2020年01月20日 更新

冷蔵庫の選び方とおすすめ商品をご紹介。プロ家電販売員はこう選ぶ

一人暮らしを始める際、ほとんどの人が用意をするであろう「冷蔵庫」。今回はそんな一人暮らし向けの冷蔵庫の選び方を家電ライターのたろっさがお伝えします。冷蔵庫は本当に様々な機種が並んでおり、どれをどうやって選べばいいか、いまいち分からない…そういう人も多いでしょう。自炊をするかしないか、家にいる時間が長いか短いか等は人によって違いがありますが、どんなに小さくてもあると無いとだと日々の生活のしやすさは格段に変わります。

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冷蔵庫選びは「容量」から見るのがおすすめ

まずは冷蔵庫の大きさ(容量)から選びましょう。
一般的なアパートでの一人暮らしの場合、設置できるスペースが極端に小さかったり搬入する経路が狭かったりするため、あまり大きなものは現実的ではありません。
その点も踏まえて以下のサイズから選ぶと良いでしょう。

外食メインなら100L程度がおすすめ

外食やコンビニ弁当、お惣菜等でほとんど自炊をしない方向けにはこれくらいのサイズが適しています。
ワンドアで冷蔵庫だけ、小さい冷凍スペースがあるタイプで冷蔵庫を置く場所を節約し、限られたスペースを有効活用できるようにするといいでしょう。
入るのは500mlのペットボトルや冷蔵物のお菓子などが中心になります。

たまに自炊もするなら100~150L程度がおすすめ

コンビニ弁当や外食はするけれど、休みの日などに自炊をする方にはこれくらいのサイズがおすすめです。
120L程度になってくると2ドアになり、冷蔵室と冷蔵室がそれぞれ分かれているものが増えます。
小分けになっている冷凍食品等を温めてお皿に並べるのも立派な自炊です。
それをするためにも冷凍庫の大きさはしっかりと確認しておきましょう。
冷蔵室もある程度の大きさがあるため、生鮮食品を保存しておくことが可能になります。

自炊メインなら150~200L程度がおすすめ

朝もしっかり食べ、夜はほとんど自炊という方にはこれくらいがベスト。
野菜や肉などを保存しておくための野菜室や、チルド室の有無も重要なポイントになります。
また、様々な調味料や夕食の残りをラップ保存しておくということも多くなるため、そういったスペースがきちんとあるかどうかもチェックしておかなければいけません。
簡易でもファミリー向けの冷蔵庫と同じものが付いているかどうかが重要なポイントです。

重要!冷蔵庫の「機能」について

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冷蔵庫には様々な機能が付いています。
もちろん無くても大丈夫ではありますが、付いていた方が色々と便利だったり、また、生活が楽になったりと様々な恩恵を受けることができます。
あると嬉しい機能を見ていきましょう。

省エネ性能

実は冷蔵庫は大型になればなるほど冷却効率が良くなり、省エネにつながります。
冷蔵庫自体に学習機能が付いており、その人の冷蔵庫の開け閉めが多い時間帯、少ない時間帯を学習して省エネ運転をしてくれる機能や、最小限の冷却エネルギーで冷やす機能等があります。

これらが付いているものを選ぶことにより、ただでさえカツカツになりがちな一人暮らしのお財布事情を楽にすることができます。

耐熱性能天板になっているか

冒頭でも述べましたが、一人暮らし物件はとにかくスペースが限られています。
1LDK等であればまだ良いですが、1Kやワンルームのお部屋で重要なのは省スペースを考えること。

冷蔵庫の上が耐熱天板になっていると、その上にレンジを置くことができ、その分のスペースを有効活用できます。
選ぶ際は冷蔵庫の上もきちんと確認しましょう。

霜取り機能

小さい冷蔵庫の場合直冷式という方式になり、冷凍室の霜取りが手動になってしまいます。
その場合1カ月程度で冷凍室に霜がビッシリと付いてしまうため、中に入っているものを取り出して電源を切り、溶けた霜を布巾などで拭き取るという作業が必要になります。

