2021年05月25日 更新

これを読めば家探しのコツや流れがわかる! 一人暮らしの基本お役立ち情報

初めての家探しには、なにかと不安を感じますよね。1人で家を契約できるか、どうやって探すのかなど疑問が多いことでしょう。この記事では、1人で家を探す手順や家探しのコツについて紹介します。一人暮らしの暮らしやすい家を見つけるために、ぜひ参考にしてください!

初めての家探しはなにから手をつけたらよいのかわからず、整理できないままあれこれ考えてしまいませんか? 今回は、家探しの手順やコツについて、一級建築士でありインテリアプランナーでもある井上さんにお聞きしました! 手順をチェックし、さっそく一人暮らしの家探しを進めましょう♪
監修:井上 恵子 住まいのアトリエ 井上一級建築士事務所所長/一級建築士/インテリアプランナー

2004年に住まいのアトリエ 井上一級建築士事務所設立。保育園の設計・工事監理、生活・住宅情報サイトでの記事執筆、新聞へのコラム掲載、マンション購入セミナー講師などを務める。

https://atelier-sumai.jp/

家探しは1人でできる?

家探しは1人でも進められます。進学のために親元を離れる学生でも、実際に親の付き添いなしで家探しに望むことも。
井上さん

ただし、慣れない環境で家探しをするとなると、1人で探すのはあまりおすすめしません。初めての一人暮らしはどんな点に着目するべきか判断が難しいので、親や友人など”一人暮らしの経験者”と一緒に探すと、さまざまな視点からアドバイスをもらえるて安心です。

1人で家探しをするとしても、内見のときに写真や動画を撮って、見取り図や条件と合わせて親や友人に相談するのもひとつの手です◎

1人で家を探すなら、事前に希望条件の整理を

1人で家探しをする場合は、前もって希望条件を整理して自分なりの優先順位を決めておきましょう!
  • 家探しの前に整理したい希望条件の例

    ・家賃の上限
    ・広さ
    ・間取り
    ・バストイレ別
    ・Wi-Fi環境
    ・駅からの距離
    ・陽当たり
    ・築年数
    ・周辺環境
    ・スーパー・コンビニの有無
    ・治安状況 など

特に女性の一人暮らしは、最寄駅から家までに通る道の夜間の安全性なども重要です。

未成年者または収入がない人は、契約に保護者の同意が必要

未成年者または成人していても収入がない人は、保護者に契約者または連帯保証人になってもらう必要があるので覚えておきましょう。

一人暮らしで家探しをする前にしておくべきこと!

引越しの時期を決める

引越しの2~3ヶ月前から情報収集をしながら希望条件を決めて、1ヶ月前までには物件を決めておくのが理想です。また、引越しの時期には繁忙期と閑散期があり、繁忙期は準備を急がなければならなかったり、費用が異なったりしてきます。
そのため、自分が引越したい時期を事前に明確にして、準備をしていきましょう。
  • 不動産屋・引越し業者の繁忙期

    ・1~2月:進学や就職に伴い混みあいだす時期
    ・3~4月:進学や就職前後で、最も混む時期
    ・9月:転勤シーズンで少し混む時期

3~4月は最も混みあうため、この時期に引越しを考えている場合は、不動産屋や引越し業者の予約を早めに取るようにしましょう! また可能ならば、費用を抑えて家探しをしたい人は繁忙期を避けることをおすすめします。

家賃はいくらか考える

無理な家賃を設定してせっかくの一人暮らしを台無しにしないためにも、家賃の上限を決めて、その範囲内で新居を決めるようにしましょう。
井上さん

学生の場合、親からの仕送りやアルバイト代で月々の収入はどのくらいになるか。社会人の場合は、毎月の給料と会社からの家賃補助がいくらか。それらを見込んで家賃上限を決めましょう。また、毎月の生活費がどのくらいかかるかも計算にいれてください。

また、間取りが同じでも「どこに住むか」で家賃は大きく変わります。
  • ワンルーム家賃の目安

    ・文京区(東京都):7.21万円
    ・町田市(東京都):4.69万円
    ・本厚木(神奈川県):3.68万円

リモートワークが普及し、都心部から距離があってもアクセスしやすい駅・住みやすい環境の街に人気が出てきています。予算内で住まいの希望を叶えるために、いろいろなエリアの物件を探してみましょう!

出展:家賃相場・賃料相場情報 Statistics Data(2021年2月現在)

希望の間取り・エリアを検討する

  • 希望の間取りを検討する

一人暮らしの場合、選択肢は「ワンルーム」「1K」「1DK」「1LDK」、そして近年認知度が高まってきた「シェアハウス」などがあります。どんな暮らしがしたいのかを思い描き、その暮らしができる間取りを選びましょう。
井上さん

たとえば、ワンルームはこのなかで家賃相場がもっとも安いです。ただし、水まわりと生活スペースが同じ空間にあるため、コンパクトに住める一方で気分転換がしにくい面も。「家には寝に帰るだけ」というスタイルなら気にならないかもしれませんが、家でくつろぎたい人には、ワンルームは少々物足りないかもしれません。

また、シェアハウスはさまざまな国の人がいたり、自分と年齢が離れている人が住んでいたり……交流する人の幅が増え、共同生活をすることで仲を深めることもできるため人気です。コミュニケーションを取るのが好きな人や、語学力を身につけたい人は向いているでしょう。
  • 希望のエリアを検討する

最近ではテレワークを導入している企業も増えました。新社会人の場合、会社によっては出社回数が少なくてすむので、利便性がよい(=家賃が高い)エリアにこだわる必要がない場合も。
井上さん

エリアの縛りがなければ、同じ家賃でもより広い物件を選ぶなど、選択肢が広がります。状況の変化に慌てないように、通勤・通学のイメージも持ちながらエリアを検討しましょう。

一人暮らしの家探し! どうやって物件を見つけるの?

