辛い心が楽になるかも? 人生について考え尽くした大学生の「幸せ」の考え方【学生記者】
こんにちは、横浜市立大学3年の里慶です!
突然ですが、私は毎日幸せだと胸を張って言えます。もちろんたまに落ち込んだりすることもありますが、毎日幸せな感情で満たされています。しかし、何も私も初めから今のような状態であったわけではありません。これまでさまざまな苦労を通して、自分自身、そして人生についてたくさん考え、今の状態までもってくることができました。
今回はこれまで私が考えてきたことも踏まえ、幸せになるために大切だと思うことをみなさんにお伝えしたいと思います。
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◆まずは自分自身の幸せについて、定義をしよう
誰もが「幸せになりたい」と思うことでしょう。では「『幸せ』って何ですか」という質問にみなさんはどう答えますか? そもそも幸せがどういうものかわからないのに幸せになりたいって思うのは無理な話ですし、自分が気付いていないだけで実はもう幸せなのかもしれません。
冒頭で私は毎日幸せだと書きました。そんな私にとって「幸せ」とは「感謝」です。毎日ご飯が食べられる、住むところがある、平和な暮らしがある、大学にいって好きな勉強ができる、友達がいる、好きなアルバイトができる。これ以上何が必要でしょうか。生きていること自体に感謝し、いつもそれを実感するようにしています。そして気がついたら今のような幸せな状態になっていました。
◆「幸せ=刺激」と定義している限り永遠に幸せになれないと思う
「知足」という言葉を聞いたことがありますか? 文字通り、「足るを知る」ことです。人間の欲望にはキリがありません。「あれもほしい、これもほしい」、「あれをしたい、これをしたい」など永遠に満たされない欲望に満ちている生き物、それが人間ではないでしょうか。私は現代人の言う「幸せ」というのが「刺激」に近いのではないかと考えています。刺激には上限がなく、「ある刺激が満たされれば、さらに快楽の大きい刺激を求めたくなる」というような、永遠に満たされないものである気がしています。
東日本大震災のあと、私は物質的豊かさが自然の驚異によって一瞬で失われてしまうことを目の当たりにしました。これからは精神的な豊かさの価値を改めて実感し、自分にとっての「幸せ」の定義やゴールを決めることで心の負担が軽くなっていくように思います。
◆まとめ文
いかがでしたでしょうか。今回お伝えした内容は私一個人の考え方ではありますが、物資豊かな日本という国で幸せの感覚を麻痺させず、幸せとは何かということを自問自答する姿勢は非常に重要だと思います。日々の生活に感謝しながら、「足るを知り」、精神的な豊かさを手に入れていきましょう。
文・里慶