「物知り→必要最低限」「うるさい人→しゃしゃる」物知りな人とウンチクがうるさい人の違いってなに?
ひとつのことを深く知っていたり、幅広い分野の情報をもっていたりと、歩く事典のような人はいませんか? とても博識なんだけど、人によっては“ウンチクな人"と“物知りな人"とに印象が異なってしまう。この2つの違いはどこにあるのか、読者に聞いてみました。
■自分から言うのはNG!?
・「ウンチクの人は聞いてもないのに、自分から言ってくる」(女性/28歳/アパレル・繊維)
・「聞いてもいないのに、ラーメンの歴史を話されてうざかった」(男性/28歳/建設・土木)
・「なんでもべらべら自分から話すのはうんちく」(女性/41歳/食品・飲料)
どうやら「聞いてもいないのに」「自分から」雑学を話してしまうと、マイナスイメージにつながるようです。とっておきのネタがあるときは、まず一呼吸おいて、相手の様子を見てから披露するといいかもしれませんね。
■必要なものを教えてくれる
・「物知りな人はなにか質問をすると、質問の答え以外に役に立つことを嫌味なく教えてくれる」(男性/29歳/不動産)
・「物知りな人は聞いたこと以外喋らない」(女性/26歳/食品・飲料)
・「物知りな上司がいて、聞けばどんなジャンルのことでもすぐに答えてくれて、尊敬できる上司」(男性/27歳/情報・IT)
どんなジャンルも答えてくれる上司は、まさに尊敬できる存在。答えがすぐ返ってくると、頼もしさも感じられるので好印象ですね。何かを聞かれたときは、話題が脱線しないよう、質問にパッと答えてあげましょう。
■お付き合いに疲れる……
・「もはや部下全員、早く帰りたくて仕方ないのに、21時ぐらいから、『俺は○○を知っててよぉ』、と1時間近くうんちくが続いた」(男性/36歳/機械・精密機器)
・「取引先との会食で、うんちく好きな取引先が、出てくる食べ物すべてのうんちくを言い出し、いちいち『へ~』と言いながら食べるのに疲れた」(女性/36歳/マスコミ・広告)
・「うんちくを語りたがる友人がいるが、最初はみんな楽しそうに聞いているが、だんだん飽きてきて、誰も相槌を打たなくなる」(男性/30歳/学校・教育関連)
つい長話をしてしまうのも、“ウンチクな人"と思われがち。興味のない話をされると、誰でもつらいですよね……。盛り上がり具合をみながら、話をするようにしましょう。
■身近に一人はいてほしい
・「知識の守備範囲が広くて、何を聞いても答えてくれる人がいて、重宝している」(女性/27歳/金融・証券)
・「物知りな人がいて、何か困ったことがあれば、すぐに答えが返ってきて、便利だった」(男性/33歳/学校・教育関連)
・「一緒に美術館へ行くと、作品ごとに解説してくる人がいた」(女性/37歳/商社・卸)
美術館に行って、作品ごとに解説をしてくれる人はスゴいですね! こんな人が一緒だったら、より一層楽しめそう。求めている知識を教えてもらえるのは助かりますね。
■コレが印象の分かれ道?!
・「聞いたことに答えられる人が『物知り』。聞いてもいないのに、あれこれひけらかしてくる人が『うんちくがうるさい人』」(女性/42歳/金融・証券)
・「たまにピンポイントで言うのが物知りな人、いちいち言うのがウンチクがうるさい人」(男性/39歳/情報・IT)
・「ウンチクがうるさい人は、どうでもいいことを延々としゃべっている。物知りな人は的確に、話を端的にする」(女性/32歳/不動産)
どれも「なるほど」と頷きたくなる意見ばかり。話を聞いていて、聞き手が疲れてしまうと、ウンチクだと感じてしまうのかもしれません。知識は一度にたくさん出さずに、小出しにしたほうがよさそうですね。
せっかくの豊富な知識が、ただのウンチクだと思われてしまうと悲しいですよね……。今回紹介した聞き手の感じ方の違いを活かして、明日からは物知り博士の称号をGETしていきましょう。
文・OFFICE-SANGA 藤平真由美
調査時期:2015年8月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人381人(インターネットログイン式アンケート)