2019年07月25日 更新

電子レンジのサイズはどう選ぶ? 電子レンジの種類や一人暮らしにおすすめの機種もご紹介

今回はプロの家電販売員が、一人暮らしでの電子レンジについてサイズ選びを中心として、どう選ぶべきか詳しくご案内します。一人暮らしにも必需品ともいえる電子レンジですが、家電量販店などに行くと様々なものがあり、単機能?オーブン?スチーム?サイズは?と様々な疑問がありながらもよく分からないから安いので・・・と選んでしまいがちです。しかし、レンジをしっかり選ぶだけで一人暮らしの生活に沢山のメリットがあるんです。

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電子レンジには3つの種類がある

さて、冒頭でも述べた通り、電子レンジは沢山の種類があり、それぞれに特徴があります。
大きくは単機能レンジ、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジの3種類。それぞれがどんなものなのか見ていきましょう。基本的には機能が増えるほどサイズは大きくなっていきます。

単機能レンジ

まず単機能レンジですが、昔ながらの「チンして温める」機能のみのレンジを指します。非常に安価なものが多く、また、サイズも小さめのものが多いため置く場所に困らないというのは大きなメリット。

しかしながらダイヤル式のものが多く、細かな調整がしにくいというのは難点です。ターンテーブル式の場合はコンビニのお弁当など途中でつかえてしまう大きいものを入れると、熱が片寄ってしまいます。金属や卵を入れると発煙や爆発、あるいは火が出てしまうなど使用上の制約も多めですね。

オーブンレンジ

オーブンレンジは単機能レンジにヒーターで温める機能が付加されています。
レンジでの温めの場合、中の水分を動かして熱を出す方式のため、惣菜などを温め直す際はベチャベチャになってしまうことがありますが、オーブンはヒーターで外部から熱を加えるため、サクッと仕上げられます。

焼くという調理が可能になるため、グラタンやピザの調理の他、スポンジケーキやクッキーなどの幅広い調理が行えるようになるのもメリット。単機能レンジより大きめのサイズが基本ですが、スチームオーブンレンジよりは小さく、意外とどこにでも置けます。
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スチームオーブンレンジ

スチームオーブンレンジは大型かつ様々な機能が付いたレンジの上位モデルです。各メーカーも上位モデルは全てスチームオーブンレンジをラインナップしています。

加熱をして焼くというところに水蒸気を加えることにより、茶碗蒸しや飲茶などの蒸し料理ができるようになります。更に余分な脂を飛ばしながら調理できるため、揚げ物などは、外がカリッっと、中はフワッとした理想的な状態に仕上げることが可能です。

スチームを利用してお手入れができるモデルも登場しており、お掃除が楽なのも嬉しいところ。料理の幅も広がるので、予算と置き場所に余裕があるのであれば是非ともおすすめしたいです。

電子レンジのサイズは外寸と庫内容量で考える

電子レンジの放熱スペースは各メーカーによって若干違いますが、左右5cm程度、上は10cm程度、空ける必要があります。設置する場所にその数字を足して考えていく必要があるため、寸法を測る際はご注意ください。

庫内の容量は大きければ大きいほど、いろいろなものが入れられますし、性能も良くなっていきますが、初めて買う一人暮らしの場合は20L前後で十分でしょう。
もちろんおやつ作りをしたりしっかりと自炊をしたりする場合であれば、もう少し大きめの23Lや26L辺りが使いやすくておすすめにはなりますが、予算と寸法としっかり相談して選んでください。

電子レンジはサイズだけでなく調理機能もチェック

単機能のレンジでも事足りる、と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、その場合でも以下のような機能が付いていると便利です。

ワンタッチの温め機能

コンビニ弁当などのお弁当には〇〇Wで××分、ということが基本的に書いてありますが、それをいちいち選択してスイッチを入れるのは面倒です。そもそも書いてないものもあるため、温め具合を見ながら・・・というのも難しいです。
そういった際はセンサー機能が付いていてワンタッチで温めを行ってくれるものが非常に便利。いちいちレンジを気にすることなく温めてくれるので、ストレスフリーに使えますよ。

