2019年06月07日 更新

一人暮らしのおすすめオーブンレンジ。プロ家電販売員が選び方からご紹介

コンビニのお弁当や冷凍食品が充実している現代社会において、一人暮らしにおける電子レンジの重要性は高まってきています。そこから一歩踏み出して最近では、食品を温めたり解凍したりするだけでなく自炊にも役立つと、調理に使える小型のオーブンレンジが人気を集めています。今回はそんなトレンドの最先端であるオーブンレンジについて家電ライターのたろっさ視点で詳しく見ていきます。

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オーブンレンジと電子レンジの違いは?

電子レンジは安価で食品を温めることに特化しています。
仕組みとしては、温めるものの水分を電波振動させ、分子が動くエネルギーによって食品を温めます。そういった性質上、それ以外のことは苦手。分子を動かすためにアルミが過加熱で発火したり、生卵などの密閉された液体が沸騰して破裂したりと取扱いにも注意を払う必要があります。

それに対してオーブンレンジはヒーターを使用して「焼く、焼いて温める」という機能がプラスされています。
ヒーターを使用して焼いたり温めたりできるので、焼き目を付けてこんがりと付けた仕上げや、揚げ物の温め直しでも余分な水分を飛ばしてサクサクにすることが可能です。

電子レンジに比べてオーブンレンジは高額ですが、その分できることはかなり広がります。

より料理を楽しみたいなら「スチームオーブンレンジ」もあり

オーブンレンジの中にはスチーム機能が追加されたものがあります。
中を高温度の蒸気で満たし、蒸し焼きにすることが可能になります。
こんがりと焼き目を付けるだけでなく、水分を加えることによってふっくらと仕上げたい料理等に活用されます。茶碗蒸しや点心などはその代表格。

また、余分な塩分や脂分を飛ばしながら調理をしてくれるので、ヘルシーな仕上がりも期待できます。

一人暮らしに最適なオーブンレンジの選び方

庫内容量で選ぶ

オーブンレンジにはさまざまな容量があり、下は15L前後から上は30L以上までと幅広いです。
一人暮らしの場合は置く場所も限られていることが多いため、あまり大きいものは難しいかもしれません。
そういう場合は無理をせず18L前後のもでも大体のことは事足ります。

スペースに余裕がある方や、クッキーやパウンドケーキなどの大きめな調理を予定している方は、23L前後のものを選択するとよいでしょう。
それくらいの大きさであれば高さも十分なものが多いので、ひととおりの料理はこなせます。

調理機能で選ぶ

一人暮らしでかなり重要になるのは、センサー機能の有無と能力です。
コンビニのお弁当やお惣菜にはレンジの目安時間が書いてありますが、前日の残り物を温めるときは、当然目安時間が書いてあるわけではないのでわかりません。そんなときに重量や温度を感知するセンサーが付いていると、ずいぶん温めが楽になります。

また、トーストを焼くのに特化したトースト機能、トレーを挟んで2段で全く別の料理を作ることができる2段オーブン機能、材料を入れるだけで後はオーブンにお任せの自動調理機能など、さまざまな機能が付いたものがあります。
どの機能が必要か、お財布と相談しながらよく考えて決定しましょう。

扉の開き方で選ぶ

限られたスペースに設置する場合、扉が横に開くか縦に開くかというところも重要なポイントです。
縦に開いたほうが庫内も広くなり使い勝手もよくなりますが、扉が大型化するためスペース内に収まらなかったり出っ張ってしまったりする場合もあります。
横開きはスペースも取らず設置場所を選びませんが、反面庫内が少し狭くなりがちです。
購入する前にあらかじめ設置スペースを確認しておくとよいでしょう。

その他チェックしておくべきオーブンレンジのポイント

放熱スペースを確保する

レンジは左右と天板部から放熱をするものが多く、そこのスペースを空けてあげないとレンジの寿命を縮めたり、過放熱で火事の原因になったりと大変危険です。
機種にもよりますが、左右を2~5cm程度、天板部を10~15cm程度空ける必要があります。ギリギリ入るから大丈夫、ではなく、空ける分も余裕を持って採寸することが大切です。

テーブルは2種類ある

オーブンレンジにはターンテーブル式とフラット式の2種類の方式があります。

ターンテーブル式は名前の通り中の丸いテーブルが回って放射される熱をまんべんなく受けるようになっています。
熱源が一つで済むため安価なのが特徴ですが、大きめのものを温めたりすると回っている途中で食品が引っかかり、結果的に熱効率が悪くなってしまう場合もあります。

