なぜか熱中……子どもの頃ハマっていたちょっと変わった趣味・コレクション「5円玉収集」「花の蜜を吸いまくる」
子どもの頃、どんな物を熱心に集め、どんな遊びに夢中になったか覚えていますか? 時代時代に流行したものに興じる人も多かったでしょうが、中には振り返ると「どうかしてた」と思うほど珍妙な物を収集したり、変なごっこ遊びをしていた覚えがある人もいるのでは。そこで今回、「子どもの頃のちょっと変わったコレクションや趣味」を調査してみました。
■子どもの頃のちょっと変わったコレクションや趣味は?
1位…おもちゃ・資料系60人(16.6%)
2位…生き物・自然系57人(18.6%)
3位…文房具・日用品系54人(17.7%)
4位…食べ物・おまけ系45人(14.7%)
5位…○○ごっこ系28人(9.1%)
トップは人形や図鑑などを集めたり遊んだりした「おもちゃ・資料系」。僅差の2位は、生き物の飼育や自然物の収集をしていた「生き物・自然系」。5位はいわゆるごっこ遊びや子どもならではの奇行に興じていた「○○ごっこ系」となりました。それでは、どんな意見が寄せられたか見ていきましょう。
■1位…おもちゃ・資料系
・「BB弾拾い。ときどき透明でキラキラした弾が落ちていて、それを拾うのが楽しかった」(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学)
・「宝石の広告集め。写真で宝石を見るのが好きだったから」(女性/28歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・「米俵のお米識別札。親が米屋で働いていて、お店にあった各地のお米の識別札がカラフルで地域ごとのデザインがあって集めていた」(男性/50歳以上/電機)
・「5円玉を紐に通して集めていた。銭形平次を見て憧れていたから」(女性/32歳/ソフトウェア)
定番のミニカーや切手を集めていたという意見が多かったのですが、そんな中でちょっと変わった趣味の意見をあげてみました。意外だったのはBB弾集めをしていたという女性が何人かいたこと。射撃ではなく、きれいな物集め感覚で拾っていたようです。
■2位…生き物・自然系
・「ピカピカすべすべの石集め。ピカピカのまるっこい石がおまんじゅうみたいで好きだった」(女性/36歳/医療・福祉)
・「花の蜜を吸いまくる。おいしいときがある」(女性/29歳/医療・福祉)
・「食べられる木の実を探すこと。得した気分になるからだと思う」(女性/34歳・小売店)
・「蝉の脱け殻集め。蝉の姿がそのままなのに、中身がないのが不思議だった」(女性/37歳/医薬品・化粧品)
石集めが多かったこのジャンル。自然の神秘に心を持っていかれた子どもは、大人では絶対見つけないであろう物に目を奪われ夢中になってしまいます。この「生き物・自然系」のジャンルに意見をくれた人の現在の職業が「医療系」が多いのも因果を感じますね。
■3位…文房具・日用品系
・「ポケットティッシュ収集。いろんなパッケージを集めるのが楽しかった」(女性/34歳/生保・損保)
・「変わった鉛筆を集め。温度計がついていたのは斬新だった」(男性/31歳/運輸・倉庫)
・「消しゴムのカスで練りけしづくり。練りけしを増やしたかった」(女性/31歳/金融・証券)
消しゴムやシール集めが多かったこのジャンル。温度計がついた鉛筆を学校に持って行っていれば、しばらくヒーローだったでしょうね。さて、最後は4位以下でユニークなものを紹介します。
■4位以下のユニークな趣味やコレクション
・「チロルチョコのパッケージを切ってシールみたいにしてノートに貼る。種類が豊富で可愛かったから」(女性/29歳/医薬品・化粧品)
・「歌謡曲の架空のベストテンを考えること。プロデューサーになったつもりだった」(男性/50歳以上/その他)
・「穴掘り。楽しいから。現在でもやっている」(男性/50歳以上/情報・IT)
・「他人の肘を触る。なぜか好きだった」(男性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
・「漫画雑誌の好きなイラストの部分を切り抜き、ノートに貼り吹き出しをつけ物語を作る。自分の好きな部分だけは残しておきたくて、でも、そのまま残すのもつまらなかったから」(女性/20歳/医薬品・化粧品)
・「体をこすった垢を溜めていた。力太郎という昔話が教科書に載っていて、垢から人ができるのか試そうと思った。 男性 30歳 情報・IT
いかがだったでしょうか? 定番の物をちょっと斜め目線で収集したり、子どもならではのエキセントリックな遊び方をしたりなど、風変わりな意見が沢山寄せられました。しかし中には「私もやってた!」というものもあると思います。意外と「子どもあるある」なのかもしれませんね。
文 佐藤充
調査機関:2015年11月
アンケート:学生の窓口調べ
集計対象件数:社会人305件