解凍機能

冷凍してあったものを解凍して使う場合、一気に加熱しすぎると肉や魚はドリップが出てしまい、うまみが逃げてしまいます。
そういった際に一度解凍機能を挟み、下ごしらえを行うというのが美味しく料理をするコツです。解凍はジワジワと食材に熱を通し、じっくりと溶かしていくので食材の味が変わりにくいです。こちらが付いていると調理を行う際に非常に便利です。

ノンフライ機能

ボリューム感のある揚げ物が好きな大学生も多くいるでしょう。美味しい反面。カロリーなどが気になるところ。
そんな時にあると嬉しいのがこちらのノンフライ調理機能。唐揚げやコロッケ、ポテトフライなどを調理する際には油が必要ですが、ノンフライ調理機能が付いていれば食材の脂だけでカリッと揚げてくれるのでとてもヘルシー。美味しさはそのままで減塩、減油ができるという身体に嬉しい機能です。

扉の向きと庫内のテーブル方式もチェック

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扉の開き方は縦開きが便利

扉は横に開くか縦に開くかの二通りがあります。

【横開き】
比較的安価なモデルに多く、庫内が小さめのものに用いられています。昔ながらのレンジという感じがしますが、開閉時に大きく場所を取る、近くに壁などがあって全開にできないと温めたものを取り出す際に苦労するなどの観点から、段々と数が減りつつあります。

【縦開き】
縦開きは現在主流になりつつあるもので、全てのレンジの方式で広く取り入れられています。
操作パネルが横にあるか下にあるかで変わりますが、概して庫内の広さがある程度大きく取れるのが特徴。また、温めたものが熱くて取り出そうとしてやけどをしそうになった瞬間に、サッと扉の上に置くことが出来るという変わった話もよく聞かれます。
何かこだわりがない限りは縦開きのものを選ぶと良いでしょう。

テーブルはフラット式が便利

庫内のタイプにもターンテーブル式とフラット式の2種類があります。

【ターンテーブル式】
ターンテーブル式はテーブルにものを載せ、それが回ることで均一に熱を通します。途中でつかえると、温めにムラがでることが多く、入れられるものの大きさに気を配る必要がありますが、安価でとりあえず安ければいいという場合は、こちらで選ぶことになるでしょう。

【フラット式】
フラット式は庫内が文字通りフラットになっており、どこでも均一に熱を与える方式です。センサーでの熱検知や重量センサーなどが付いているモデルも多く、温めに大きなメリットがあります。
テーブルを回転させる必要がないので、ターンテーブル式を同じサイズでも、より大きなものが入れられます。
少し値段は張りますが、可能であればフラット式を選ぶようにしましょう。

電子レンジに搭載されているセンサーもチェックしよう

使いやすい電子レンジはセンサーが優秀です。知らない方も多いのでこの機会に覚えておくとよいでしょう。

温度センサー

一番多く見られるもので、食材の温度を見てまだ加熱が必要かどうかを都度判断するセンサーです。

温度がしっかり上がっているかを見ているので、極端に冷たい!ということは少ないです。
ですが多くのものはさらっと表面の温度を見るだけですので、温まりやすいものと温まりづらいものを判別することは難しく、大体熱が通ったかな?という程度の加熱になってしまう場合も多いです。

重量センサー

量りのように重さで加熱時間を計るセンサーです。

重いものは質量があるため長め、軽いものは熱も通りやすいため短めという感じになります。中には重量センサーをいくつか搭載し、場所ごとの重さを量ってそれぞれに熱を加える方式のものもあります。
注意してほしいのが「重量を量る」ということしかしないため、重い皿などを使用した場合正確に温めを行うことが困難になるということです。ラップにくるむなど工夫をしましょう。

湿度センサー

食品を加熱する際の中の湿度や蒸気を基準に、温め具合を判断するセンサーです。

蒸気量になるため、食品の重量を気にすることはなく、お皿などに乗せておいても問題ありません。
ただ、湿度を見ているため、そもそも水分が含まれていない食材を加熱する場合やラップなどで蒸気自体が出づらい状態にしている場合だと、これもまた正確に温められない場合があります。

