2022年01月28日 更新

一人暮らし向けおすすめ洗濯機7選【2021年】家電販売員が選ぶ! サイズと機能からみるコスパ抜群洗濯機

一人暮らし向け洗濯機を購入したいときにおすすめのメーカーや、低価格商品を家電販売員がご紹介します。洗濯機の種類、機能、一人暮らしが選ぶべきサイズなど、選ぶときのポイントもチェックしましょう。また、コインランドリー生活と洗濯機の購入はどちらがお得なのかも解説します。

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一人暮らし用洗濯機の選び方

【タイプで選ぶ】「縦型洗濯機」「ドラム式」の違いは?

縦型式洗濯機

縦型式洗濯機

  • 縦型洗濯機

    「縦型の洗濯機」は、水を溜めて勢いよく回転させることによって、洗濯槽の壁に洗濯物をこすりつけて揉み洗いをします。そのため、泥汚れなど色のつくような汚れを得意としています。
    「縦型洗濯機」であれば洗浄力や大きさに合わせてピンからキリまでの種類があり、予算に合わせて選びやすいのが特徴です。しかし、乾燥機能が付いていないため、洗濯をしたら干さなければならないのがデメリット。

  • 縦型洗濯乾燥機

    「縦型洗濯乾燥機」は縦型式の洗濯機に乾燥機がついたもの。ドラム式洗濯機より本体価格が抑えられている上に場所も取らないために設置スペースや予算が限られている一人暮らしと相性は良いです。しかし、乾燥はヒーターを使用するので毎回使用すると電気代や衣類へのダメージが気になります。また、水平にしか回らず、長時間使用をしているとシワになりやすいのがネックです。

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  • ドラム式洗濯機

    「ドラム式洗濯機」は、洗濯槽が回転することによって、洗濯物を上から下に落とす叩き洗いをします。縦型洗濯機より、衣類へのダメージを抑えることができます。また、ほとんどのドラム式洗濯機には乾燥機能がついており、洗濯槽の回転の高低差を利用して、シワが少ないふんわりした仕上がりになります。
    「ドラム式洗濯機」は節水性が高く、乾燥まで一気にできるためなにかと忙しい一人暮らしの家事の手間を減らしてくれるすぐれものです。デメリットは本体の価格が高いこととサイズが大きいこと。他にも搬入経路の余裕が必要なのが一人暮らしにはネックになっています。

一人暮らしにはサイズと価格で縦型が現実的

ドラム式は設計上サイズが大きくて重量も重く、洗濯量10kg以上のものが主流。値段も10万円を超えてきます。現在は7kgタイプの小さめの物も出ていますが、それでも価格は10万円前後するため、10~20代の一人暮らしなら3~4万円で買えてバリエーションの多い縦型洗濯機が現実的でしょう。

【サイズで選ぶ】一人暮らしは5~7kg程度がおすすめ

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1人が1日に出す洗濯物の平均量はおよそ1.5kgと言われているので、一人暮らしならここに予備として1kg〜1.5kg程度を加算して考えておくといいでしょう。毎日洗濯するのであれば4.5kgの小型洗濯機でも問題ありませんが、なかには洗濯ができない日や週末にまとめて……といった場合も出てきます。そうなった場合には6〜7kg程度の余裕をもった容量の洗濯機を選ぶことにより利便性が高まります。
  • 5kgサイズで一度に洗える量

    洗濯機に書いてある5kgというサイズは、乾いている状態の洗濯物を何kgまで入れられるかという目安のサイズです。
    つまり重さ200g程度のバスタオルなら、理論上でいうと25枚が一度に洗えることになります。
    ただ、現実的にはお風呂の後の身体を拭いて水分を含んだ状態のバスタオルや、そのほかの衣類の大きさ等も考えると、そこまで多く洗うことはできません。詰め込みすぎると洗濯機の騒音や故障につながるため、必ず余裕を持って入れましょう。

【機能で選ぶ】「ステンレス製」「乾燥機能」「消音機能」「インバーター搭載」どれにする?

