ゲームの歴史を振り返る! 「初めて〇〇だったゲーム」7選
ここ20年のゲームの進歩は著しく、特にスーパーファミコンやプレイステーションが登場した1990年代は、まさに激動の時期でした。さまざまなアイデアや試みを盛り込んだゲームが数多く登場しましたね。そこで今回は、「初めて〇〇だった」という、エポックメーキングなゲームのタイトルをピックアップしてご紹介します。
●初めてCD-ROMを媒体とした家庭用ゲーム
今ではすっかりおなじみとなったCD-ROM媒体。若い世代だと、プレイステーションでCD-ROM媒体になったようなイメージが強いですが、家庭用として初めて発売されたCD-ROM媒体のゲームは、PCエンジンCD-ROM2の『ファイティング・ストリート』そして『No・Ri・Ko』でした。
●初めてステルス要素を盛り込んだ家庭用ゲーム
ステルスゲーム自体は、セガが1981年にリリースしたアーケードゲーム『005』が先駆けとされていますが、家庭用ゲームとしては1987年の『メタルギア』といわれます。このタイトルがステルスアクションを世に広め、定着させたといっても過言ではありませんね。
●初めて3Dでモデリングされた家庭用格闘ゲーム
現在では普遍的な3D格闘ゲームですが、家庭用として最初に登場したタイトルは1994年にセガサターンで発売された『バーチャファイター』でした。アーケードゲームとして登場した際は大きく注目され、このゲームをしたいがためにセガサターンを購入する人も多くいました。
●初めて48Mbの容量で発売されたスーパーファミコンのゲーム
スーパーファミコン時代のソフトは、「カセットの容量」ですごさを測ることがありました。その中でも「すごい容量」として注目されたのが、1995年に発売された『テイルズ オブ ファンタジア』です。その容量は48Mb(メガビット)。今では何とも思わない数字ですが、歌入りのOPが流れるなど当時は画期的だと騒がれました。
●初めてのサウンドノベル
現在ではあまり見掛けないスタイルのゲームですが、一時代を築いたサウンドノベルというゲームジャンル。画面に表示されるメッセージを読みながら、その情景にマッチした音楽や効果音を楽しむアドベンチャーゲームの一種です。1992年に発売された『弟切草』がその先駆けとなった作品で、続いて発売された『かまいたちの夜』も人気となりました。
●初めてコマンド選択式を取り入れたアドベンチャーゲーム
出てくる選択肢を選んでキャラクターを動かし、物語を進めるアドベンチャーゲーム。今ではおなじみとなっている「コマンド選択式」を最初に取り入れたのは、パソコンゲームとして発売された『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』という作品といわれます。ドラクエシリーズで知られる堀井雄二氏がシナリオを担当していた名作です。
●初めてのガンダムを題材にした家庭用ゲーム
「ガンダム」シリーズを題材にしたゲームは数多く登場していますが、家庭用ゲームとして初めてガンダムを題材にしたソフトは、1986年発売の『機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル』でした。横スクロールのアクションステージと、コックピットからの視点のFPSのようなステージの二段構えだったのが特徴です。
数多くある「初めて○○だったゲーム」の中から、ピックアップしてご紹介しました。若い世代の中には、「知らなかった」というものもあるのではないでしょうか。
(中田ボンベ@dcp)