2021年05月24日 更新

一人暮らしにおすすめのベッドと選び方。自分に合ったサイズや種類をチェック

一人暮らしにぴったりなベッドを選ぶために、一人暮らしにおすすめのサイズや種類の選び方をご紹介。敷布団とどっちがいかから始まり、部屋とベッドのサイズの関係、暮らしに合ったベッドの選び方、ベッド選びで気をつけたいことや失敗例、マットレスの注意点なども解説します。

gettyimages (2576)

一人暮らしをはじめるのに、真っ先に必要なものが寝具。ベッドと一口にいっても、なかなか自分に合うベッドがわからない人も多いのではないでしょうか。そこで一人暮らしのベッドを購入したいけれどサイズや種類に迷っている人に向けて、インテリアコーディネーターのMAKOさんからアドバイスをもらいました! ぜひ、自分に合ったベッドを選んで、自分にぴったりなお買い物をしてください。

一人暮らしには敷布団とベッド、どちらがいい?

一人暮らしの寝具として、どちらもメリットデメリットがありますが、できるならベッドのほうがおすすめ!
  • 理由1:ベッドの方が衛生的?

    床から30cmの高さまでは、ハウスダストがまうホコリゾーン。ベッドなら床からの高さがあるため、ホコリを吸いにくくなります。

  • 理由2:忙しい一人暮らしにうれしい! 毎日たたむ手間を省ける

    ベッドだと敷布団のように毎日布団をたたまなくてOK。デメリットとしては、場所をとることや、マットレスのケアが大変なことなどがあげられます。

    ただ一人暮らしの部屋なので、ベッドを置くスペースがない場合もあるでしょう。そのときは敷布団になりますが、敷布団の下にすのこなど下敷きをするほうがよいでしょう。敷布団のメリットは省スペースが可能で、布団を丸洗いできたり、干しておけることです。

まず確認したい、ベッドサイズの選び方

ベッドサイズは、部屋が何畳なのか、またそのほかの家具をどれだけ置くかも考慮することが大切です。大きなベッドでゆったりと寝ることにこだわる人でも、ほかの生活に支障をきたすような大きさのベッドの購入はよく考えましょう。ベッドを置いたら足の踏み場がなくなるような場合は検討し直してください。特に初めての一人暮らしでは、部屋の狭さをいかに克服するかが問題のひとつ。その視点から、「ベッドのせいで狭くて暮らしにくい」とならないように選ぶことが大切です。

こんな人におすすめ! ぴったりなベッドサイズを解説

  • セミシングル

    サイズ:約幅80~90×長さ195
    こんな人におすすめ:部屋が狭い人(6畳未満の部屋)、ベッド以外のスペースにほかの家具をいろいろと置きたい人、小柄な女性

  • シングル

    サイズ:約幅95~100×長さ195
    こんな人におすすめ:6~8畳の部屋の人(テレビ台やローテーブルなど、ほかの家具も置けるでしょう)

  • セミダブル

    サイズ:約幅120×長さ195
    こんな人におすすめ:一人でゆったり寝たい人、8畳以上の部屋の人

暮らしに合わせて選びたい。ベッドの種類の選び方

自分に合ったサイズがわかったところで、次に重要なのはベッドの種類! さまざまな機能を持った種類があるベッドだからこそ、自分のライフスタイルに合ったものを知って選ぶことが大切です。ここでは、一人暮らしにおすすめなベッドの種類と選び方を紹介します。

収納力をUPしたいなら! 収納付きベッド

部屋の収納が限られている人は、収納付きベッドで収納スペースを増やしましょう。ベッドの下のデッドスペースに収納の引き出しがあるタイプのベッドを選べば、一人暮らしの狭い部屋でも有効的に収納ができます。

部屋を広く見せたいなら! ローベッド

ローベッドは、通常のベッドよりも高さが低いベッドです。最大のメリットは、なんといっても高さが低いのでお部屋が広く見えること。一人暮らしは部屋が狭いことが多いので、ローベッドと一緒にほかの家具も背の低いもので統一すると、圧迫感のない広々とした印象になっておすすめです。

スペースを有効的に使いたいなら、折りたたみベッド

普段から一人暮らしの部屋をできるだけ広々と使いたい人は、折りたたみ式のベッドがおすすめ。就寝時以外は折りたたんで省スペース化できます。また、すのこタイプや、ベッドから椅子にチェンジできるもの、棚やコンセント付きなど、シンプルなものから多機能なものまで種類も豊富です。折りたたみベッドにはキャスターが付いたタイプが多いので、ベッドを動かしたり運んだりすることもしやすく女性でも安心です。

狭いけどソファも置きたいなら! 一台二役のソファベッド

一人暮らしの部屋が狭くてスペースに困っている人は、ソファベッドがおすすめ。ソファとしてもベッドとしても使えるので、家具を2つそろえずに済みます。ソファが欲しいけれど置く場所がない人も、ソファベッドがあれば即解決! 友人が泊まりに来ることが多い人でも、人が寝るスペースを確保できます。

