優キャリーとキャリーに惚れた俳優ドンが親友のコズモを巻き込み、失敗や挫折を経験しながらも厳しい映画業界で成功を掴もうとする話です。全篇を通して歌と踊りのすてきな文化体験ができる映画ですが、特にタイトルにもなっている『Singin' in the Rain(雨に唄えば)』を歌うシーンは人生の活力を生み出すこと間違いなしです!
2.インビクタス/負けざる者たち(原題:Invictus)
この映画は1994年、アパルトヘイトと呼ばれた人種隔離政策が撤廃されたばかりの南アフリカを舞台に、当時低迷期にあったラグビー南アフリカ代表「スプリングボクス」が翌年の自国開催のW杯に向け奮闘する話です。
弱小ラグビーチームの快進撃がメインストーリーですが、まだ人種差別政策が無くなって日が経っていない南アフリカで、白人にしか人気のなかったラグビーというスポーツがW杯での活躍と共に黒人たちにも認められていく、異なる人種の融和という重大なテーマを描いた作品でもあります。
ラグビー映画としてもおもしろく、そして異なる人々と共に生きていくことについて考えさせてくれる良作です!
◯Webページ
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/
3.ショーシャンクの空に(原題:The Shawshank Redemption)
無実の罪で刑務所に入れられることになってしまった銀行員のアンディが、刑務所の中での出会いを通じて、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生きていく感動傑作です。アンディは、物置同然だった図書館を受刑者の集い学べる場所へと変えるなど、環境も悪く荒くれ者の多かった刑務所に徐々にだが変化をもたらしていく存在となります。
不正の横行する場所でも自分の信念と希望を捨てずに生きていくアンディの姿は、現代を生きる人々にたとえ不条理なことに遭遇してもそれに立ち向い、変えることのできる力を与えてくれます!
4.レインマン(原題:Rain Man)
自由奔放な性格のチャーリーが、サヴァン症候群の兄・レイモンドとの再会によって変化する様子を描いた作品です。初めはレイモンドが権利を持つ父親の遺産を得ることだけが目当てでレイモンドのことを理解しようとしなかったチャーリーですが、重いサヴァン症候群を持つ兄の気持ちを知るにつれてそれが変化していきます。
意思の疎通が難しくても、それを兄弟愛で乗り越えようとする感動作品ですが、同時に自閉症の一種であるサヴァン症候群のように重い障害を抱えていても、人とのつながりを持てることを教えてくれる映画です!
■まとめ
以上4作品と少ないですが、映画を観てみようかなというときにハズレのないと思う有名な作品を選んでみました! 映画というのは奥が深いですが、とりあえずはこの中から一本選んで観てはいかかでしょうか。そして「見る」のではなく「観る」ことを大切に、ぜひその映画が伝えようとしていることを探してみてください!
文・Kino