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プロパンガスってどういうもの?
都市ガスは地下に張り巡らされたガス管を通じて家庭までガスを届けていますが、プロパンガスは家庭にガスボンベを設置してガスを使用しているからです。
プロパンガスの料金は高いの?
都市ガスとプロパンガスの料金体系や1ヶ月の平均料金については下にまとめました。
都市ガス
料金体系
「基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)」
基本料金はガスを使用しなくても毎月かかる料金で、従量料金はガスを使用した分かかる料金です。
- 1ヶ月の平均料金
「745.20(基本料金)+142.66(単位料金)×5(ガス使用量)=1,458.5円」
一人暮らしの平均ガス使用量は5立法メートルです。それと基本料金、単位料金を当てはめて計算すると、上記のとおり1,458円になります(小数点以下切り捨て)。
プロパンガス
料金体系
「基本料金+従量料金(単位料金×ガス使用量)」 料金体系は都市ガスと変わらないところが多いです。ただし、プロパンガスと都市ガスでは熱量が異なるので、使用量で月々の料金を比べるなら、少し計算方法を変える必要があります。
プロパンガスの熱量は都市ガスのおよそ2.23倍。簡単に説明すると、同じ量のお湯を沸かすのにプロパンガスは都市ガスの半分程度のガス量で済むことになるのです。月々5立方メートルの都市ガスを使う生活と仮定すると、プロパンガスの場合は約2.2立法メートルで1か月生活できます。先ほどの計算式に当てはめて計算してみましょう。
- 1ヶ月の平均料金
実際の請求の際の使用量は、小数点以下切り捨てになるので、2.2立法メートル分のガスを使っていた場合は2立法メートルで計算されます。
「集合住宅 1,900(基本料金)+530(単位料金)×2(ガス使用量)+236(消費税)=3,196円」
今回のケースでは2倍程度高い計算になりましたが、プロパンガスは都市ガスよりも住む地域やガス会社による値段の幅があるので、しっかり把握したい人は、実際に暮らす予定のエリアやガス会社を調べて、計算するようにしましょう。
プロパンガスにメリットはないの?
上述したように、都市ガスは地下に張り巡らせたガス管を通じてガスを供給しています。そのため、ガス管がないところにはガスを供給することができません。これが都市ガスと呼ばれる所以で、人口の多い都市部では地下にガス管を作ることができますが、都市から離れた地域ではなかなかガス管の整備ができず、プロパンガスを利用しているところが多いのです。
このように、都市ガスは使えないところでもガスを使えるというのが、プロパンガスのメリットです。
また、例えば都市ガスの供給網に問題が発生しても影響を受けないため、災害時に復旧が早いというメリットもあります。
プロパンガスの会社は選べる?
賃貸にお住まいの方は、大家さんが同意してくれるとガス会社を変えることができます。一度相談してみるのもよいでしょう。
プロパンガスで安く生活するコツは?
追い炊きをしない
電化製品を利用する
強火を避ける
それでもガス代が高いままだという場合、設定されたガス代自体が高い可能性があります。その場合は、プロパンガス会社を変更するとガス代を抑えることができるかもしれません。