霜のお手入れを長期間怠っていると、庫内が冷えすぎて冷蔵室も冷凍室と同じ温度になってしまい、なんでも凍り、庫内が冷えすぎて冷蔵庫が壊れてしまうなど様々なリスクが生じます。
マメにお手入れできる自信がなければ、手動の霜取り方式の冷蔵庫は避けた方が無難です。

冷蔵庫選びで忘れてはいけない注意点

ついつい忘れがちですが気を付けなければいけないこともあります。
この辺りは購入後に気づいてもどうしようもない場合がほとんどですので事前にしっかり確認しましょう。

扉の開閉方向に気を付ける

ほとんどの冷蔵庫が取っ手が向かって左側で右側に向かって開ける「右開き」を採用しています。
しかし、間取りによっては左開きの方が優位な場合もあり、置く場所をイメージして選ぶようにしましょう。

シャープの一部製品などではドアの開きを付け替えることができるモデルも出ています。
置き方に迷った時や、転居で置き場所が変わる場合の選択肢になりますね。

耐熱温度・耐荷重をチェック

天板の耐熱温度は100℃、耐荷重は30kgがほぼ全ての一人暮らし用冷蔵庫に共通しています。
オーブンレンジを置いて200℃程度のオーブン料理などをする場合も想定されますが、その場合は何か熱を遮断できるものをレンジと冷蔵庫の間に嚙ませてあげると良いでしょう。

耐熱天板が付いていない場合は、上部からも冷蔵庫の熱を放出するタイプです。
この場合は何も置かないようにしましょう。

設置スペースも事前確認しておこう

一人暮らし用のキッチンはかなり狭い場合が多いです。
冷蔵庫を置くスペースも限られており「幅は問題ないけど奥行きが無いから冷蔵庫がはみ出る…」とか「変な出っ張りが上にあるからあまり背の高い冷蔵庫が置けない…」などの問題が出てくる場合も多々あります。

また、搬入するまでの経路も重要です。
1カ所でも冷蔵庫より狭い、もしくは冷蔵庫のサイズと道幅が同じ場所があると、それだけで冷蔵庫は入らなくなってしまいます。
窓やベランダから搬入できるかどうかもしっかりと確認しておきましょう。

知っておきたい!冷蔵庫の人気メーカー別の特徴

小さい冷蔵庫ではあまりメーカーによる差が出ないため、ここでは、ファミリー向けの400Lクラスの冷蔵庫を例に、冷蔵庫の機能にこだわりたい人のために各社の特徴をご紹介します。
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日立

日立の冷蔵庫における最大の特徴はなんといっても真空チルドによる生鮮品の長期間保存です。
食品が傷む最大の原因は空気に触れて酸化をしてしまうこと。この真空チルドはその空気を抜いてしまい、真空に近い状態で食品を保存し、買った直後の状態を保ってくれるという便利な代物。

他にも光触媒を利用して炭酸ガスを野菜室に充満させ、その中の野菜の呼吸を止めて鮮度を維持するスリープ野菜室など、とにかく食品を効率良く保存できるアイデアが満載。
買い物後の食品ロスを出来るだけ減らしたい方におすすめです。

パナソニック

パナソニックは冷凍室と野菜室が他のメーカーに比べて格段に広いです。
広い理由は、圧縮機という冷蔵庫を冷やすための機械を通常下に設置しているところを冷蔵庫の最上段に持ってきており、冷蔵庫下部のスペースが他のメーカーと違い何も無いからです。
後ろに何も無いのでその分冷凍室と野菜室を広く取ることができ、100%オープンする「ワンダフルオープン」を可能にしました。

冷蔵庫の最上段は出っ張りがありますが、主婦の方に話を聞くと、あまり冷蔵庫の最上段は使用しないという声が多かったため、あえてその形状を選択しているそう。
そういった「主婦目線」が非常に光っているのがパナソニックの特徴です。