インターネットで探す

井上さん

インターネットで物件情報を収集するメリットは、家にいながら気に入った物件に気軽にコンタクトでき、大小さまざまな不動産屋さんの情報を見ることができること。直接不動産屋さんに行く前に、まずはインターネットでよさそうな不動産屋さんを調べておくとよいですよ◎

一方、気になる部分があってもインターネット上では質問ができません。不動産屋さんに行く前に、質問したいことをまとめておきましょう。

アプリで家探しをする

井上さん

家探しから内見、そして契約までもがスマホのアプリで完結します。家探しの入口として、とりあえずどんな物件があるのか、家賃相場を知りたいなどの場合はアプリを使うと便利でしょう。

一方、アプリだと物件数が多すぎて探しにくいというデメリットもあります。アプリに搭載された検索機能やチャットツールを上手に使って、希望の物件を見つけやすくしていきましょう!

不動産屋に直接行く

不動産屋に直接行くメリットは、物件情報とあわせて周辺環境などを教えてもらえること。住んでいないとわからないような情報まで教えてもらえ、その場で聞きたいことを聞くこともできます。
一方で、扱う物件数に限りがあることがデメリットといえるでしょう。

家探しに必要な書類は?

不動産や物件によっても異なりますが、一般的に必要な書類は下記のとおりです。
  • 家探しに必要な書類

    ・住民票
    ・印鑑証明
    ・収入を証明するもの(源泉徴収、確定申告書、支払証明など)
    ・保証人に関する書類
    ・銀行口座印・通帳
    ・学生証(新学生の場合は各種学校が発行する合格証明書など入学予定を証明する書類)

必要書類で起きがちなトラブル

  • 家庭の事情などで必要書類が用意できない

保証人が用意できない場合は、保証会社を利用できます。ただし、事前に収入審査があるほか、保証会社に支払ったお金は戻ってきません。
井上さん

なお、不動産屋さんが用意した保証会社を利用して、保証人不要で部屋を借りられる賃貸物件もあります。ただ、UR賃貸住宅など審査基準さえクリアしていれば、保証会社を利用せず借りられるところもあります。

  • 抑えたい物件があるが、書類が契約までに間に合わない

実家が遠方にある、役所へ行く時間がないなどの理由で書類を揃えられないケースもあります。その場合は、不動産屋さんに相談しましょう。不動産屋さんはそういったケースに慣れているため、対処方法を教えてもらえるでしょう。

内見するときのポイント!

最近ではオンラインで内見が完結するところも。現地に見に行くときとオンラインで内見するときの、見ておきたいポイントや注意点を紹介します。

実際に現地で内見する場合

内見では、1日に何軒かはしごするケースもあるでしょう。見るポイントを決めておくと、限られた時間のなかでスムーズに確認できますよ◎
  • 現地で内見するときに見ておきたいポイント

最寄り駅からのアクセス 実際にかかる時間、道は平たんかどうか
周辺環境 お店、公共施設、病院が充実しているか
立地 交通量の多い道路や公園に面していないか
間取り・動線 使い勝手がよいか、持っていく予定の家具が入るか
陽当たり・眺望 部屋の位置、階数によっても異なる
安全性・セキュリティ― オートロック、モニター付きインターホンの有無
プライバシー性 外から部屋が丸見えになっていないか
水まわり設備の状況 キッチン・トイレ・バスなど
部屋のきれいさ カビなどの跡がないか
収納力 クローゼット、納戸、靴箱、外部収納の有無
上下左右に接する住戸の状況 どんな人が住んでいるか

オンライン内見する場合

  • オンライン内見とは

VRを使って賃貸物件の空間見学ができるサービスもあり、自宅でマウスを使って部屋の内部を360度見回せます。
井上さん

バルコニーからの眺望や、壁の穴やシミなど細部まで確認できます。また、仮想で家具をレイアウトした状態を見せてくれるサービスも! 図面ではわからないこと、たとえば内装材や照明、設備機器の様子、天井の高さや窓の大きさなどを把握し、自分が住んだときのイメージをもてる、便利なサービスです◎

  • オンライン内見の注意点

井上さん

オンライン内見のみで家を決めてしまうのはおすすめできません。たとえばアクセスや周辺環境それにプライバシー性などは、実際に現地を訪れてみないとわかりにくいです。

オンライン内見は、住まいが遠方にあるとき、内見に行く前に候補をしぼるときなどに活用するとよいでしょう。現地を訪れたときに「イメージと違う!」ということも少なくなり、効率的に内見を進められますよ♪

家探しにかかる期間と手順を教えて!

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引越し当日を基準に、家探しの基本の手順はこちらのようになっています。
  • 1)情報収集(引越し2~3か月前)

    一人暮らしにかかる費用を把握し、希望条件を考えます。

  • 2)物件と引越し業者決定(引越し1ヶ月前)

    内見し物件を契約、引越し業者の決定、引越し準備をします。

  • 3)引越し準備(引越し2週間前)

    荷造り、各種手続きをおこないます。

  • 4)引越し当日

    引越しや旧家の掃除や整理、新居に関する手続きをします。

下準備をして焦らず家探しをしよう!

家探しをすると、情報収集から内見、契約、引越し当日までやることが盛りだくさん。それでもせっかくの一人暮らしだからこそ、納得できる家を見つけたいですよね。1人で家探しをするなら、希望条件を整理してオンライン内見を活用するなど効率よく進めましょう。しっかり下準備をすれば、1人でも焦らず家を探せるはず!

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