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一人暮らしでチェックしたい機能はこちら!
  • 洗濯槽はステンレス

  • インバーター搭載

  • 静音機能

  • 自動洗浄

  • 洗濯予約機能

  • 乾燥機能付き

  • 洗濯槽はステンレスをセレクト

    まず洗濯槽の素材がステンレスのものと、プラスチック樹脂のものがあります。主流となっているステンレス槽は洗濯物による傷がつきにくく、汚れがつきにくいため、カビの繁殖もしにくいという点がメリットです。

  • インバーターの有無で年間の費用に差が

    インバーターとはモーターの回転数を調整してくれる装置のこと。同じ全自動洗濯機でも、インバーター付きとノンインバーターの物があります。
    一人暮らしで2日に1回ほど洗濯機を使用すると仮定した場合、インバーターの有無で年間の電気代が2,000~3,000円程度変わります。本体価格は若干割高になりますが 、長い目で見るとそちらの方がお得と言えるでしょう。
    また、静音性が高いのも特徴です。

  • 静音機能もチェック

    静音機能は一人暮らしでは非常に重要な機能です。一人暮らしはアパートやマンションなどの集合住宅の場合が多く、隣人の生活音というのはとても気になるもの。場合によっては早朝や深夜などに洗濯機を回さないといけなくなる場合もあります。そういった際に周りとの無駄なトラブルを避けるためにも静音機能はマストな機能と言えるでしょう。

  • 自動洗浄は洗濯機を清潔に保ってくれる

    洗濯予約機能が付いていると、日中家にいない場合でもタイマー予約して出かけられます。
    例えば、家を出る前に7時間後にセットします。そうすれば、7時間して帰る時にはちょうど洗濯が終わって脱水まで済んだ状態になっているので、あとは干すだけ。便利ですね。

  • 乾燥機能付きならドラム式がおすすめ

    乾燥機能を重視するなら、乾燥時間が短くふんわりとした仕上がりになるドラム式を選びたいところ。しかし、ドラム式は高価なので、多くの人は縦型洗濯機で乾燥機能をつけるか考えることでしょう。
    ただし5kgサイズであっても、乾燥までする場合は3.5kgまで、時間も4時間ほどかかります。乾燥方法も縦型の洗濯槽にヒーター温風をかける物がほとんどで、下に押し付けられながらの乾燥になるので、ふんわり感はドラム式と比べて少なめでシワも付きやすいです。
    干す時間があまりないときの補助乾燥程度の位置づけと考えて、自分に必要かどうか検討しましょう。

【2022年度版】一人暮らしにおすすめの洗濯機メーカー

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低振動、低騒音が嬉しい「東芝」

一人暮らし用の洗濯機で非常にレベルが高い東芝。一人暮らしをする際、マンションやアパートに入って生活をするときに一番気にしなければならないのが騒音です。洗濯機の音の中でも、特に脱水などは周りに響きやすく、隣人とのトラブルになることもあります。東芝の洗濯機は運転音を抑えた設計になっているので、騒音トラブルになるのを避けることができます。
  • 代表機種:AW-7G9


商品スペック

タイプ:ステンレス槽(スタークリスタルドラム)

洗濯・脱水容量:7kg

洗浄機能:浸透パワフル洗浄、つけおき1時間コース

運転音:洗い 約35dB、脱水 約43dB

乾燥機能:風乾燥(ヒーターレス)1.3kg(化繊混紡)

予約機能:6・9時間後設定


ユーザー目線の使いやすさがメリットな「パナソニック」

汚れ落ちの良さや運転音の静かさ、脱水の早さなど、さまざまな面でバランスの取れたパナソニック((Panasonic)。汚れを浮かせて落とす泡洗浄や、柔軟剤の香りを際立たせる香り付けのコースが用意されていたりと、一人暮らしに必要な”清潔感”を演出してくれる機能がバッチリ。操作パネルが奥にあるため、大きい洗濯物も出し入れしやすいところがメリット。デザインもコンパクトなので、狭い場所にも入りやすいのがポイントです。
  • 代表機種:NA-FA70H8


商品スペック

タイプ:ステンレス槽

洗濯・脱水容量:7kg

洗浄機能:泡洗浄

運転音:洗い 約32dB、脱水 約39dB

乾燥機能:送風乾燥(化繊2kg)

予約機能:1時間単位


節水効果が高くカビが生えづらい「シャープ」

節水効果が高いシャープ(SHARP)。最大の特徴は、なんといっても穴無し槽。穴を無くしたことにより、余計な部分にまで水を溜める必要がなく節水効果が非常に高いことが特徴です。また、槽の裏側に水分が付着することも少ないため、長期間洗濯槽のカビを気にすることなく洗濯をすることができます。大量の水を使う洗濯機で、しっかり節水できるのはありがたいですよね。
  • 代表機種:ES-GE7E


商品スペック

タイプ:ステンレス穴なし槽

洗濯・脱水容量:7kg

洗浄機能:高濃度洗浄、ドルフィンパルAg+

運転音:洗い 約42dB、脱水 約47dB

乾燥機能:風乾燥(化繊1kg)

