最初は遊びだったのに……すごすぎ! ハチロクを電気自動車に改造しちゃった大学生たち 2ページ目
■作り上げたハチロクで数々の実績を得る
――EVのハチロクで数々の競技会に参加されたと伺いましたが、どのような実績を残されてきましたか?
競技会では、
・四国EVラリー2012 学生カテゴリー1-1にて優勝(平成24年8月25、26日)
・四国EVラリー2013 学生カテゴリー1-1にて準優勝(平成25年8月24、25日)
・四国EVラリー2014 学生カテゴリー1-1にて優勝(平成26年8月30、31日)
・四国EVラリー2015 学生カテゴリー1-1にて優勝(平成27年9 月21、22日)
・四国EVラリー2015 オープンカテゴリー・ダート走行にて三位入賞(平成27年9月22日)
という実績があります。他にも展示会にも多く出展しておりまして、
・e-ZUKA Tech Night(飯塚市内の技術交流会)にてコンバートEV製作活動の紹介、EVの展示
・九州工業大学飯塚オープンキャンパスにてEVの展示(平成25年7月13、14日)
・北九州学術研究都市第13回産学連携フェアにてEVを展示(北九州学術研究都市、平成25年10月23日~25日)
・ISGフェスタ(九州工業大学飯塚キャンパス)にてEVの展示(平成25年11月9日)
・第53回九州工業大学飯塚キャンパス工大祭での展示(平成25年11月23、24日)
・世界一行きたい科学広場in飯塚2014にてEVの展示(イイヅカコミュニティセンター、平成26年9月14日)
・ISGフェスタにてEVの展示(九州工業大学飯塚キャンパス、平成26年11月8日)
・第54回九州工業大学飯塚キャンパス工大祭にてEV三輪バイクの展示(平成26年11月22、23日)
・Maker Faire Tokyo 2014にてEVの展示(東京ビッグサイト、平成26年11月23、24日)
・北九州モノカフェ2015にてEVの展示(西日本総合展示場、平成27年11月7、8日)
などの展示実績があります。
――四国EVラリーでは毎年好成績を残されていますし、展示会も多いのはそれだけ注目されているということでしょう。
■今後は走行性能の改善や自動運転のシステム構築
――今後の展望などを教えてください。
現在は、EVになった86とEV2台目となるジャイロキャノピー(ピザ屋の宅配バイク)の走行性能の改善、自動運転に向けたシステム構築を主に行っています。そこで、車両の走行情報の取得を目指したいと考えています。これまでは公道を大会の場とする四国EVラリーに焦点を当てていましたが、来年より航続距離と速度に特化した性能の向上を図るため、毎年同じサーキット場で開催され、同条件の下走行ができる「日本EVフェスティバル」に参加し、先に述べた2つについて改良点を抽出していきたいと考えています。
――さらなる向上を目指しているのですね。
EVフェスティバルには、コンバートEV(もともとガソリン車だったものをEVに改造したもの)だけでなく、自作のEVも多数出場しています。中には、回生ブレーキなど、効率・安全性が重要視されるシステムの開発を行っている方もいらっしゃるので、ぜひ交流会を通して情報交換をしたいと考えています。
――今後の活躍を期待しています。ありがとうございました!
今後の自動車社会の大事なポイントになるであろう電気自動車。もしかすると、「e-car」の皆さんによって、電気自動車界がさらなる発展を遂げるかもしれませんね。今後も注目です!
写真提供:九州工業大学 サークル「e-car」
(中田ボンベ@dcp)