2019年05月23日 更新

家電販売員おすすめの空気清浄機を紹介。一人暮らしでの選び方のポイントも

一人暮らしを始めるにあたって「冷蔵庫や洗濯機、レンジ等の必要家電は揃えたし、もうバッチリ……」とお考えの皆さん。空気清浄機は購入しましたか? 空気清浄機は、空気をきれいに保って花粉症や最近話題のPM2.5等の対策もできる家電。新生活を始める方にとってマストアイテムになりつつある空気清浄機についてプロの家電販売員であり、家電ライターでもあるたろっさがご紹介します。

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そもそも空気清浄機とは?どんな種類がある?

空気清浄機は読んで字の如く、「空気を清浄する機械」のことで、空気中に漂っているホコリやアレルギーの原因になる花粉、ハウスダスト等をフィルターで集塵し、きれいになった空気を別の通風口から排出します。

大きくは2種類に分けられる

さまざまな形や価格の物が各メーカーから発売されていますが、基本的な構造はほとんど同じで、フィルターに空気を通す「ファン式」と、電気の力でフィルターに吸着させる「電気集じん方式」があります。

この構造に加えて、活性炭フィルターによる脱臭効果があるものや、一緒にマイナスイオンやプラズマイオンを放出して空気中の微粒子を分解してくれる働きを持つものなどもあります。
例えば、外から帰ってきたときに着ているオーバーコートや上着等には目に見えない花粉やPM2.5といった微粒子がたくさん付着しています。そのまま手で払って部屋干しして手入れを終えてしまう方も多いと思いますが、きちんと対策をしていかないと部屋の有害物質は増え続けてしまいます。
そこで役に立つのが、これらの有害物質を継続的に除去してくれる空気清浄機です。

一人暮らしで空気清浄機は必要?

空気清浄機は一人暮らしには必須のアイテムになりつつあります。
例えば、花粉症やぜんそくなど、空気の汚れや微粒子等の影響で悪くなる持病を持っている方は年々増えていて、今まで何とも無かった人が突然発症することも珍しくありませんし、タバコを吸う方は部屋の臭いが気になるでしょう。
これらの原因は花粉や臭いの微粒子「ハウスダスト」なので、いずれも空気清浄機で対策することができます。

また、女性の中には防犯上の理由から窓を開けている時間を極力短くしたい方もいるでしょう。そうした際も空気清浄機が活躍します。
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一人暮らしにおすすめの空気清浄機の選び方

それでは自分の一人暮らしに合った空気清浄機とはどのようにして選べばよいのか、4つのポイントに絞って解説していきましょう。

①部屋の広さと適用畳数を確認する

空気清浄機にはすべて適用畳数が明記されていて、4畳程度のものから40畳程度に対応しているものまでさまざまです。
適用畳数は日本電機工業会が規格を定めており、簡単に言うと規定された濃度の粉塵を30分で清浄できる部屋の広さのことです。つまり、6畳の部屋に6畳の適用畳数の空気清浄機を置いた場合、30分で部屋の空気がきれいになります。しかし、30分かけて部屋の空気を1回入れ替える程度では、効果を感じられるのは寝ているときくらいのものです。

そもそも人が生活をする上で、30分以上部屋のものをまったく動かさないことはないでしょうし、30分かけてきれいにした空気が外気などの流入によってすぐに汚くなってしまうということも考えられます。6畳なら18畳、8畳なら24畳と言った具合に、自分の部屋の3倍程度の適用畳数を持った空気清浄機を選ぶのが理想です。

これだけあれば短時間での集塵効果、有害物質の除去効果が期待でき、空気清浄機の効果をハッキリと実感できるでしょう。また、フル稼働するのが短時間で済むため、結果的に電気代が安くなるのも見逃せないポイントです。

②付加機能を確認する

空気清浄機には空気をきれいにする基本機能以外の役割も持ち合わせているものが販売されています。
加湿機能はもちろんのこと、搭載されている活性炭フィルターで脱臭も兼ねているモデルや、マイナスイオンやプラズマイオンを一緒に放出して空気中の有害物質を分解してくれるもの等、さまざまです。上位の機種になると除湿ができるものもあり、空気清浄、加湿、脱臭、除湿の部屋の空気の状態をすべて管理してくれるオールインワンの空気清浄機も登場しています。

③フィルターの性能を確認する

空気清浄機の性能を決定するのがフィルターの性能で、フィルターの種類によって対策できる粒子の大きさが変わってきます。

例えば、プレフィルターや中性能フィルターは人の毛髪や花粉など、10μm以上の粒子に対応しています。しかし、これらのフィルターはそれよりも小さなウィルスやバクテリア、タバコの煙には対応していません。バクテリアやPM2.5にも対応を求めるなら、高性能フィルターやHEPAフィルターを選びましょう。
また、脱臭フィルターは、さらに細かく0.05μm〜0.1μm程度の粒子に対応しなければならないので、活性炭などの原料を使用したフィルターが採用されています。

