ジブリ好きにすすめたい! ジブリ以外のおすすめアニメ20選 4ページ目
13. カラフル
死んでしまった"ぼく"は、突然現れた天使により人生を再挑戦する機会を与えられ、自殺した中学3年生、小林真(こばやし・まこと)の体に入り込んだ。彼は家族の不仲や密かに想いを寄せている桑原ひろか(くわばら・ひろか)が、援助交際をしていることから自ら命を絶ったのだという。
生前の真は勉強も運動も苦手でコンプレックスが強かったが、"ぼく" になった真はそれまでとは違う振る舞いをする。真の人間関係が変わっていくうちに、"ぼく" にも変化が起きていく…。
『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』『河童のクゥと夏休み』などを手掛けた原恵一監督によるアニメ映画。東京都世田谷区の等々力、二子玉川を舞台にしており、さまざまな地名が実名で登場します。
学生の自殺や援助交際を取り上げた、思わず考えさせられてしまうストーリーが魅力の作品です。海外でも高く評価されており、「第35回アヌシー国際アニメーション映画祭」「第4回ソウル国際家族映像祝祭」などで受賞。
≪作品概要≫
監督:原恵一
脚本:丸尾みほ
原作:森絵都
製作:瀬田裕幸、河口佳高、杉山豊、岩上敦宏、佐野弘明、山内章弘
音楽:大谷幸
撮影:箭内光一
編集:小島俊彦
制作会社:サンライズ、アセンション(アニメーション)
製作会社:フジテレビジョン、サンライズ、電通、アニプレックス、ソニー・ミュージックエンタテインメント、東宝
配給:東宝
公開:2010年8月21日
14.かみちゅ!
広島県尾道市をモデルにした港町・日の出町を舞台に、ひょんなことから神様になってしまった中学生2年生、一橋ゆりえ(ひとつばし・ゆりえ)の生活を描いたTVアニメ。台風を発生させたり、雨雲を室内に出現させたりするほどの神通力を持っています。タイトルの『かみちゅ!』は「神様で中学生!」を略したもの。
作中には付喪神、貧乏神、死神をはじめとした八百万の神が登場し、人間には見えない神々の存在が当たり前になっているという設定。ゆりえは人々の願い事を叶えたり、神社の行事に参加したりして神様としての役割を果たしながら、普通の中学生としての生活を送っています。クラスメイトの二宮健児が好きなのに、告白できない思春期の女の子らしい一面も。
現実世界とはかけ離れたファンタジーな世界観ですが、いわゆる"日常系"に近い雰囲気を持っており、ほのぼのとしたストーリーが魅力。ピュアなキャラクターたちに、心が洗われる作品です。
≪作品概要≫
原作:ベサメムーチョ
監督:舛成孝二
脚本:倉田英之
キャラクターデザイン:羽音たらく(原案)、千葉崇洋
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:アニプレックス
放送期間:2005年6月29日~9月28日
15.ブレイブ ストーリー
三谷亘(みたに・わたる)は、ロールプレイングゲームが好きなごく普通の小学5年生だった。しかしある日、父親が離婚を宣言して家からいなくなり、母親も倒れてしまう。幸せな家族の絆を取り戻すという願いを叶えるために、転校生の芦川美鶴(あしかわ・みつる)に教えてもらった「運命を変える扉」を開き、幻界(ヴィジョン)へと旅立つ。
"見習い勇者"となった亘は「運命の女神」がいる「運命の塔」を目指す。しかし、冒険を続けているうちに幻界について知るようになり、次第に自身の運命だけでなく、世界の行く末についても考えるようになっていき…。
宮部みゆき氏のファンタジー冒険小説を原作としたアニメ映画。ふとしたきっかけから異世界で戦うことになった少年が、旅先で出会った人物や仲間たちとの交流を通じて成長していく、ファンタジー作品としては王道なストーリー展開。映画版にはカットしているシーンも多く、もっと作品の世界を深めたい場合は原作を読むのもおすすめです。
≪作品概要≫
監督:千明孝一
脚本:大河内一楼
製作総指揮:亀山千広
音楽:ジュノ・リアクター
撮影:吉岡宏夫
編集:瀬山武司
製作会社:フジテレビジョン、GONZO、ワーナー・ブラザース映画、電通、スカパー・ウェルシンク
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2006年7月8日
16. マインド・ゲーム
漫画家になる夢を持ちながら漫然と日々を過ごしているフリーターの西(にし)はある日、偶然にも初恋の人である「みょん」と再会した。みょんは姉のヤンとともに経営している焼鳥屋に招待。しかし、そこに借金取りが現れ、西はお尻の穴に銃弾を撃ち込まれて死んでしまった。
黄泉の世界で自分のかっこわるい死に様を見て後悔した西は、神の意志に逆らう。幸いにも現世に戻るチャンスを与えられ、みょん、ヤンを救出して借金取りからの逃走を企てるが…。
「となりのトトロ」のラインプロデューサー田中栄子氏、「魔女の宅急便」の制作に参加した森本晃司氏らが設立したSTUDIO 4℃が制作を行ったアニメ映画。
実写や2D、3Dによる独創的な映像表現を採用しており、エキセントリックな世界観が楽しめます。声優には今田耕司氏、藤井隆氏、山口智充氏、坂田利夫氏など吉本興業所属の芸人を多数起用。
ちなみに、監督の湯浅政明氏には『ホーホケキョ となりの山田くん』の原画を担当していた過去があるそうです。
≪作品概要≫
監督:湯浅政明
アニメーション制
作:STUDIO4℃
プロデューサー:田中栄子
原作:ロビン西
脚本:湯浅政明
総作画監督:末吉裕一郎
CGI監督:笹川恵介
美術監督:ひしやまとおる
音楽:山本精一
音楽プロデューサー:渡辺信一