英語が苦手でも行ける? 「TOEIC・TOEFLの点数なしでアメリカに留学する方法」【学生記者】
こんにちは、九州大学の松永圭世です!
アメリカへの留学、憧れがある人も多いのではないでしょうか?行ってみたいけど、英語に自信がない、高い受験料でTOEFLを何度も受けるのは気が引ける、TOEICやTOEFLの点数が足りない……、など数々の悩みを耳にします。でも、大丈夫! 英語の試験なしでアメリカに留学した筆者が、その方法についてご紹介します。
方法1:英検(実用英語技能検定)の利用
日本を中心に実施されている「英検」ですが、これを利用して留学できる学校もあります!英検は他の試験に比べて受験料が安く(参考:1級8,400円、準1級6.900円、2級5,800円)、日本人向けに作られているという点でオススメです。日本語の解説本も充実しているので勉強もしやすいです。ちなみに公式サイト※によると、2級で行ける学校は146校、2級~1級までを合わせると375校あります。
※https://www.eiken.or.jp/eiken/abroad/
方法2:ESL(英語を母国語としない人のための語学学校)への入学
ESL (English as a Second Language)という語学学校やその部門を併設した大学も多数あります。多くの場合、ESLに通うための入学資格として英語の能力が問われることはありません。入学後に各校で試験を受け、その結果でレベルごとにクラス分けがされます。ESLでは一般的にスピーキング、リスニング、ライティング、リーディング、といった分野ごとのクラスが開講されています。学校で学ぶような文法から、ネイティブならではの英語表現までを学ぶことができ、基礎固めに役立ちます。
方法3:現地到着後に英語の試験を受ける
私はこの方法で留学をしました。大学にESLが併設されている学校で、入学後の試験の結果によって大学の正規のクラスか、ESLかが決まるという仕組みです。学校によっても制度や試験内容は異なるのであくまで参考ですが、私の場合は以下のような流れでした。大学のクラスを取るにはTOEFLの点数の基準があったのですが、出国前の試験で私はその点数に達していませんでした。しかし、到着後に学校で受けた試験の結果によって大学の正規クラスを取ることができました。この方法の利点として、基準が低い、内容が日本人に向いている、ということが挙げられます。私の場合スピーキングはなく、文法や構文を問うような日本人が得意とする傾向の問題が出題されました。
いかがでしたか?英語が苦手でも、留学はできます!現地で語学力を磨くことは十分できるので、ぜひ諦めずに挑戦してみてください!次回は私が通った、「コミュニティカレッジ」について詳しくお伝えしたいと思います。
<大学生のまずこれステップ>
1.留学の目的を決める(語学留学、インターンシップ、ボランティアなど)
2.入学条件/受け入れ条件の確認(語学基準、成績基準、年齢など)
3.必要な勉強、準備をして留学に備える
文●松永圭世