海外旅行、ビジネスに! イミグレで役立つ英会話テクニック
海外旅行に出掛けると、必ず到着地の空港でイミグレーション(出入国管理カウンター)を通過しなければなりません。旅慣れた人は「イミグレ」なんて略称で呼びますが、今回はこのイミグレで使う英会話をご紹介します。
■イミグレで聞かれることはほぼ同じ!
イミグレーションでは、一人一人管理官とマンツーマンで会話をしなければなりません。初めての人はきっと緊張することでしょう。でも、聞かれることはどこでもだいたい同じなのです。
●Passport please.(パスポート見せて)
●What's the purpose of your visit?(何しに来たの?)
●How long will you stay in this country?(いつまでいるの?)
●Where are you going to stay?(どこに滞在するの?)
●Do you have anything to declare?(申告するものは何かある?)
これぐらいなものです。ほとんど中学生レベルの英語ですから注意深く聞けば、管理官が何を言っているかはすぐに分かるでしょう。最後の「declare」だけは聞き慣れない単語ですが、これは「申告する」という意味です。
1万ドル以上の現金や、規制されている物品を持ち込む場合(アメリカの場合です)などには、税関申告書に記入して申し出なければなりません。普通はそんなことはありませんから、「Do you have anything to declare?」と聞かれずに、税関申告書を一瞥(いちべつ)されておしまいということも多いですね。
■実際の返事はこうしましょう!
●「Passport please.」(パスポート見せて)
と言われたら、パスポートを渡します。無言で渡してもいいですが、「Here you are.」(これです)と言うのが良いでしょう。
管理官が無愛想なオッサン・オバハンなどの場合には、「Please」も付けずに「Passport!」なんて言われる場合もあります。内心「なんだこいつ」と腹立たしいものですが、そんなときは嫌みなほどにっこりして「Here you are,Sir.」とでも言ってやりましょう。
●「What's the purpose of your visit?」(何しに来たの?)
と旅行の目的を聞かれたら、
「Sightseeing.」(観光だよ)でOKです。
「Pleasure.」(遊びだよ)、「On Vacation.」(休暇だよ)もいいですね。
仕事で来ている場合には、
「Business」(仕事だよ)です。
●「How long will you stay in this country?」(いつまでいるの?)
と聞かれたら、滞在日数を答えます。
「4 days.」(4日だよ)、また「One week.」(1週間だよ)と答えればいいのです。
●「Where are you going to stay?」(どこに滞在するの?)
と聞かれたら、「どこに泊まろうがオレの勝手だ、この野郎」と思っても、ホテルの名前や滞在先の場所を丁寧に答えましょう。「At ○○○Hotel.」(○○○ホテルです)でOKです。
この後、
●「What address will you be staying at?」(滞在先の住所は?)
と聞かれる場合があります。ホテルの住所なんか覚えているわけはないので、ホテルの住所が記載されたパンフレットなどを引っ張り出して回答しましょう。もし住所を書いた紙があれば、それを見せて「Here you are.」(これだよ)と、管理官に読ませればいいのです。
●「Do you have anything to declare?」(申告するものは何かある?)
と聞かれたら、普通は何もないでしょうから「No.」(いいえ)でOKです。
だいたいはこれで放免されます。「Go ahead.」(行っていいよ)などと言われるでしょう。このように聞かれることはほぼ決まっています。最初は緊張しますが、慣れてしまえばイミグレの会話など大したことではありませんね。
(高橋モータース@dcp)