大学生にしてプロゴルファー! ゴルフ界の期待の星・小木曽選手インタビュー
大学時代からプロ・職業人としての活動を始める人はそれほど多くありません。福井工業大学 スポーツ健康科学部・1年の小木曽喬(おぎそたかし)さんは、2015年にアマチュアからプロゴルファーに転向。厳しいプロの世界での活動を開始しました。大学生でプロになるという決意はどのようになされたのでしょうか?お話を伺いました。
■ゴルフは6歳のときから始めた! きっかけはテレビ中継!
――ゴルフを始められたきっかけは?
小木曽さん きっかけはテレビのゴルフ中継番組を見たことです。伊沢利光さんのプレーがとても格好良く見えて、自分もやってみたいと思いました。父がゴルフをやっていたので、練習場に連れて行ってもらいました。ゴルフを始めたのは6歳のときです。
――それからずっとゴルフをプレーされているのですか。ゴルフ部には入っていましたか?
小木曽さん はい。小学校にはゴルフ部はありませんでしたが、中学3年生のときに福井工業大学附属福井中学に転校しまして、そのときからゴルフ部に所属しています。福井工業大学附属工大福井高校に進学してもゴルフ部に所属しました。ですから、中学3年生から大学までゴルフ部に籍を置いてきました。昨年プロに転向しましたので、現在は大学のゴルフ部の活動とはちょっと遠ざかった感じですね。
●小木曽喬さんの主な戦績
2012年:『北陸三県ゴルフ新人大会』優勝
2013年:『中部アマチュアゴルフ選手権』優勝
2013年:『中部高等学校ゴルフ選手権春季大会』優勝
2013年:『中部ジュニアゴルフ選手権』優勝
2013年:『中部高等学校ゴルフ選手権』優勝
2014年:『日本アマチュアゴルフ選手権競技』優勝
2015年:『中部アマチュアゴルフ選手権』優勝
■高校2年生で「プロゴルファー」になると決めた!
――素晴らしい戦績を残していらっしゃいますが、プロに転向されたきっかけは? その思いはどのようなものでしたか?
小木曽さん 高校2年生のときにプロとして、職業としての「ゴルファー」になることを考え、本気でプロゴルファーになりたいと思いました。その思いを実現するための転向です。
――自分の志を貫くための決断だったわけですね。日々どんな練習をされていらっしゃいますか?
小木曽さん 今は基礎体力作りを行い、また技術を含めて自分を変えていくように練習しています。まだまだ自分は技術が足りませんのでそれを補うのは当然ですが、やはりメンタル面でも強くなっていかないといけないです。
――コースに出たりなどは?
小木曽さん 冬の間は寒いのであまりラウンドしても効果はないと考えています。もっと基礎の部分を大事にしないといけないと思っていますので、コースよりも練習場に行きます。
――学業とプロとの両立はどのようにされていますか?
小木曽さん プロゴルファーに転向したのは2015年からですので、大学生活とプロゴルファーとしての生活が始まるのは今年からです。今年からやることですから、まだちょっとどのようになるか実感が湧きません。でも、やはり簡単なことではないと思っています。たぶん、かなり忙しくなるでしょう(笑)。
――好きなプロゴルファーはいますか?
小木曽さん 工大福井高校の先輩で現在プロとして活躍している川村昌弘さんです。「自分がもっとうまくなりたい」「プロになりたい」と思ったきっかけは川村さんに触発されたためです。
――川村さんと話したりはされますか? 何かアドバイスをもらったりは?
小木曽さん オフに一緒にラウンドしたりします。川村さんからは技術的なアドバイスよりも、気持ちについて助言を頂くことの方が多いですね。「自分を信じてやりたいことをやればいい」といったアドバイスを頂きました。
――スゴイと思うプロゴルファーはいますか?
小木曽さん 片山晋呉さんはスゴイですね。「ツアー勝利数29勝」「永久シード獲得」という戦績も素晴らしいですが、技術もメンタルもずば抜けていると思います。
――どんなプロゴルファーを目指していらっしゃいますか?
小木曽さん 日本のツアーで活躍できるプロ、プレーだけでなくその他の面でも好かれるプレーヤーになりたいですね。
――ありがとうございました。
小木曽さんは学業とプロゴルファーとしての活動という二足のわらじを履いた生活を始めています。大変だと思われますが、小木曽さんは自分の志を貫いて進んでいくことでしょう。皆さんもぜひ小木曽さんの活躍に注目してください。
写真提供:小木曽喬さん
(高橋モータース@dcp)