予約機能:1~24時間後設定


こちらもおすすめ! 一人暮らしに人気の洗濯機

Hisense  全自動洗濯機 HW-DG75A・・・¥38,182~(2021年2月18日現在)

なかなか洗濯する時間が取れそうにない場合は、いっぺんに多くの量の洗濯ができてお手頃価格なのがうれしい製品です。

商品スペック

タイプ:洗濯板式のステンレス槽

洗濯・脱水容量:7.5kg

洗浄機能:自分だけの選択コース(洗い、すすぎ、脱水、風乾燥、それぞれの運転時間を個別で設定可能)

運転音:洗い 約41dB、脱水 約47dB

乾燥機能:1.5kg(ドライ)、2kg(化繊)

予約機能:1~24時間(1時間単位)


BESTEK 全自動洗濯機 BTWA01・・・¥18,800~(2021年2月18日現在)

幅450×奥行470×高さ790mmのコンパクトサイズです。部屋に洗濯機置き場がないという方やこまめに洗濯ができる人にはおすすめです。
また、回転するパルセーターが作り出すらせん状の水流は、容量が小さいほどより強くなるので、小型ならではの強力な水流で汚れをしっかり落とします◎

商品スペック

タイプ:ステンレス槽・抗菌パルセーター

洗濯・脱水容量:3.8kg

洗浄機能:6段階水位切替可能

その他特徴:お急ぎコースを選択すれば、洗濯時間は約13分まで短縮可能


アイリスオーヤマ 全自動洗濯機 IAW-T502EN 5kg・・・¥19,800~(2021年2月18日現在)

簡易乾燥機能付きの縦型洗濯機。手が届きやすい価格なだけでなく、機能も最低限備わっています。

商品スペック

タイプ:ステンレス槽

洗濯・脱水容量:5kg

洗浄機能:槽洗浄コース

運転音:洗い 約36dB、脱水 約51dB

予約機能:1~24時間(1時間単位)


1日分の洗濯物なら「10分洗濯」が可能。ちょっとした隙間時間や、日々の生活で忙しい人でも洗濯がおっくうになりませんね。フラットデザインなので、掃除も手軽です。

ツインバード工業 全自動洗濯機 WM-EC70W 7.0kg・・・¥35,800~(2021年2月18日現在)


商品スペック

タイプ:凹凸のないフラットトップ

洗濯・脱水容量:7kg

運転音:約43dB

予約機能:1~24時間(1時間単位)

その他特徴:快速モード(スタートから洗濯まで約10分で完了)


洗濯機は必要? コインランドリーと比較!

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洗濯を1回するのに必要な電気・水道代は30円程度です。そのため1カ月で8回洗濯をした場合、年間では2,880円となります。
また、コインランドリーは1回の使用料金は300円~500円程度です。こちらを前提に1年間で料金の比較をしてみました。
  • 洗濯機

    50,000円(洗濯機)+2,880円(1年間の電気・水道代)=52,880円

  • コインランドリー

    400円✕8回(1カ月)×12=38,400円(1回400円週2回使用した場合)

上記で比較すると、1年5カ月以上洗濯機を使用するのであれば、初期費用や電気代・水道代を考えても、洗濯機の方がコインランドリーよりお得と言えそうです。
また、日々洗濯物を運ぶコストなどを考えても一人暮らしには洗濯機がある方がよいと言えるでしょう。

まとめ

洗いざらしのタオルで顔やカラダを拭く気持ちよさや、洗いたての服に袖をとおすときの爽やかな感覚。清潔に暮らすためにも洗濯は欠かせないものですね。
数多くの洗濯機がありますが、一人暮らしだと部屋の広さや予算の関係で選べるものはおのずと決まってきます。ライフスタイルや何に使う時間を大事にするかは人それぞれ。自分の好みや負担になりすぎない家事のラインを考えて、生活に合った洗濯機を選べるといいですね。
監修:現役家電販売員たろっさ
プロの家電販売員 兼 家電ライター、家電アドバイザー。ゲームと妻と温泉巡りが大好きな 33歳。20歳の時にメーカーヘルパーとして家電量販店を経験し、家電の世界へ飛び込む。 元から接客と家電に興味があり、昔からの趣味だったPCの知識を活かしながら勉強の日々を過ごし、2年で年商2億円を突破。5年目で3億円を経験し、「法人ナンバーワン販売員」として表彰を経験。
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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