2020年07月14日 更新

まだまだ継続の在宅ワーク! 収納術を身につけておうち作業の効率をアップしよう

みなさんは自宅での仕事・勉強が得意でしょうか?職場や学校と同じ集中力を自宅でもキープできていますか?自宅では集中できないと思い込んでいる方、部屋を片付けることで改善できるかもしれません!

捨てない整理収納アドバイザー・米田まりなです。前回「スッキリした部屋は1日30分5日間で手に入れよう!今日からはじめられる整理整頓術」で、おうち時間を利用した、1日30分の片付け方法をお伝えしました。今回はリモートワークやオンライン授業が増えていることに合わせて、自宅でも集中できるお部屋づくりのコツをご紹介します。
米田 まりな 整理収納アドバイザー

『捨てない収納アドバイザー』として、モノを愛する全ての方の片付けを応援する整理収納アドバイザー。
株式会社サマリーでデータ解析を担当。
趣味は、ピラティスとお笑いを見ること。2020年3月下旬に 初の書籍「捨てない片づけ」を発刊!

https://note.com/m_komeda

おうち作業のお悩み

仕事や勉強に集中したいとき、オフィス、カフェ、図書館、自宅… など、選択肢は人それぞれですが、外出自粛やリモートワーク推奨などで家での作業を余儀なくされて大変な方も多いのではないでしょうか?

「部屋には誘惑が多かったり、狭かったりするため、集中できない!」のような意見をよく聞きます。
これらの多くが、「片付け」で、大きく改善します。引越さなくても、片付けで部屋は劇的に広く使えるし、誘惑を消すこともできます。また、片付いた部屋であれば、ONとOFFの切り替えもしっかりできるものです。

もしも、あなたの家が片付いていなくて、「自宅で作業はできない」と判断しているのだとしたら、それはとてももったいないことです。そして片付けることは、あなたが日々こなしている仕事や勉強と比べて、ルールを守ればいいだけなのでとても簡単なことなのです。

デスクを片付ける

リモートワークで集中するためにはデスクを片付けるのが重要です。
人は視覚に捉えた物を、脳内で無意識に記憶保存する習性があります。不要な物が常に視野に入っていると、それだけで脳の仕事が増え、気が散り、集中力が下がります。デスク上は極力必要な物だけを置いたほうがいいでしょう。

片付けをするとき、まずデスクを何もない状態にするか、作業スペースを確保するところから始めましょう。そして片付ける物をジャンルごとに分けて並べていきます。このとき、収納グッズを増やすことはやめましょう。物がいっこうに減らず、今後も増えていく一方です。
限られたスペース内でいかに整理するかと考えたほうが、「捨てない、でも、片付く」が実現しやすくなります。

文具の片付け方

デスクの整理は、まずは文房具から着手するのがおすすめです。本や書類に比べ、使用頻度がすぐに判断できるので、片付けがスムーズになります。文房具をすべてデスクの上に出しましょう。そして、「ここ1週間で毎日使う物」「たまに使う物」「滅多に使わない物」「使わない物」に頻度分けします。

毎日使う物はペン立てや引き出しの上段に入れ、いつでも使える距離に置きます。
貰い物の筆記具や替え芯など使用頻度が低い物は、チャック付きポリ袋に入れてしまっておきます。
ホチキス、ハサミ、クリアファイル、クリップなど、たまにしか使わない物は、引き出し上段の奥や2段目といった、すぐには目につかない場所へしまいます。もしも引き出しがない場合は、デスクから近い手の届きやすい棚などにしまいましょう。
前述したとおり、不要なものが視覚に入らない状態をつくれるかが仕事の効率を左右する重要なポイントになります!
文房具のうち、ここ1週間で使う可能性がない物は、箱に詰めて棚や押入れへ保管しましょう。
「1週間」という区切りにも大きな意味があります。本来なら毎日整理するのが理想ですが、そもそも片付けが苦手なのに毎日やるのは苦痛ですよね。かといって、月に1度だと期間があきすぎて、その間に散らかってしまいます。
程良いタイミングとして、1週間がベストなのです。
毎週同じ曜日にしておくとルーティンにしやすいですよ。私は金曜日に設定し、1週間の締めくくりとして、デスクをキレイにします。こうすると、翌週も気持ちよくスタートできます。

月曜日から木曜日の間も、作業終了時はデスク上に何も置かれていない状態が理想です。文房具も本も、コップもしまう。そして翌日、作業開始とともに準備するように習慣づけると、わざわざ片付けの時間を別に設けなくとも、毎日キレイな状態にしておくことが可能です。

