2020年01月20日 更新

一人暮らしの部屋にはどんな本棚が最適?選び方やおすすめの本棚をご紹介!

「一人暮らしの部屋に、好きな本をたくさん置きたい!」という大学生も多いと思います。しかし本棚は意外と場所をとるので、慎重に選ばなくてはなりません。特に漫画メインの人や文庫好きの人、ジャンル問わずとにかく本を読むという人など、持っている本の量やサイズに合わせた本棚を選ぶことが大切です。そこで今回は、一人暮らしの部屋に最適な本棚と、本棚を選ぶポイント、本棚をスッキリおしゃれに見せるテクニックをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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一人暮らしで必要な本棚のサイズ

本棚にも色々なタイプがあり、本の種類によっておすすめの本棚は変わってきます。
一般的に本のサイズは規格化されているものが多く、雑誌や書類・イラスト集などはA4(29.7㎝×21㎝)単行本・漫画本などはB6(18.2㎝×12.8㎝)、もしくはA5判(21㎝×14.8㎝)、文庫本などはA6(14.8㎝×10.5㎝)となっています。

ジャンル問わず本好きの人におすすめ!

色々なジャンルの本を読むという人には棚板の高さを自由に変えられる本棚がおすすめです。本の高さに合わせて微調整して、きれいに収納しましょう。
また、 本の高さがバラバラでまとまりがない場合は扉付きの本棚がおすすめです。扉を閉めれば外からは見えず、見た目もスッキリさせることができます。 薄型の本棚を選べば圧迫感が少ないでしょう。

漫画好きな人におすすめ!

漫画は専門書や小説に比べて読み終わるまでの時間が短いので、出し入れしやすいスライドレール付き本棚がおすすめ。前後の本棚に大量の本を収納できて、取り出しやすくしまいやすいのが特徴です。高さも低いもので十分な量を収納できるため、圧迫感も感じません。
また、漫画やコミック本をコレクションしている人には、ブックエンドをスライドさせることで位置を調整できる本棚もおすすめです。タイトルごとにブックエンドで仕切れば、本屋や漫画喫茶のようにきれいにディスプレイできます。

文庫本がメインの人におすすめ!

薄型の突っ張り式本棚がおすすめです。文庫本はサイズが小さく奥行きをあまり必要としないので、高さがあって、天井との間を突っ張り棒でしっかりと固定できる本棚なら、使いやすくたくさんの本をスッキリと収納できます。天井のほうまでいっぱいに本を積み上げれば壁一面本棚のようにできますよ。

本棚を買うときの注意点

一人暮らしの部屋に置く本棚を選ぶ際は、本棚を置くスペースや次の引越しのことも含めてサイズを検討することが大切です。購入の際、部屋の図面やサイズを記したメモを持参するとよいでしょう。

奥行きが浅い本棚を選ぶ

奥行きも重要なポイントです。奥行きが深い本棚を置くと生活スペースを潰してしまうことがあります。本以外のものを置く予定がない場合は奥行きの浅い本棚を選びましょう。

引越しの際に出し入れがしやすい本棚を選ぶ

あまりにも大きい本棚を選ぶと、引越しの際に玄関から入れられない可能性が出てきます。購入前に玄関や廊下を通れるサイズかを確認するようにしましょう。
また、大きい本棚を置きたい場合は、組み立て式で分解できるものがおすすめです。しかし、組み立て式は強度が低い傾向があるので、重たい本が多い人には向いていません。

本棚をおしゃれに彩るレイアウト

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本棚は、適切なものを選ぶことでインテリアとしても活躍します。ここでは本棚をおしゃれにするための方法について紹介します。

本の並べ方のコツ

色んなジャンルの本を読む場合、高さや色を揃えて収納するとスッキリ見えます。重厚感のある暗い色は下の方に、明るい色は上の方に並べるとよりまとまりが出ます。
本棚に本を縦に置く人が多いと思いますが、本を横にして重ねることで空間に変化を生むことができます。ブロックを積み重ねたように見え、上に雑貨を置くとおしゃれなインテリアになります。

他にも、少し手間はかかりますが、本をブックカバーに包んで収納すれば統一感が生まれ、見た目もきれいになります。お気に入りの紙袋、クラフトペーパーや100均などで売られているクラフト用両面接着芯地などを使って簡単に作ることもできます。
ある程度の本をブックエンドで支え、間の空間にお気に入りの置物やグリーン、フォトスタンドをで飾るなど、本棚に飾りのアイテムを入れてみても良いでしょう。

本棚をインテリアに

本棚そのものをインテリアとして利用する方法もあります。
自分好みの置き方で自由に雰囲気を変えられるスタッキングシェルフを使えば、階段状やS字ラインに組み合わせなども楽しめ、本棚自体がおしゃれなインテリアになるでしょう。

また、フラップ扉付きのディスプレイラックは、お気に入りの雑誌やアートブックをおしゃれに飾ることができ、本の表紙をインテリアのアクセントとして使えるようになります。最新号は立てかけ、バックナンバーは収納できるので、部屋をスッキリ見せつつ本もたくさん収納したい人におすすめです。

本棚のある快適な部屋のコーディネート術

部屋の一角をベッドルームにしたい場合、ベッドの近くに本棚を配置すれば間仕切りにもなり、すぐ手の届く場所に本がある環境を作れます。
また、大学の教科書や参考書、資料など勉強に関する本がたくさんある場合は、デスク横に本棚を配置することで効率よく勉強に専念できます。

まとめ

一人暮らしのコンパクトな部屋には、搬入経路を問題なく通れるサイズで奥行きが浅く、自分が持っている本の種類に合わせた収納力のある本棚がおすすめです。
また、雑然と本を収納するのではなく、高さや色、置き方などを工夫することでおしゃれに見せることができます。生活スタイルに合わせて本棚の場所を決めれば、快適なプライベート空間を作ることも可能です。様々な面から本棚の役割を見つめ直し、自分に合った最高の本棚を見つけて本のある生活を最大限楽しみましょう。
監修:松村紀子
整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター
整理収納アドバイザー1級の資格も持つインテリアコーディネーター。住宅メーカーにて、モデルハウスのプランニングを数多く手掛け、現在、フリーとして整理収納現場サービス・インテリアコーディネートを承っている。住宅収納スペシャリスト所持。
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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