2019年03月13日 更新

引越し先にピアノを持っていきたい。どこに頼めばいいの?

この記事では、引越し先へピアノを持っていきたいときの料金相場や、注意点についてご紹介します。普通の引越し業者に頼めるのか、特別な業者に頼まなければいけないのか、費用はどのくらいなのか、どのような作業が必要になってくるのかなど、あらかじめ知っておきたい点は多々あります。音楽大学のピアノ科のなどの学生はもちろん、趣味でピアノを弾く大学生でも、新しく始める一人暮らしで引越し先にピアノを持っていきたいという人はいるでしょう。そんなときに気になる、ピアノの運送についてのあれこれについて解説します。

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ピアノの運送依頼前に確認しておきたいこと

「引越し先でもピアノ演奏を楽しみたい」「音大の学生でピアノが必要だ」など、理由はさまざまですが、大きくて繊細なピアノを運ぶのに普通に引越し業者に頼んでいいのか心配になる人もいるでしょう。
専門知識を持った業者に適切に運送してもらうために、引越しの際は、ピアノの種類についてまず確認しておきましょう。

ピアノの種類

ピアノは、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノや電子オルガンといった種類によって、運送費用の相場が変わってきます。

たとえばグランドピアノやアップライトピアノは大きく重い楽器であるだけでなく、大変繊細なものでもあるため、家具や家電と一緒に運んでもらうことができません。自分で専門の業者を探すか、引越し業者に手配してもらうなどが必要になります。
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電子ピアノや電子オルガンに関しては、専門的な知識も不要なこともあり、引越し業者が運んでくれる場合も多いようです。
ただし、クレーンや手吊り等の特殊作業が必要な場合は、追加料金が必要になる場合があります。

部屋の階数やエレベーターの有無(階段のみなど)

運送料は引越しの距離だけでなく、どこからどこまで運ぶのかによっても異なってきます。

何階から何階に運ぶのか、2階以上の建物の場合階段やエレベーターが利用できるのか。また、通路やドアが狭いなどの事情がある場合はクレーンで釣り上げる、クレーンも使えない場合は手吊りという特殊作業が必要になるのかなど、できるだけ具体的に確認しておく必要があります。

対応内容と補償内容

1階から1階への引越しでアップライトピアノの場合であれば、引越し業者が対応してくれる場合がありますが、破損などの補償は対象外となる場合が多いです。

そのまま運ぶことができず、解体が必要な場合も追加料金が発生することがほとんどです。
結局解体しなければ引越し先に入らない場合には追加料金を請求されることもあります。引越し業者に依頼する場合、見積もり時に補償内容と追加料金の確認をしっかりと行ってください。

現在の部屋からの運び出す方法

引越し前の物件に関しても条件に変更がなければ、その物件にピアノを搬入した際の搬入方法を伝えておくと、運び出しの作業がスムーズになるでしょう。

これらのさまざまな条件によって作業内容や費用は大きく変わってくるので、事前によく確認しておきましょう。

ピアノの運送における注意点

運送後は必ず調律を

グランドピアノやアップライトピアノは、特にデリケートな楽器です。プロに運送を依頼してもわずかな振動で音程が狂ってしまうので、ピアノの運送後には必ず調律をしてもらわなければなりません。

また、引越しがなかったとしても、本来調律は1年に1回は行いたいものです。もし長い間弾いていないピアノであれば、埃がたまっていたり錆があったりすることがあるので、クリーニングも一緒にしてもらうほうが良いでしょう。
引越しのついでに行うことで、調律・クリーニングだけを依頼するよりお得になることもあります。

運送業者が調律・クリーニングも行えるか、専門業者が必要かも確認を

調律やクリーニングは引越し業者が派遣してくれることもあれば、引越し業者とは別に、楽器店などの専門業者に依頼する必要があることもあります。
ただでさえ大変な引越しなのに、調律の依頼までするのは少々面倒に感じるかもしれませんが、引越しの際にピアノを調整・クリーニングすることで、そのピアノ本来の美しい音を取り戻す良い機会となるでしょう。

引越しでピアノを送る際の料金相場

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基本料金の相場

ピアノの運送費用は、ピアノの大きさや種類、移動距離によって決まる基本料金に、階段・エレベーター・クレーンの使用や、解体の必要の有無によって変わる特殊作業料金を加えて計算されます。

基本料金は、最も大きなグランドピアノが一番高く、次にアップライトピアノ、そして電子ピアノ・電子オルガンの順に設定されていることがほとんどです。1階から1階に運ぶ際の目安料金としては、同一市区町村内で20,000~30,000円程度、県外では約50,000~100,000円となっています。

特殊作業の追加料金相場

追加の特殊作業料金は、階段を移動させる場合で1階につき5,000円~9,000円、エレベーターを利用する場合で2,000円~7,000円ほどが目安です。

クレーン車を利用する場合は、10,000円~25,000円程度、手吊りでピアノを上げる際は10,000~30,000円ほどかかるのが相場のようです。

ピアノをいったん解体して組み立てなおす場合は、30,000円~が目安になります。

ピアノ運送が引越し業者と別な場合は値引きができない

引越し業者がピアノ運送を外注した場合は、ピアノの運搬に関しては値引きができないと思っておいたほうが良いでしょう。
その代わり、ピアノの運搬に費用がかかってしまう分、その他の引越し料金を安くしてくれるように交渉することはできるかもしれません。
基本的にはピアノ運送業者も引越し業者同様に相見積もりを行うことをおすすめします。
ただし、ピアノ運送業者は引越し業者のように多くはないため、苦労して相見積もりをしても引越し業者と提携しているピアノ運送業者が一番安かったということも少なくありません。
しかし、相見積もりを行わないと、その一社の言われるままになってしまうので、適正価格の把握と値段交渉の材料のためにも相見積もりを行いましょう。

まとめ

ピアノの運送を依頼する前には、ピアノの種類と引越し前後の物件の状況を事前に確認しておきましょう。引越しにかかる費用はピアノの種類や移動距離、物件の状況によって大きく異なります。
引越し先に本当にピアノが必要なのかを見極めて、不要な場合は置いていく、必要な場合は美しい音を楽しめるように調律・クリーニングを行うなど、適切な対応をして良い引越しを行いましょう。
監修:伊藤勝史
15年以上の経験を持つ現役の引越し屋さん
15年以上の経験を持つ現役の引越し屋さん。その経験を活かし、自身でも引越し専門のブログを運営中。最近では、その実績からブログの執筆や監修等活躍の場を広げている。

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