安いと空気清浄能力が十分ではないものもあるので、このようにフィルターの性能を確認してから選ぶようにしましょう。

④メンテナンスのしやすさを確認する

空気清浄機はフィルターによってホコリやゴミを集塵するものがほとんどなので、定期的なフィルターのお手入れが必要になります。機種によって違いはありますが、現行のモデルで一番多いのは「プレフィルター」「集塵フィルター」「脱臭フィルター」の3枚に空気を通してきれいにするものです。

フィルターボックスを開けると一番最初に出てくるプレフィルターはそこまで緻密なものではないので、掃除機を使用したり水洗したりできます。
しかし、集塵フィルターと脱臭フィルターは繊維が寄ってしまったり穴が空いたりすると機能性が著しく落ちるため、基本的に水洗いは厳禁で、ほとんどの製品でつけおき洗いや手でホコリを払う程度の手入れを推奨しています。

ただし、フィルター自体の交換頻度は5〜10年と長期間である場合が多く、小まめなお手入れをして無理のない運用をしていけば、そこまでランニングコストが高くなるということはありません。最低でも1ヶ月に1回は軽くホコリを払ったりなどしておけばよいでしょう。

人気の空気清浄機はいくらぐらいするの?

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ここでは主要な3つのメーカーに分けて解説していきましょう。

シャープ(SHARP)

シャープと言えば「プラズマクラスター」が有名です。プラズマクラスターは、プラズマ放電によってプラスとマイナスのイオンを空気中に放出し、浮遊しているカビ菌を除菌したり、ウィルスの活動力を弱めたりしてくれます。他にも、タバコの臭いの分解除去もできます。

また、「プラズマクラスター7000」と「プラズマクラスター25000」という数字の違いはプラズマクラスターイオンの濃度を表していて、数字が大きくなるほど濃度が高くなるため、菌やウィルスの除去力が高くなります。

空気を循環させやすいという考えから、主要メーカーの中で唯一背面吸気を採用していて、部屋の中央に置いた場合の集塵能力は目を見張る物があります。ただし、背面吸気という関係上、壁から離して使用しないと清浄能力はかなり落ちてしまいます。
お部屋のレイアウトを考える際に、ある程度中心に空気清浄機を置ける場合はシャープがおすすめです。

空気清浄機能だけであれば2万円程度で手に入るプラズマクラスター7000搭載の「FU-J50」などで十分でしょう。加湿機能がついている「KC-F50」になると3万5000円程度まで高くなりますが、乾燥が気になる方は購入して損はありません。




ダイキン(DAIKIN)

ぴちょんくんでおなじみのダイキンの特徴は、現行のモデルに搭載されている「ストリーマ」という、空気清浄機内に高速で電子を放出するユニットがあり、それが窒素や酸素と反応すると強力な分解力を持つ分子に変化して、ウィルスやカビ菌、花粉、ダニの分解除去、脱臭などの効果を発揮してくれます。

一人暮らしでダイキンの空気清浄機を選ぶなら、3万5000円前後で手に入る加湿ストリーマ空気清浄機「MCK55V-T」がおすすめです。


パナソニック(Panasonic)

シャープ、ダイキンに比べると空気清浄機のイメージが薄いパナソニックですが、優れた製品を作っています。

シャープのプラズマクラスターイオンにあたる「ナノイー」というイオンを放出し、空気中の汚れや菌に作用してくれます。また、パナソニックはセンサーが非常に優秀で床上30cm程度に滞留している分子の大きな花粉などにも敏感に反応して、部屋中の清潔を保ちます。出入りの多い場所や人が多い場所への設置で真価を発揮してくれるメーカーでしょう。

パナソニックの空気清浄機は1万円程度の「F-PDP30」から、10万円以上する次亜塩素酸による空間除菌脱臭機「F-MV3000」まで、機能と性能の選択肢が豊富なので、部屋に適したものが見つかるはずです。




インテリアとしても使える空気清浄機

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昔は「空気清浄機=大きくて場所も取るオシャレじゃない家電」といったイメージが強かったのですが、最近はデザイン性が大きく見直され、cadoやブルーエアーなど、一見すると部屋のオシャレなオブジェクトにしか見えないものも販売されています。




また、空気清浄機に別の機能を付け加えた家電も非常にスタイリッシュでおすすめです。デザインやカラー、サイズや置く場所によって選択するようにしましょう。


まとめ

初めての一人暮らしは、自分が感じている以上にストレスになりますし、掃除ができない日が続く可能性もあります。自分で家事をすべて行わなければならないことを考えて、花粉やアレルゲン物質が部屋に溜まってしまわないように、空気清浄機を導入するのもよいしょう。

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