【予算3000円以下】花のプロに聞く! 花束・ブーケをプレゼントするときの選び方&おすすめ 2ページ目

学生の窓口編集部

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■フローリストが勧める3,000円で満足のオシャレなブーケ

ここで、「花を買い慣れていない人が、3,000円ぐらいの予算で彼女や友人、先輩ら女性の誕生日にプレゼントするブーケを買う」と想定し、寺師さんのお勧めブーケをトレンドも含めて挙げてもらいました。

(1)人気が高い「バラ」のブーケ

高価なイメージがあるようですが、3,000円ならバラ3~5本とグリーンを合わせ、華やかさを出すことができます。トレンドは「カップ咲き」と呼ばれる、花びらが外を向かずにまん丸のタイプで、近ごろはどこのショップでも見かけます。繊細なのに1本の花びらが多く、ボリュームもあります。

また、バラの花色は数万色と言われるほど多彩にありますが、いまはビビッドな原色ではなく、イエローとホワイトの間ぐらい、薄いピンクのグラデーションなど、淡くて微妙な色合いのニュアンスカラーが人気です。

(2)若い人にお勧めの「ガーベラ」のブーケ


一年中たいていのショップにあり、ピンク、イエロー、レッド、ホワイトなど色目も表情も多様です。1本200~300円ぐらいと単価が安く、予算をおさえたいときには2,000円ぐらいでもブーケができます。

さまざまなグリーンと合わせやすいため、プリティなブーケ、モダン系など、シーンに応じて多彩に作ることができます。

(3)パリで大流行中の「シャンペトルブーケ」


シャンペトルとはフランス語で「田園風の」、「森の」という意味合いで、「野の草を摘んで束ねたブーケ」を表します。日本でもこれがオシャレ、また自然で無理がなく草花を取り入れるスタイルとして人気が高くなっています。

かれんでふわっとして主張しない季節の花、例えば、春のシャクヤク、梅雨のアジサイ、初夏のスズラン、秋のコスモスなどと、細い枝で穂状のイネ科の草が中心です。

(4)大人の女性に「胡蝶(こちょう)蘭」のブーケ

最も高価なイメージがある胡蝶蘭ですが、切り花として1本1,000円ぐらいから販売するショップがあります。置いていないショップでは、事前に必要な日を伝えておけば用意してくれることもあるでしょう。

ホワイト、ピンク系の1・2本にグリーンを添えると、気品があり、シンプルなのにインパクトが強いブーケができあがります。大人の女性には喜ばれることでしょう。

寺師さんは、次のアドバイスも加えます。

「店頭にある既成のブーケ、バスケットやボックスに入ったタイプなどから選ぶ場合も、スタッフに聞いてみてください。花言葉や当日の出掛け先によっては、そのブーケが適さないことがあるかもしれません。店の人と話すのが苦手な方は、ウェブサイトでこれらのことを念頭に探せば、選びやすいと思います」

「相手の個性や好み」、「シーン」、「予算」をショップの人に率直に伝え、流行や色のアドバイスをもらいながら決めると、素敵なブーケができあがりそうです。

(品川緑/ユンブル)

取材協力・監修 寺師憲太郎氏。大阪府内の京阪電鉄沿線に4店舗を運営する「フローリスト京阪」(運営・京阪園芸株式会社。本社・大阪府枚方市)・ゼネラルマネージャー。

フローリスト京阪・枚方店 大阪府枚方市岡東町19-19京阪百貨店 枚方店1F

http://www.keihan-engei.com/florist.php

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