恋がしたくなる! 絶対読みたいおすすめ少女漫画20選【胸キュン】 4ページ目
16.これは恋のはなし
作者名:チカ
連載誌:ARIA
出版社:講談社
単行本:全11巻(完結)
<あらすじ>
31歳の小説家・内海真一は、スランプで思うように小説が書けない状況に悩んでいます。気分転換に田舎へと引っ越したのですが、そこに1人の少女が出入りするようになります。彼女の名前は森本遥、10歳の小学生。捨て猫を拾ったものの、家で飼うことはできず、空き家と思っていた真一の家でこっそりと飼うことを決めたのでした。思いがけず出会った真一の許可を得て、遥は真一の家の庭で猫を飼うように。徐々に二人は打ち解けていきますが、遥のどこか寂しそうな様子に、真一は創作意欲をかきたてられて……!?
家庭の事情もあり、徐々に真一との距離を近付けていく遥。そしてついに、小学生の遥は31歳の真一への恋心を自覚するのです。純粋に真一を好きでいる遥と、そんな遥を保護者のように大切に見守り続ける真一。徐々に遥は成長していきますが、果たして年の差21歳の大恋愛は、結ばれることになるのでしょうか。
遥を好きな同級生、そして遥の家族との間で揺れながらも、確かな絆で結ばれていく遥と真一。どちらの目線で物語を楽しむのかで、全く異なる楽しみ方ができるでしょう。これは、まぎれもなく「恋のはなし」。一風変わった恋愛ストーリーを堪能してみて。
17.ちはやふる
作者名:末次由紀
連載誌:BE・LOVE
出版社:講談社
単行本:29巻(連載中)
<あらすじ>
綾瀬千早は、思ったことをすぐに口にしてしまう素直な女の子。小学生のころ、福井から来た転校生・綿谷新に影響され、競技かるたの世界にのめりこんでいきます。福井県出身の新にとって、競技かるたはメジャーなスポーツと同じ存在。名人である祖父の影響を受け、いつの日か日本一になることを夢見ています。千早と新は、同級生の太一と共に、かるたの世界を楽しんでいきます。
やがて成長し、高校生になった3人。かるたへの情熱を失わない千早は、瑞沢高校かるた部の設立を目指して、太一と共に奮闘します。やがて部を作り、厳しい練習を積み、ついに全国大会という晴れの舞台に立つ千早と太一。福井に戻った新とも、「同じかるたの世界で頑張る同士」として、仲を深めていきます。果たして千早は、小学生のころから目標にしているクイーンの座につくことができるのでしょうか。そして、千早に思いを寄せる新と太一、三角関係の恋模様は、どんな結末を迎えるのでしょうか。
百人一首という、身近なようであまりよく知らない世界を舞台にして繰り広げられる、少女漫画らしからぬ「スポ根ストーリー」! 男女問わず、広く楽しめる作品となっています。「ちはやふる」を読むと、あなたもかるたの世界に夢中になってしまうかも……!?
18.ときめきトゥナイト
作者名:池野恋
連載誌:りぼん
出版社:集英社
単行本:全30巻+完結編「星のゆくえ」(完結)
<あらすじ>
江藤蘭世は、吸血鬼と狼女のハーフの女の子。魔界人であることを隠しながら、人間界で暮らしています。そんな蘭世は同級生である真壁俊に、心惹かれています。人間と魔界人の恋には、ハードルもいっぱい! 両親に恋を諦めるよう説得されたり、人間の女の子が強力なライバルとして現れたり……。蘭世に一目ぼれした魔界の王子さまも巻き込んで、ドタバタの恋愛ストーリーがスタートします。
徐々に二人の距離を近付けていく蘭世と俊ですが、そんな中、俊が実は魔界の王子さまであることが判明して……!? さまざまな苦難を乗り越え、魔界の未来を助けながら、一歩ずつ成長していきます。
17巻からは蘭世の弟、鈴世とその恋人、市橋なるみの恋物語が、そして23巻からは蘭世と俊の娘である愛良の物語がスタートします。「ときめきトゥナイト」といえば、1982年から1994年まで連載された、超人気少女漫画です。アラサー世代の女性の中には、「幼いころに読んでいた!」という方も多いはず。懐かしさを覚える今だからこそ! ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。また、これまで一度も読んだことがない方にもおすすめ。不朽の名作を、ぜひ楽しんでみてくださいね。
19.好きっていいなよ。
作者:葉月かなえ
連載誌:デザート
出版社:講談社
単行本:15巻(連載中)
<あらすじ>
小学生のころの辛い経験から、周囲に対して心を閉ざしてしまった橘めい。16年間友だちも彼氏もおらず、「とにかく暗い」と評判の女の子です。学校では、「めいの声を聞いたことがある人はいない」なんて噂が立ってしまうほど! しかし、そんなめいに興味を持つのが、学校一のモテ男である黒沢大和です。はずみで彼にケガをさせてしまったことをきっかけにして、二人の距離は近付いていきます。
戸惑うめいの気持ちをよそに、ぐいぐいと近付いてくる大和。積極的なアプローチを最初は素直に受け入れられないめいですが、めいが困っているときには、まっすぐに助けてくれる大和の姿に徐々に心惹かれていきます。様々なトラブル、そして突然のキスまで……!?
めいが経験する初恋、そして大和の素敵な行動は、きっと女性の心をキュンキュンさせてくれるはず。また、二人の恋模様だけではなく、めい自身の成長も見どころの一つ! 周囲の人間関係を一切こばみ、心を閉ざしていためいですが、大和との付き合いをきっかけにして、徐々に女友だちも増やしていきます。人間関係に疲れ、しかしそれでも諦めたくない!と思っているあなたにも、きっと勇気を与えてくれることでしょう。
20.僕らはいつも
作者:藤宮あゆ
連載誌:マーガレット
出版社:集英社
単行本:全11巻(完結)
<あらすじ>
小さな町で、幼馴染として過ごした桜田典、村上京輔、三島冴花。そして、一時期だけ一緒に過ごした、関川榛名。高校1年生になった典、京輔、冴花の前に、中学3年生になった榛名が戻ってくるところから、物語は始まります。幼いころから京輔に思いを寄せていた典でしたが、町一番の名家の息子でなんでもできる京輔は、常にみんなの憧れの的。14歳の誕生日、ダメ元で告白をした典でしたが、結果は玉砕してしまいます。
それ以降、単なる幼馴染として過ごしてきた3人ですが、榛名が町に戻ってきたことで、少しずつ関係に変化が訪れていきます。ほどなくして、榛名と付き合い始めた典。しかし二人をめぐる人間関係は、非常に複雑なもの。様々なトラブルに巻き込まれ、お互いの気持ちを見失ってしまいます。榛名と典は、障害を乗り越え無事に結ばれることができるのでしょうか。
ドキドキの恋愛ストーリーながらも、どこかまったりのんびり読めるのが、この作品の魅力です。途中ちょっと「もう! じれったいなぁ」なんて思うこともあるかもしれませんが、それも恋の醍醐味ですよね。相手を思っているのに、どうしても上手に伝えられない……。素直になれない……。切ない思いが導くフィナーレまで、一気読みしてくださいね。
現在恋をしていても恋をしていなくても、ドキドキ感を存分に堪能できるのが、少女漫画の良いところです。往年の名作と言われる漫画から、最近のトレンド作品まで、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。