現役大学生は何を感じた? 就活生のリアルを描く映画『何者』試写会レポート【学生記者】 2ページ目
映画『何者』は5人の大学生が就活を通して自分が「何者」か、模索していく物語です。学生時代に演劇に精を出し、他人を分析するのが得意な拓人(佐藤健)。拓人が片思いをしている素直系女子、瑞月(有村架純)。瑞月の元カレで、天真爛漫だが内定へと着実に近づいていく光太郎(菅田将暉)。いわゆる意識高い系女子であり、拓人の部屋の真上の部屋に住む理香(二階堂ふみ)。理香と同棲中で、就活はしないと宣言している隆良(岡田将生)。
自分とは一体「何者」なのか。そんな中、仲間の中に「裏切り者」が現れ、これまで隠されてきた裏の顔が露になっていきます……。
◆鑑賞後レポート
これから就活生の身分としてこの映画を観ることの意義を大きく感じました。就活生を取り巻く「恋愛」、「友情」、「裏切り」。SNSが普及している今の時代にふさわしい現代的でリアルな就活生の葛藤が描かれており、とても考えさせられる内容の濃い作品でした。今までなんとなく周囲に流されて生きてきた人も、自分は「何者」なのかを見つめ直すいい機会にもなるはず。就活生はもちろん、大学生活がイマイチぱっとしない、しっくり来ていないような学生にもぜひ見てもらいたい作品です!
◆ 『何者』
公式HP: http://nanimono-movie.com/
原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)
監督・脚本:三浦大輔
音楽:中田ヤスタカ
主題歌:『NANIMONO (feat. 米津玄師)』
キャスト:佐藤健 有村架純 二階堂ふみ 菅田将暉 岡田将生 山田孝之