フラット式は回転テーブルが付けいておらず、置いておくだけで全面均一に温めてくれます。
金額的な問題がなく可能であれば、フラット式を選んだほうが無難でしょう。

人気メーカーの特徴

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シャープ

なんといっても水で焼くというコンセプトのもと、過熱水蒸気での調理を流行らせたのが「ヘルシオ」です。
水蒸気の力で食品を加熱、調理を行うため、減塩や減油の効果が非常に高く、名前の通りヘルシーな料理を得意としています。

また、調理センサーが非常に優秀で、常温、冷蔵、冷凍の食材を一つのトレーに乗せて全自動で均一に熱を行き渡らせる全自動調理等も優れています。
上位モデルになると無線LANの機能も付けいており、話しかけることによって献立を提案してくれるなどの機能も充実しています。

パナソニック

64眼センサーと呼ばれる64個の眼によって庫内を監視します。
それにより温めムラを極力なくし、きめ細やかなセンサーの働きで全く温度の違う2つの食材を同時に温めるという離れ業もやってのけます。

ボウルに食材を入れてスイッチを入れ、10~30分待つだけで美味しい料理が出来上がるワンボウル調理で、時短と便利さを両立させています。
非常にバランスの良いオーブンレンジです。

日立

主要メーカーの中でちょっと変わり種を多く含んでいるのが日立の特徴です。

重量センサー+赤外線温度センサーを搭載しており、食材の表面の温度を見ながら加熱を行う高性能の温度管理システムから、小麦粉やイーストなどパンの材料をセットするだけで、ねり、発酵、焼成までの全ての工程を自動で行ってくれるホームベーカリー機能等、ほしい人には確実に刺さる機能を用意しています。
自分の目的と合致した機能が付けいていればこれほど頼もしいメーカーはありません。

東芝

庫内を開くと上部がアーチを描いているのが東芝の特徴です。
これはピザやパンを焼くための石窯の構造を再現しており、これによって熱の対流効果が生まれて、より効率的に食材へと熱を伝えます。

さらに業界最高温度の350℃のオーブン機能により、どんな食材にもしっかりと熱を通すことが可能です。
ピザ等のしっかりと熱を通したいパーティー料理に興味がある方にはおすすめです。

その他メーカー

大きなオーブンレンジに関してはやはりここで紹介した4メーカーが強いですが、中型~小型のオーブンレンジの場合は他のメーカーの選択肢も出てきます。

コストパフォーマンスで考えると優秀なハイアールやコイズミ、オシャレなオーブンを選びたいのであればシロカやバルミューダ等もあります。
実際に見てから決めてみるのもいいでしょう。

一人暮らしにおすすめのオーブンレンジ4選

パナソニック エレック NE-MS265

簡易角皿スチーム対応のパナソニックのオーブンレンジです。
価格と能力、容量のバランスが非常によく、自炊派から外食派までさまざまなニーズに応えてくれる製品です。

解凍性能や自動メニューボタンも充実しており、これ1台あれば大抵のことはこなせます。
幅広くおすすめできる商品です。

日立 ヘルシーシェフ MRO-VS8

日立のヘルシーシェフのミドルクラスです。
分量に合わせて加熱時間を調節してくれたり、3つの重量センサー搭載できめ細やかな温めができたりと料理が得意じゃない方にも安心な機能付きです。

31Lと庫内が広いのもうれしい点ですが、お手入れのしやすさにも定評があります。庫内は極力凹凸をなくしてあり、天板が拭きやすいので常に庫内を清潔に保つことができます。
長く使うことを考えた際におすすめできる製品です。

東芝 石窯ドーム ER-SD70

東芝からコストパフォーマンスに優れた製品の紹介です。
この価格でスチーム機能が付けいており、さらに赤外線センサーと温度センサーの2種類のセンサーを搭載しています。

また、石窯構造が備わっているためオーブンの性能が高く、熱効率も非常に高いです。
オーブン機能をよく使う方には是非ともおすすめしたい製品です。

ツインバード DR-E852W

ツインバード工業のコスパ王と呼べる製品です。
この商品のすごいところは、フラットテーブル方式でオーブン搭載をしているにもかかわらず、リーズナブルな価格とコンパクトさにあります。
高くて大きな商品は優秀なのはわかるけど予算が…という方でも、こちらであれば最低限のオーブン機能を有したレンジを手に入れることができます。
まずは購入候補に入れておきたい製品です。

まとめ

一人暮らしでどの程度料理をするかは人それぞれで違いますが、オーブンレンジを備えることにより、自炊時間を短縮することや、日々の食費を節約することもできます。また何より、自分のためにちょっとしたおつまみを作ったり、突然の訪問客や友人に対して、サッと料理をしておもてなしをしたりできたら、自分のこれからの人生が豊かになるのではないでしょうか。
一人暮らしを良い機会と考え、今からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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