2019年03月19日 更新

フローリングの基礎知識。一人暮らしの床材選びを考えよう

一人暮らしで賃貸を選ぶときに知っておきたい床材(とこざい)の種類や特徴などについてまとめました。床材が変わると質感やデザインの違いから部屋の印象はガラッと変わりますし、さらに掃除のしやすさ、遮音性などにも違いが出るため、結果的に快適さにも差が生まれます。引越しのときはなんとなくデザインの印象だけで決めてしまうこともあるかもしれませんが、床材についての基礎知識を抑え、あなたがより満足できる住まい探しをしましょう。

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フローリングとは

フローリングとは木質の床材(とこざい)のことです。木材特有の温かみがあり、手入れが楽なので、人気があります。
フローリングには「無垢フローリング」と「複合フローリング」の二種類があり、無垢フローリングは、一種類の天然木から切り出して作られたフローリングで、一方の複合フローリングは、いくつかの複数の板材を接着剤などで張り合わせて作られています。

フローリングのメリット・デメリット

フローリングにもそれぞれの材質によって異なった特徴がありますが、一般的なフローリングのメリットとしては、掃除がしやすくダニが発生しにくいという、清潔感を求める人に適した床材となっています。へこみにも強いので、重い家具を置いていても跡がつきにくい耐久性の高さもあります。

対するデメリットとしては、水に弱いので水をこぼしたら早めに拭き取らないと跡になることがあることや、重い家具などを引きずった時のひっかき傷はつきやすいので、ものを運ぶときに注意が必要です。他の床材と比べて値段が高いので、雑に扱っていると退去後の修繕費用が高くつく場合があるので注意しましょう。

賃貸でよく使われる複合フローリング

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賃貸で床材がフローリングの場合は複合フローリングであることが一般的です。複合フローリングは、表面に天然木を使用したものや特殊加工のシートを張り付けたものなどの種類があります。その多くは工場で大量生産ができるため、仕上がりが均一でデザインのバリエーションも豊富です。

また、メンテナンスが楽なことも特徴の一つです。特に特殊加工シートを使用した複合フローリングは、機能面で優れた種類もあります。例えば傷に強く変色しにくいシートや、シミができにくく掃除が簡単なもの、クッション材などを使用して遮音性を高めたもの、滑りにくいタイプのシートもあります。

高級な無垢フローリング

無垢フローリングは、天然木から切り出した木材をそのまま使用しています。木そのものに調湿作用があるほか、適切にメンテナンスをすることで経年による色合いや表情の変化を楽しめる点が大きな特徴です。
しかし、その分価格も高くメンテナンスにも手間がかかるため、賃貸で使用されることはあまりありません。

賃貸物件の主な床材とその特徴

床材はフローリングだけでなく、ほかにも種類があり、それぞれの特徴があります。
「選んでよかった」と思える快適な賃貸物件を見つけるためにも、床材とその特徴について知っておきしょう。フローリング以外の主な床材としては以下の4種類があります。

フロアタイル

塩化ビニルでできた硬い材質の床材で、多くの賃貸で使われています。
遮音性は低く、冬場は冷たく感じますが、家具などの跡や傷がつきにくい長所があり、フローリングよりもメンテナンスに気を使わずに使えます。

デザインや模様はさまざまな物があり、タイル調のものや石調のものもあります。特にウッド調のものはフローリングとそっくりな見た目をしていることが多く、担当者に聞かないと見分けがつかないことも。

クッションフロア

塩化ビニルのシート状の床材で、こちらも賃貸でよく使われています。
硬質の塩化ビニルであるフロアタイルと違い、発砲塩化ビニルによってクッション力が高まっており、衝撃吸収性があります。

家具などの重い物や椅子の足などの跡がつきやすいのが短所です。もし気になるなら、下にマットなどの緩衝材を敷いて跡がつかないよう工夫してみましょう。また、水に強く、ジュースやコーヒーなどをこぼしてもすぐに拭き取ればシミになりにくく、掃除しやすい床材と言えます。

カーペット

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築年数が長いマンションによく見られる床材と言われています。
カーペットの長所は何といっても裸足で歩いても冷たくないことです。また、寝転がっても体が痛くなりにくいことや、遮音性も高く、階下に音が響きにくいという長所があります。

その反面、ジュースやコーヒーなどをこぼしてしまうとシミになったり、ほこりやゴミがたまりやすいことからハウスダストがアレルギーの原因になったり、家具の跡がつきやすくなったりするといった短所があります。
しかしタイルカーペットという、部分的に張り替えができるタイプの床材もありますので、汚れてしまった場合でも部分的に新しくすることができます。

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湿度の調整や耐火性、遮音性、断熱性に優れていると言われています。現代では洋式の建築が増え、畳のない家も珍しくありませんが、和室の賃貸ももちろんあります。

畳が持つ機能だけでなく、い草の香りを楽しめるのも大きな特徴です。しかしカーペットと同じで水分に弱く、ジュースなどをこぼすと後が大変という短所もあります。

まとめ

床材にはさまざまな種類とそれぞれに長所、短所があります。
賃貸の場合はフローリングをカーペットに替えるといったことはなかなかできないので、毎日触れるところである床材にも注目しつつ、自分が賃貸を選ぶ際の優先順位を考えながらお部屋探しをしましょう。
監修:zuna
一級建築士
建築コンサルティングを生業とする一級建築士。ゼネコンでマンション等の現場管理をした後、某県庁の建築職として確認申請をはじめ建築系の書類審査や現場検査、開発工事の許認可、公共建築の設計・工事の監督員をしてきた。一級建築士であり、建築基準適合判定資格を所持している。

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