「国立文系学部見直し」に物申す! 文系学部のおもしろいところ「生活に役立つ」「ものやお金の流れが学べる」
昨今のメディアで「国立大学の文系見直し」についてのニュースが頻繁にとりあげられています。社会に必要とされる人材を育てられなければ廃止もありえるということらしい……のですが、文系の学問は社会に必要ないのでしょうか? 今回は文系出身の社会人のみなさんに、文系の「こんなところが面白い」をテーマに聞いてみました。みなさん必見です!
■あなたが大学で学んでいた学問の面白いと感じたところや魅力を教えてください
●法学部
・法学は日常の生活に直接かかわる学問であったこと(男性/50歳以上/その他)
・法律の知識は意外性があっておもしろい(男性/35歳/団体・公益法人・官公庁)
・理論的に考える力が身に付くところがおもしろかった(男性/33歳/小売店)
・法学は何事も法的思考で考える。法を通して世の中が見えた気がする(男性/24歳/団体・公益法人・官公庁)
・世の中の盾が法律なのだなと実感した(女性/28歳/団体・公益法人・官公庁)
法律の勉強って、普段の生活とはかけ離れているように感じている人が多いと思いますが、学んでいる人にとっては、最も身近で生活にかかわる学問だとう意見が多く寄せられていました。ちょっと親しみがわいてきますよね。
●経済学部
・普段の何気ない行動も経済学的に説明できるところがある点がおもしろかった(男性/35歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・社会に出てからも役に立つことが多い(男性/29歳/食品・飲料)
・ものやお金の流れを学べたところがおもしろかった(男性/31歳/マスコミ・広告)
・生活に役立つ学問だと思った(男性/28歳/金融・証券)
文科系学部の代表格の経済学部の経験者からも「生活に役立つ」といった意見が多く寄せられてました。結構身近な学問なのでしょうね。
●経営学部
・理系の要素もあり、経営も学べるところ(男性/34歳/機械・精密機器)
・企業の経営状態が分かる知識を得られた点(男性/30歳/食品・飲料)
・リーダーシップやモチベーションなど人を動かす理論を学んで実生活でも役に立っていると思う(男性/29歳/団体・公益法人)
・ビジネスを語ることが出来るようになること(男性/28歳/学校・教育関連)
経営学部というと、会社経営や経営者の知識を得るためのものというイメージが強いですが、話を聞いてみるとかなり社会に出て役に立つ人材を育てるための学問のように思えますよね。