寝る前の時間を大切にしたいなら、ヘッドボード付きベッド

寝る前の時間を大切にすることで、ゆっくりと眠ることができます。その方法のひとつとして、ヘッドボード付きのベッドがおすすめ。照明付き、棚付き、コンセント付きなどさまざまな種類があり、ベッドや部屋に合うテイストのものが選べます。

クッションタイプだと、寄りかかったり、寝る前に読書ができたり、棚付きであれば携帯や目覚まし時計を置けたりするので便利ですよ◎


ベッド選びで気を付けておきたいこと。うっかり失敗例

gettyimages (2460)

マットレスにはカビがはえやすい

ベッドのマットレスは汗を吸収するので、こまめな換気や乾燥を心がけてください。湿気ったまま使い続けるとカビの原因になります。天気の良い日には壁に立てかけて風を通すとか、天日干しをするといったお手入れをしましょう。
特に床にじかに置くタイプのローベッドやマットレスはカビが発生しやすいので要注意。日々のお手入れに自信がない人は通気性の良い脚付ベッドがおすすめです。

マットレスが柔らかすぎて腰痛に

柔らかすぎるマットレスは腰痛の原因になることがあります。身体が沈み込むような柔らかいマットレスはできるだけ避けるようにしましょう。実店舗で寝転がって感覚を試せるので、自分に合うマットレスかどうかちゃんと確認してからの購入をおすすめします。

ベッドが大きすぎて運搬に困る

引越しの際、大きなベッドは運ぶのがとても大変です。組み立て前は部屋に入ったベッドも、組み立てた状態で運び出そうとするとドアや通路を通らないことがあり、その場合は解体が必要になってしまいます。
大学生の一人暮らしの場合、数年後には卒業して引越すことが想定されるので、コンパクトなベッドや折りたためるベッド、大きくても簡単に解体できるベッドなどを選ぶと引越すとき楽ですよ。

ベッド選びで心地よい時間をつくる

自分にぴったり合ったベッドを選ぶことで、寝る前の時間や睡眠時間、起床時などを、心地よいものにできます。自分にとってベストのベッドを購入して、毎日を快適に過ごしましょう!
MAKO (株)ラフスタイル代表取締役・インテリアコーディネーター

法人、個人問わずサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアデザイン及びコーディネートを中心に、インテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも活動中。

https://www.laugh-style.jp/
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

合わせて読みたい

一人暮らしに欠かせない必需品とは? 家具・家電・日用品リストと費用

一人暮らしに欠かせない必需品とは? 家具・家電・日用品リストと費用

一人暮らしの新生活でそろえたい家具家電製品から日用品までをまとめてご紹介!「引越しまでに準備しておくもの」「あれば便利なもの」「引越し当日から使うもの」の3つのシーンに分けて...
とりぐら編集部
2023.02.27
一人暮らしにおすすめの食器棚のタイプとは? 食器棚の代用アイデアと事例も紹介

一人暮らしにおすすめの食器棚のタイプとは? 食器棚の代用アイデアと事例も紹介

「一人暮らしでも食器棚って必要?」「どんな食器棚があるの?」「一人暮らしの部屋で使える食器棚の代用アイディアが知りたい」など、一人暮らしの食器棚に関するさまざまな疑問に答えま...
とりぐら編集部・とり
2021.07.05
失敗しない家具選び! 選び方のポイントと組み立て家具のメリット・デメリットを知っておこう

失敗しない家具選び! 選び方のポイントと組み立て家具のメリット・デメリットを知っておこう

新居に引越す際に欠かせない家具の新調。家具を選んだ後に失敗しないためにも、事前に確認しておきたいこと、組み立て家具や折りたたみ家具など、それぞれの家具のメリット・デメリットを...
とりぐら編集部・ぐら
2020.03.11
一人暮らしに欠かせない必需品とは? 家具・家電・日用品リストと費用

一人暮らしに欠かせない必需品とは? 家具・家電・日用品リストと費用

一人暮らしの新生活でそろえたい家具家電製品から日用品までをまとめてご紹介!「引越しまでに準備しておくもの」「あれば便利なもの」「引越し当日から使うもの」の3つのシーンに分けて...
とりぐら編集部・ぐら
2021.10.05
フルリノベーションで見違える部屋に! アイテム使いもシックでかわいい1LDK

フルリノベーションで見違える部屋に! アイテム使いもシックでかわいい1LDK

一人暮らしの部屋の実例をご紹介。今回取り上げるのは、築34年の1LDKをフルリノベーションしておしゃれに暮らす_nevvxnevv_さん。写真も参考に、お気に入りのアイテムや...
とりぐら編集部
2023.08.08

この記事のキーワード

この記事のライター

とりぐら編集部・とり とりぐら編集部・とり

注目の特集

ひとりぐらしのはじめかた
お部屋をのぞきみ
ひとりぐらしレシピ