現役東大生が教える! おすすめの大学受験参考書8冊【学生記者】 2ページ目
〜国語〜
■「ちくま評論選」筑摩書房
https://www.amazon.co.jp/ちくま評論選-高校生のための現代思想エッセンス-岩間-輝生/dp/4480917225/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1468985975&sr=1-1&keywords=ちくま評論選
●概要
これは参考書というより一冊の本という感じですが、一つ一つの文章に対する解説は群を抜いています。現代文というのは結局、問題文に対する理解と共用知識の深さが大事ですので、この本を通して、受験問題になる現代文の背景知識を取り揃えるのは非常に有効です。
●おすすめのポイント
僕が受験期に痛感したことは、現代文には教養が必要だということです。出題文の問題背景を知っているのと知っていないのでは回答の質に大きな差が出ます。息抜きとして使用することもできますから、無駄とは思わず是非一度目を通してみてください。
〜地歴〜
■「タテから見る世界史」「ヨコから見る世界史」大学受験Vbooks
https://www.amazon.co.jp/タテから見る世界史―試験で点がとれる-大学受験V-BOOKS-斎藤-整/dp/4053022517/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1468986100&sr=1-1&keywords=縦から見る世界史
https://www.amazon.co.jp/ヨコから見る世界史―試験で点がとれる-大学受験V-BOOKS-斎藤-整/dp/4053022525/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1468986100&sr=1-2&keywords=縦から見る世界史
●概要
多くの受験生は一問一答などの知識暗記型問題集で世界史を克服しようとしますがそれはかなり難しいと言わざるをえません。歴史というのは突き詰めれば一つの流れであり、その流れをつかむことなく個別の事象を暗記するのは不可能に近いのです。このタテ・ヨコの二冊を同時に使うことで、世界史の流れをつかむことができます。
著者の斎藤整さんは東進ハイスクールの有名講師です! 東大クラスを受け持っておられ、難関大受験生から支持を得ています。私の友人(女性)も「斎藤先生大好き!」と言っていました。
●おすすめのポイント
タイトルの通り、この二冊は世界史を通時的視点、共時的視点の二方向から解説しています。細かい知識はもちろんカバーされていますが、やはり難関大受験生には歴史を流れとしてみる能力が要請されており、その補強にもってこいの二冊です。
■「東大の日本史25か年」教学社
https://www.amazon.co.jp/東大の日本史25カ年-第5版-難関校過去問シリーズ-塚原-哲也/dp/4325206167/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1468986618&sr=1-2&keywords=東大日本史
●概要
東大受験生用の参考書と思うなかれ。この問題集には論述一問につき非常に詳細な時代背景や因果関係の解説が載っており、知識系問題集をはるかに超える知識を吸収することができます。知識と流れを同時につかむことができる最強の参考書です。
●おすすめのポイント
この参考書は題名の通り、東大入試25年分が収録されていて、一問一問について詳しい解説が付いています。正直解説が詳しすぎて受験に必要な知識を超えているところもありますが、そこがまた知的好奇心をくすぐるのです。僕は現役生で地歴の勉強がなかなかできなかったのですが、この一冊を夏からしっかり読むことで知識だけでなく体系的な日本史の勉強ができました。
■「地理の研究」帝国書院編集部
https://www.amazon.co.jp/新詳資料-地理の研究-帝国書院編集部/dp/480716239X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1468986629&sr=1-1&keywords=地理の研究
●概要
地理は受験生の中でも選択者が少なく、有名参考書も世界史日本史に比べて少ない傾向にあります。その中でこの参考書は、詳細に地理の知識を分野ごとに記述しており、地理学の辞書として使うことが可能です。知識の確認を反復することで、多様な地理の問題に対応することができます。
●おすすめのポイント
私自身は地理選択ではなかったのですが、趣味でこの本買ってたまに読んでいました(笑)多様な地理の基礎知識がこの一冊にまとめあげれられている、というのがこの参考書の魅力ではないかと思います。世界史・日本史選択の人もパラパラと読んでみると過去と現在の知識が繋がって楽しめるはずです!
いかがでしたでしょうか? 今回は理系科目の参考書を入れることができなかったので、次回はそちらもご紹介しようと思います。
東大生といえど、みなさんと同じ受験生であったことに変わりはありせん。今回ご紹介した彼らの受験時代の相棒を参考に、辛い受験生活を乗り切っていってほしいと思います!
最後に、僕から今回紹介したものをはじめとして、自分にあった参考書を選んでもらうための3ステップをご紹介します。
<大学生のまずこれステップ>
1.記事のURLをチェックしてレビューなどを読んでチェックしてみる
2.近くの書店で実際の参考書を手に取ってみる
(ここ大事です!中を見てみて自分に合うか確認しましょう!ちなみに僕の友達は学校で配られた数学の参考書のレイアウトが気に入らないと言って別のものを使っていました(笑))
3.これだ!と思ったものを買って、その一冊をしっかりやりこむ。
文・コバタケ