「コンセンサス」「アウトプット」使ってたら笑われるかも? 意識高い系発言5選
何かにつけ知ったかぶりの態度をして、格好をつけた発言をしてしまうことはありませんか? 自分では気づかないうちに、意識高い系の発言で周囲を引かせている人も多いようです。「え、自分には関係ないけど…」なんて思っている人は要注意!意識高い系の学生が使いがちな言葉をまとめてみました。
■「ゼロベースで」
ゼロベースとは、スタート時に立ち返って気持ちを新たに考え直そうという意味のある言葉ですが、これは、大きなプロジェクトが暗礁に乗り上げた時や、また、これまで定例化してしまっている行事などを改めて見直す場合に使われる言葉です。
学生が仲間内で使う言葉としては、「ゼロベース」は響きがあまりにも大それたことになってしまうので、そんな発言をした人は影で失笑をかってしまうこともあります。今の状況を打開したい、気持ちを新たにしたいという時は、そのまま「初心にかえろう」という言葉を使って伝えた方が、学生らしくて爽やかな響きになります。
■「アウトプット」
出力という意味を持つアウトプット。パソコン世代の学生の中では、自分の実績や成果に対して「アウトプット」という言葉で表現する人が増えているそうです。
自分的には成果をひけらかさず、さりげない言葉であらわしたと思っているかも知れませんが、聞く側の人のほとんどはあまり良い印象を持っていません。「インプットとアウトプットのバランスが大事」なんて、知ったかぶった言葉を使うと、自意識過剰な意識高い系大学生だと思われてしまうこともあるようです。
■「コミットする」
最近よく耳にするコミットという言葉、どういう意味か知らずに使っている人も多いのではないでしょうか。コミットは、英語のコミットメントから派生したビジネス用語です。コミットメント(commitment)に約束や公約、義務といった意味があるのに対し、「コミットする」という言葉は目標達成する意気込みのような使い方をすることが多いようです。
ビジネスの場で「コミットしろ」と言われれば、目標を達成するために頑張れよという意味の言葉となり、「コミットします」と言えば、目標に向けて頑張りますという意味になります。
とはいえ、コミットの意味には曖昧な面もいなめず、突然「コミットする」なんて言われても、周囲は意味が分からず困惑してしまうことも……。自分だけしかわからないような言葉を平気で使ってしまうと周囲に引かれることもありますから、曖昧な表現の言葉は使わない方が無難です。
■「コンセンサス」
コンセンサスとは「意見の一致、合意」という意味を持つ言葉です。ビジネスの場などで「複数人による合意」といった意味で使われ、「コンセンサスをとる」「コンセンサスを得る」というような用法があります。合意を取り付けてほしいときなどに「それ営業部にコンセンサス取っておいて」という表現をしますが、日常的な場面で「それちゃんとコンセンサス取れてるの?」なんて言い方をされようものなら、その人が嫌いになってしまいそうです。
■「リスケ」
リスケとは「リ・スケジュール」の略で、スケジュールを組み直す、納期を延長するといった意味があります。ビジネスの場面ではよく使われる言葉ですが、遊びの予定をたてるときなど普段のやりとりでも「リスケ」という言葉を使う人が結構いるんだとか。ただ遊びに行く日を変えるだけなのにこんな業界人のような言い方をされたら、イラッとくる人も多いでしょう。
意識高い系の大学生は、中二病がそのまま成長した「大二病」とも呼ばれていて、発言を聞いてるだけで恥ずかしくなる嫌なヤツという見方をされることもあります。幅広い知識があり、さまざまな言葉を使えるということはいいことですが、使う相手に合わせてわかりやすい発言をするというのが、学生生活の中ではとても大切なことなのです。