赤外線センサー

現状一番の精度を誇るセンサーです。加熱する際の赤外線の量を見て調理を行うため、食材全体を確認しながら温めを行ってくれます。

表面だけの場合と全体が温まっている場合の赤外線の放出量は全く違うため、温めムラが非常に少なくなります。細かい温度指定などにも対応しているものが多いため、温め最重視であれば赤外線センサーがベストです。
しかしながら赤外線の量を見ているため、オーブン直後の庫内など、庫内が熱くなっている場合は正確な検知ができなくなるので冷めるまで待ちましょう。

電子レンジの人気メーカーとその特徴

東芝

東芝のオーブンレンジはその形状と温度が最大の特徴です。

石窯ドームと称した庫内は天面が丸くなっており、本物の石窯を参考にした熱対流が発生します。
モデルの中には350℃という大火力のオーブンと石窯ドームの組み合わせにより、家庭用では最高峰のオーブン効果を発揮するものもあり、パンやピザなどをしっかりと焼き上げることができます。

パナソニック

庫内を64個に区切ってそれぞれの温度変化を見る64眼センサーや、多彩なオート調理が特徴です。

特にワンボウル調理は非常に有用で、パスタやカレーなどであれば材料をボウルに入れてワンボウルメニューを選んでスイッチを押すだけ。トーストも4分弱で焼くことができるなど、とにかく時短に焦点を当てた機能が優れています。

日立

食品の温めの能力が他と比べて頭一つ抜けています。

赤外線センサーと3つの重量センサーのそれぞれが食材を最適な温度まで温めてくれます。冷凍をしていたご飯や肉、魚などこっち側は触れないくらい熱いのに逆側は冷たい……日立のレンジであればそういった悩みから解消されます。

シャープ

「とにかく簡単にそれなりのものが食べたい・・・」と思ったことはありませんか。シャープの「まかせて調理」を使うと、冷凍、冷蔵、常温のそれぞれ温度の違う食材を一つのトレイに乗せて調理してくれます。

冷凍ハンバーグ、常温の野菜、冷蔵の付け合わせなどを、トレイに乗せてスイッチを押すだけ。分量も適当でかまいません。
あとは、ハンバーグソースを用意して時間が来るのを待つだけで、素敵なハンバーグ定食が食べられます。調理にかかる手間を最低限にしてくれるのがシャープの良いところです。

アイリスオーヤマ

コスパが良いことで知られるアイリスオーヤマの電子レンジですが、価格を抑えてしっかりと必要な機能は網羅しています。

その中でも付属の樹脂製専用容器を使用した解凍機能はかなり能力が高く、食材の美味しさはそのままに解凍できます。ドリップも少なく仕上げてくれるので、お刺身などは切ってそのまま食卓に出しても問題ないレベル。
低予算でしっかりとレンジを使いたいという方におすすめです。

一人暮らしにぴったりサイズ!電子レンジのおすすめ

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パナソニック エレック NE-MS265


26Lのパナソニックのオーブンレンジです。作り置きメニューや解凍メニューが充実しており、忙しい一人暮らしの中でもきちんとした食事ができるような配慮があります。

人数に合わせて分量の調整が簡単に行えるので、急な来客にもバッチリ対応出来ます。様々な方に広くおすすめ出来る製品です。

東芝 石窯ドーム ER-SD70


石窯ドーム、250℃オーブンを搭載した東芝のミドルクラスです。オーブン機能が高性能で様々な焼き料理にバッチリ応えてくれるのが大きな特徴。

下側にメニューパネルを配置しているので扉を開いた際に食材を取り出しやすいのも人気の秘密です。ノンフライ調理なども行えるバランスの取れたレンジです。

まとめ

レンジは、一人暮らしに必須と言われている家電の中でサイズや機能など特に選択肢の多い家電です。
必要になる機能が自炊をするかどうかでガラリと変わるのはもちろんですが、自炊を行うにしてもどの程度の料理をするかということがあります。

今回の記事を参考にしながら、自分に必要なレンジの機能はどれなのかをしっかり考えて選んでくださいね。

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