内定解体新書for凡人学生(6)『誰と戦って内定を勝ち取るのか考えていない時点で「負け確」です~前編~』

学生の窓口編集部

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就活を「自分との戦い☆」という人の話がいかに無価値であるかは前述しましたが、あらためて例え話をします。

プロのボクシングの試合では、事前に相手のファイトスタイルをビデオなどで研究します。

相手がどんなパンチを放つのか、どれくらいの距離感を得意としているのか、など――。

敵を知れは百戦危うからず。対戦相手がいるスポーツでは確実に行われることでしょう(僕はカビの生えかけた重度のインドア人間なので一般論ですが……)。

プロでもやることを、凡人学生がやらなかったらどうなりますか。

試合当日(選考当日)に鼻水を垂らして泣きわめき、テンパりを極めた結果、鼻をへし折られているアナタの姿が見えますね。

その結果、待ち受けているのがNNTです。(NNT:内々定をもじった「無い内定」の略。就活後半まで内定がでていない人、もしくは内定がないまま就活を終えてしまった人を指す)

■最もシンプルに内定する確率を高める方法

就活の場合は、もちろんガチンコで殴り合うことはなければ、少なくとも就活生から目に見える形で一騎打ちもしないでしょう。

しかし、そこで「周囲の就活生」ひいては「自分以外の50万人くらいの就活生」を意識して取り組める人は強いわけです。

凡人学生はそうならないといけません。ていうか、なって。

だって内定の枠は限られているのですから、電車にいるマナー不足のおばちゃんもびっくりの図太さで、どうにかして体をねじ込んでいかなければなりません。ここでは最もシンプルで、最も効果が高い凡人学生のための内定真理を解体します。

それが弾数を増やすこと。つまり、たくさん受ける人は内定しやすいのです。以前にも触れていますが、本当に大切なことです。

■自分の人生に対する真剣さがあれば、ふつうはたくさん受験するよ

「当たり前だろ」と思うでしょうが、残念ながら現にこれすらもやらずに「内定がでないよォ~ほげェ~」とむせび泣く就活生は山ほどいます。

いすぎて見飽きました。

僕はそこらへんの就活コンサルタントくらいには就活生に会ってきていますが、NNTで既卒になりかけている人に「何社くらい受けたんですか?」と聞くと、たいてい20社以下と答えます。

14卒の平均が15社だそうですが(ダイヤモンド就活ナビ2014より)、内定が出た人も含めてこの数です。

自分の人生に対する真剣みが無さすぎです。

後編に続く!

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