三菱

三菱は他のメーカーに比べ、同程度の容量なのに冷蔵庫自体が小型なのが特徴です。
他メーカーが65cm幅の冷蔵庫が三菱は60cm幅だったりします。

また庫内の熱管理が非常に優れており、-7℃という温度を保って冷凍する「切れちゃう瞬冷凍」を搭載。ここで冷凍したものは包丁がサクサクと入り、凍ったままでも調理に使用できるのが嬉しいポイント。
例えばハンバーグを作ろうと思ったにも関わらず、ひき肉を冷凍庫から出しておくのを忘れてしまったという場合でも、切れちゃう瞬冷凍で冷凍しておいたひき肉なら、包丁で細切りにしボウルに入れて調味料と一緒にこねている間に解凍もバッチリ。
そんな利便性を追求できるのが三菱の特徴です。

東芝

昔の冷蔵庫は野菜室が真ん中になっているものが多く、冷蔵室-野菜室-冷凍室のというものがほとんどでした。しかし時代の流れとともに冷凍室の使用頻度が上がり、現在では冷蔵室-冷凍室-野菜室の形態の冷蔵庫が多くなっています。
ただ、やはり未だに冷凍室より野菜室を使用する方が多いという方も、もちろんいらっしゃいますし、料理が得意な方であれば野菜室の使用頻度は冷凍室より格段に多い場合もあります。
そういった方におすすめできるのが東芝の冷蔵庫です。

東芝は今もこだわって真ん中野菜室を採用しています。
冷凍室は若干小さめになりますが、それを補って余りある野菜室の大きさが冷蔵庫の小ささを感じさせません。
キャベツや白菜などはもちろん、ネギもそのまま縦に入れられる大きさです。
野菜室を十二分に活用したい方には是非ともおすすめです。

シャープ

東芝とは対照的に、非常に冷凍室に力を入れているのがシャープの特徴です。
野菜室はかなり小さく、他のメーカーに比べて半分程度の大きさしかありません。しかしながら冷凍室の大きさが段違いで、非常に大容量の冷凍品を保存ができます。まとめ買いをして使わない分は冷凍しておいて賢く使うという方には非常におすすめ。

また、シャープは国内メーカーでいち早くIoTを取り入れた調理家電を発売しています。
冷蔵庫を無線LANにつなぎ、買ってきた食材をスマホで入力しておけばその内容を分析し、夕食の献立を考えてくれる次世代の家電として注目されている面もあります。

一人暮らしにおすすめの冷蔵庫

シャープ SJ-D14D

シャープの容量137L、一人暮らし向けの冷蔵庫の王道です。
冷蔵室と冷凍室が分かれており、更に自動で霜取り。省エネ性能も★5で更に天板が耐熱テーブルになっているため、一人暮らしに必要な全ての要素を網羅しています。

極めつけは間取りに合わせて開き方をドライバー一本で変えられるつけかえどっちもドアを搭載しており、死角がありません。
迷ったらこれを選択しておけばまず間違いなし。

ハイセンス HR-B95A

ハイセンスより、93Lの小型冷蔵庫を紹介します。48cm幅というとても細いタイプで、どんな場所にもしっかりと置くことができます。
直冷式になるため霜取りは手動になりますが、それを鑑みても余りあるコスパの良さ。

省エネ基準達成率も100%で何より音が静かです。
冷蔵庫をよく使うか分からない…とりあえず置いておこうかな…程度の用途には非常に向いています。

ツインバード HR-E919PW

日本のコスパ重視メーカー、ツインバード工業より3ドアの199L冷蔵庫です。
この機種の最大の特徴はなんといっても真ん中の部屋を野菜、冷蔵、冷凍に切り替えができるというところにあります。
自分のライフスタイルとよく使う食材に合わせて便利に変えられるため、スペースを有効活用できます。

更に一人暮らし向けの中では大容量のため、作りおきも買い置きもかなりの量をストックすることが可能。
ワンランク上の自炊生活を満喫できるでしょう。自炊派の方に是非ともおすすめです。

まとめ

一口に一人暮らし用の冷蔵庫と言っても多種多様、様々な冷蔵庫が現在は世に出ています。
冷蔵庫をほとんど使わない生活をする方もいるでしょうし、全ての食事を自炊で賄うという大きな目標を持った方もいるでしょう。
そんな自分の目標や考え方、家で冷蔵庫を使用する頻度等を総合して考えた上で、後々買い直したりしなくて済むようにしっかりと一人暮らしのイメージをしてから購入を考えましょう。

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