下駄箱がなくても靴をきれいに収納。手軽でおしゃれな玄関整理術

友達が訪ねてきたり、宅配の人が訪ねてきたりと、玄関はとにかく人目につきやすい場所です。そんな玄関が靴でいっぱいになっていると、来客者に不快感を与えてしまうことも。さらに詰め込みすぎて通気性が悪い玄関だと、下駄箱や靴から悪臭が漂い、自分でドアを開けるのすらいやになってしまうかもしれません。靴をきれいに収納して、快適な玄関を保つコツを紹介します。ここで整理整頓術を覚えて清潔でスッキリした玄関にしましょう。

靴収納で大事なこと

いつも履く靴以外は収納しておく

あなたは普段どれくらいの種類の靴を履いていますか？「玄関が靴でいっぱいになる」という人は、ローテーションで履く靴の数を減らしてみましょう。そのうえで、玄関にはよく履く靴だけを出しておきます。あまり履かない靴は箱に収納しておくのがおすすめ。それだけで、玄関がスッキリするはずです。

簡単できれいに見える靴の収納アイディア

靴収納には定番のグッズや、多くの方々が行っている収納スタイルがあります。まずは基本の収納方法をチェックして、自宅の玄関に合う方法を考えてアレンジしてみてください。

①靴が入っていた箱をそのまま使用

靴の収納方法でもっとも多いものに、購入した際に入っていた箱をそのまま利用するというものがあります。サイズがぴったりですし、積み重ねられて便利。しかもさまざまな色や模様のものがあるので、組み合わせ次第でおしゃれに見えます。
よく使う靴なら、箱の上に出しておくのも良いでしょう。こうしておくと靴が蒸れないため、臭いやカビが発生しにくくなりますよ。

②フェイクのブロックと板で棚を作る

一人暮らしの場合、玄関に重厚感のある下駄箱は不要。自分の持っている靴の数に合わせ、収納棚を自作してみましょう。ホームセンターなどで販売されているフェイクのブロックに板を置けば棚になります。

③つっぱり棒でデッドスペースを活用

玄関スペースの上は空間が開いています。端から端へ突っ張り棒を2本渡し、棚を作る方法もおすすめ。2本の棒を水平に並べることで棚になります。
靴をたくさん収納しようとするなら、たわんだり、おちてしまったりすることが想定されるので、サイズが合っていて、強度のあるつっぱり棒を選ぶようにしましょう。

④スチール製のラックを使う

家具屋さんやインテリアショップなどで販売されているスチール製のラックも靴の収納に便利です。
密閉しない開放的な構造なので風通しが良く、靴の蒸れやカビ、臭い対策も特に必要ありません。ラックは多様な大きさのものがあるので、事前にサイズを測って適切なものを購入しましょう。

靴が全部丸見えになるのが気になる方は、布をかけるといいでしょう。目に入る情報が減ってスッキリとした印象になります。

玄関のテイストに合わせて、お気に入りの布をチョイスしてみましょう。色やデザインで簡単に玄関の印象を変えられて、おしゃれに演出できますよ。

玄関をきれいに保つポイント

①玄関には靴以外何も置かない

玄関はある程度のスペースがあるため、つい靴以外の物も置いておきたくなりますよね。「収納のために」といろいろな収納グッズを用いて、玄関に“詰め込み”している方も少なくありません。
でも物が増えると、玄関がごちゃごちゃ汚く見えてしまいます。さらに見えない部分には、ホコリや汚れが溜まりやすくなるでしょう。そこで、「玄関に置くのは靴だけ！」と決めてしまうのも1つの方法。何もないぶん、掃除がしやすく見た目もスッキリしますよ。

②履かなくなった靴は思い切って処分！

買ったものの、あまり履く機会がない靴。でも「もったいない」といって、いつまでもとっておいていませんか？たとえば1年間と期間を決め、その間に履かなかった靴は思い切って処分してしまうのも1つの方法。それだけ履かなければ、以後も履く機会は訪れないことが多いはずです。

③玄関や靴には臭い対策を

玄関の臭いは、常にそこで生活している住人だと気づきにくいもの。意識的に玄関や靴の臭い対策を行うことをおすすめします。

運動する方なら、運動に使ったシューズは数時間外に干しておく。通学用の靴は、天気の良い日に太陽の紫外線に当てて殺菌消毒するといった対策が挙げられます。
最近は100円均一などでも、便利な消臭グッズが販売されています。中に竹炭が入った消臭袋を靴の中に入れておくと、湿気や嫌な臭いを吸い取ってくれるなど。なかなかの優れものなので、ぜひ試してみてください。

また、置きっぱなしにした靴や靴箱の下、傘立て周りには、意外とホコリが溜まっているもの。
玄関の掃除は、風の強い日にするとはかどります。風向きが玄関から外に吹き出すように風が吹いていたら、舞い上がったホコリが室内に入らないので玄関掃除のチャンスです。