この記事で書いている3つのポイント
①冷蔵庫の収納で大事なのはどこに何があるのかひと目でわかること
②冷蔵庫の中に入れる食品は種類によって分類して、定位置に置く
③密閉容器やワイヤークリップなど小物を駆使すれば使いやすい収納が可能
②冷蔵庫の中に入れる食品は種類によって分類して、定位置に置く
③密閉容器やワイヤークリップなど小物を駆使すれば使いやすい収納が可能
冷蔵庫の収納術で大事なこと
一人暮らしを始めて間もない場合の冷蔵庫のお悩みは、限られたスペースにものを詰め込みすぎて、何が入っているかがわからなくなる。調味料などの小さいアイテムが整理しづらくて、なくなったと思って買ったら、奥から出てきた……。いろいろなものが散乱していて、見栄えが悪い…など、いろいろあります。冷蔵庫を開けるたびに憂鬱になってしまっては、食生活はなかなか充実しませんよね。
冷蔵庫の収納のポイントは以下の通り。
冷蔵庫の収納のポイントは以下の通り。
- どこに何があるか、ひと目でわかること
- 奥行きや横の隙間など、スペースを有効利用して死角を作らない
- 残り物や使いかけの食材などを、上手に収納する
- おしゃれ小物を取り入れて見栄えを良くする
この4つのポイントが押さえられていれば、食材を重複して買ってしまったり、使いたいときに使いたい物が探せなくなったりといったことを防ぐことができ、充実した食生活をおくることができそうです。
これが便利! 冷蔵庫の収納のコツ
冷蔵庫の中に入れたものの散乱を防ぐコツは、「食品を分類」して「定位置」に入れること。
まず、食品の種類別の分類としては
まず、食品の種類別の分類としては
- 肉・魚・乳製品→チルドなどの低温室へ
- ボトル飲料・チューブの調味料→ドアポケットへ
という収納が考えられます。
その他のものは、以下の4つに分類しましょう。
その他のものは、以下の4つに分類しましょう。
- 朝食やデザートなど用途別セット
- 開封したもの
- 消費期限の早いもの
- 消費期限の長いもの
この4つをそれぞれの容器にまとめて、冷蔵庫の定位置に収納すると探しやすくなります。冷蔵庫の中は、容量にもよりますが、だいたい3~4段に分かれているものが大半なので、上記の4つを取り出しやすさに応じて、それぞれの段に分けて入れれば効率的。
- 上段:目に付きにくいので、急ぐ必要のない4を前あきのカゴに入れて収納
- 中段:早く食べきりたい2、3を中味の分かる、側面の浅いカゴに入れて収納
- 下段:バター、ジャム、ミルクなどの朝食セット、プリンやカップのヨーグルトなどのデザートセットを、容器ごと取り出せるよう持ち手が付いているカゴに入れて収納。デザートセットは、重ねて収納できる側面の深いカゴが便利。
これらの収納に使うカゴは、100均やホームセンターで探してみると良いでしょう。幅や奥行き、高さを冷蔵庫のサイズに合わせて組み合わせれば、今までより多くの食品をきれいに収納することができますよ。
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大小さまざまな形のある野菜の収納
健康な食生活というと、すぐに思い浮かぶのが野菜ですが、一人暮らしには不足しがち。でも、いざ買ってきて冷蔵庫に収納するとなると、野菜は大きさや形もさまざまなので、収納は意外に難しいもの。
小さなものは他のものの下敷きになったり、使い掛けの野菜が隙間に入り込んだり。気づけばもう使えない状態になっていることもあります。そんな事態を防ぐため、野菜の収納にもコツがあるのです。ポイントは以下の通り。
小さなものは他のものの下敷きになったり、使い掛けの野菜が隙間に入り込んだり。気づけばもう使えない状態になっていることもあります。そんな事態を防ぐため、野菜の収納にもコツがあるのです。ポイントは以下の通り。
- 生姜やにんにくなど小ぶりの野菜はカゴにまとめて収納
- 野菜室をプラスチックケースで区切って、立てるものと横にするもので分けて収納
- ほうれん草や小松菜などの葉野菜は、ファイルボックスに立てて収納
- 野菜専用の保存袋を活用すると、野菜の傷みを防ぐことができる
これらのポイントを押さえて、野菜を効率よく冷蔵庫に収納し、野菜不足を防ぎましょう!
冷蔵庫の中をスッキリ見せるポイント
一日に何度となく開ける冷蔵庫は、見るたびに気分が上がる状態にしておきたい。それには、きちんと整頓されていることはもちろんのこと、ひと手間加えて見た目にスッキリ感を演出するのも手。次のような方法があるので試して見てはいかがですか?
- 作り置きや残りものは、同じ色・形の密閉容器に入れて収納。その際には、中に何が入っているかすぐにわかるように、ラベルをつけておく。
- チューブや小袋に入ったわさび、生姜などのスパイス類はワイヤークリップで挟んで扉ポケットに引っかける
- 胡麻や顆粒だし、スパイス類などは、同じ形の透明な小瓶(プラスチックケース)に入れて、見える化して収納。
冷蔵庫は、さまざまな色形のパッケージが混在していると、雑然としてあまり見栄えがよくありません。上記の方法で統一感を出すだけで、冷蔵庫の中は一気にスッキリ見えるようになります。
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まとめ
冷蔵庫は、毎日の食生活の充実度を左右する大事な要。ちょっとしたコツさえ掴めば、限られた予算、限られたスペースでも満足のゆく食生活を送ることができます。ここでご紹介したことを実践して楽しく食事、そして健康な日々を送りましょう。
監修:本多弘美
家事・収納アドバイザー
医療系短大を卒業後、臨床検査技師を経て家庭に入る。生活の試行錯誤から収納を考え、収納アドバイザーとしてデビュー。経験から蓄積され導き出されたノウハウを体系化し、講演やテレビ、執筆などを行う。収納を考えることは、家事の効率化をもたらすことから、家事・収納アドバイザーに。科学的な視点に基づく広い視野からの分析も好評。掃除関連の提案も行っている。『クセになるおそうじ術(暮らしのイラスト便利BOOK)』 『パパッときれいすっきり!時短家事術(だいわ文庫)』