浪人ってつらいの? 経験者が気になる浪人生活の実態を大解剖!【学生記者】
こんにちは、横浜国立大学1年の高晃です。
夏休みを迎えて、旅行や合宿などで友だちとの距離感がさらに縮まった人も多いのではないでしょうか。しかし、仲よくなって冗談を言い合うような関係になっても、なかなか聞けない話題というのもありますよね。例えば「浪人」の話題もその一つではないでしょうか。現役で合格した大学生にしてみればまったくもって未知の話ですし、浪人して合格した友だちにわざわざ自分から浪人のことを聞くのはなんとなくはばかられますよね。
そこでこの記事では、浪人生活がどんなものなのか気になる現役大学生、そして他の人がどのような浪人生活を送っていたか気になる元浪人生に向けて、首都圏の予備校で一浪して大学に入学した私の浪人生活がどのようなものだったかをQ&A方式で紹介していきたいと思っています。なお、この記事はあくまで私自身の経験に基づくものであって、浪人生全員を代表するものではないということはご承知願います。
Q1.浪人生ってどんな人たちがいるの?
A1.男子も女子も、おしゃれな人も四六時中勉強のことを考えていて服装に無頓着な人も、そして東京の進学校出身者から地方出身者まで、いろいろな人がいます。「浪人生といえばチェックシャツに丸メガネ」といったイメージを持っている人もいるかもしれませんが、みんな比較的ちゃんとした服装をしており、街中で見かけても大学生と区別がつかないと思います。
また私の場合は、住み込みで私と同じ首都圏の予備校に通っている地方出身者と交流する機会があり、自分が知らない話をたくさん聞ける貴重な体験もできました。
Q2.予備校の授業ってどんな感じ?
A2.高校の授業と大学の講義の中間をイメージしていただくとわかりやすいと思います。予備校にもクラスがあって1クラス40~80人ほどに分かれており、授業はクラスごとに受けるものが多いです。このあたりは高校の授業に近いですね。一方、先生はマイクを使って授業をし、生徒にはあまり干渉しません。1コマの時間も90分になるなど、大学の講義と近いところもあります。高校生のときの予備校といえば、休み時間も誰とも話さずに教室が静まり返っているのが一般的ですが、浪人生のクラスでは休み時間にはお互いにわからなかったところを教えあったり、共通の趣味の話に花を咲かせたりといったコミュニケーションがとられるようになります。
Q3.朝から晩まで授業があるの?
A3.そんなことはありません。文理の違いや選択科目によっても変わってきますが、私の場合は一番早く終わる日は午前いっぱいで授業が終わっていました。遅い日でも18時過ぎにはすべての授業が終わっていました。
授業が終わった後は、私のように自習室に行く人もいれば自宅で勉強をする人、カフェ勉をする人などさまざまな人がいました。予備校生はみなさんが思っているよりも自由で、いろいろなことをする人がいます。私も、疲れていて勉強がはかどらないと感じたときは、予備校の周辺を散策して気持ちを切り替えていました。