本・書類の整理

文房具の整理が終わったら次は本の整理です。基本的には文房具と同じ手順です。
毎日読んだり資料にしたりするマスト本と、資料的要素はあるけれどたまにしか開かない参照本、滅多に開かないけれど保管しておきたい記録本に分けます。マスト本はデスクの上、参照本は棚や引き出しに収納しておきます。
本や雑誌の一部だけが必要な場合は、そこだけ撮影して画像データとして保存し、読まない部分は思い切って処分を。こうすれば、デスクに本が積み上がることは少なくなるでしょう。
また、分厚い本や難しい辞書などがデスクに積まれていると、視界に入り気が散ってしまいます。作業に集中したいときは積み上げないほうがいいでしょう。いわゆる積ん読は、1〜2冊くらいならOKですが、それを超えると「まだ読めていない」というストレス、人によっては恐怖を感じますので、注意が必要です。
デスクでは本を読まないのに本を置く人がいますが、未読の本は読む期限を決めて、読まないなら片付けましょう。電車の中で本を読む人なら、カバンの中に入れておくのがおすすめです。
記録のための本は、基本的には開きません。箱に入れて棚や押入れで保管しましょう。
最近では、宅配収納サービスも登場しています。そのひとつ、安価で物を預かってくれる「サマリーポケット」は、預けた荷物を画像データで管理可能。何を預けたかがすぐわかり、欲しいときに取り出すことができるので便利です。トランクルームを借りるまでもないという荷物量なら、こういったサービスを検討するのもいいでしょう。
文房具、本が終わったら、最後に書類を片付けます。書類はもっとも仕分けが難しく量も多いです。文房具や本で要領を得てきた後に片付けることをおすすめしています。
書類も本同様に整理をしていきましょう。その日に必要なマスト書類、1週間中に必要な参照書類、使う予定はないけれど保管しておきたい記録書類に分けましょう。
処分するか否か迷うものは、段ボール箱等で1週間限定のアーカイブ置き場をつくりましょう。そこへまとめておくと便利です。そして翌週、改めて検討するのを忘れずに! 本と同じく、一部分だけが必要な書類は、そこだけ画像データにして保存を。場所を取らずに済みますよ。

在宅勤務あるある

①自宅での仕事は長時間働いたように感じ、より疲労を感じる

自宅は誘惑が多いから?気分転換ができず、気合いが入らないから?
精神的な問題と捉えてしまいがちですが、その原因はシンプルにデスクと椅子が、あなたの座高に合っていないだけかもしれません。

産業衛生学雑誌の研究から、興味深い結果が分かっています。この研究では、システムエンジニア職に従事する人を対象に、固定席とフリーアドレス座席(固定席が決まっていなく自分で座る席を選ぶ様式)それぞれのグループで、作業時間とストレス・疲労の関係性を調査しています。

結果として、フリーアドレスのグループは、踵が浮いた姿勢で作業している人が多く、目の痛み・首や肩の凝り、さらには「より長く働いた感(燃え尽き症状)」も症状として出ていたとのことです。被験者のうち、机や椅子そのものに不満がある人は両グループで差異がなく、「机や椅子自体が悪いのではなく、フリーアドレスの場合は、細かな高さ調節を怠ったため、踵が浮いていたのだ」と結論づけられています。
(「フリーアドレス形式オフィスレイアウトでのVDT作業者の姿勢および身体的疲労感」2006)
一般的に、差尺=(座高÷3)-2が理想の水準とされています。わたしは身長162cm・座高は80cmで高さ70cmのデスクを使っているので、(80÷3)-2=25、70-25=45となり、座面高45cmが最適な高さです。

腰痛や肩こりは、自宅作業の大敵! 1cm机の高さを間違うだけで、パフォーマンスは大きく下がってしまいます。メジャーを持ってぜひデスク・椅子まわりの長さを測ってみてください。

②「アダプターやコード類が増えすぎて困る!」

在宅勤務を始めた方は、PC充電、モニターとの接続アダプターなど、新たに購入したり職場から持ち帰ったガジェットのアダプターが増え、管理に困っている方も多いのではないでしょうか。
常に充電していたいものと、それ以外のもので、管理方法を分けましょう。

常に充電していたいものは、<延長コード+ケーブルボックス>でまとめましょう。わたしの場合はモニター電源・ノートPC・スマホ充電をデフォルトで差しっぱなしにしているので、このようなケーブルボックスにまとめています。(ホコリが溜まりやすいので定期的に拭き掃除をしましょう)
デスクにケーブルオーガナイザーやワイヤーネットを取り付けて、配線を浮かせる収納も、よく紹介されています。

毎日は使わないものは、用途別にジップロックに小分けにして収納し、使い終わったら都度抜いてジップロックに戻しましょう(使った後に差しっぱなしにしないように注意です)。複数種類を一気に袋に入れてしまわず、「PC用品」「カメラ用品」「スマホ用品」など、用途別に小分けにして、ラベルシールを貼って管理しましょう。
アダプターの整理を進めていると、内容の分からないものが、1つ2つ必ず出てきます。「この本体、どこにあるんだっけ?」「wifiルーターの備品だと思うんだけど…」
など、使うシーンがイマイチよく分からないアダプター類を、普段使うものと混ぜて管理していると、出し入れが面倒になってしまいます。

アダプター単体では購入できないモノもあり、即座に捨てるのに抵抗がある方も多いと思うので、「よく分からないけど捨てられない」アダプター類は、一つのジップロックにまとめて一旦押入れへ。使用頻度が低い家電のアダプターは、家電本体にマスキングテープで貼り付けて同じ場所に保管すると便利です。

半年経っても使う気配がないものは処分してしまいましょう。ただ、Wifiルーターや住宅備品など、「捨てたら問題がおきそう」なものは、貸主に問い合わせて確かめてください。

アダプター類が床の上に散らばっていると、ホコリの温床になり、火災の危険にもつながります。毎日つなぐものとそれ以外のものを分けて、スッキリと管理しましょう!

まとめ

デスク上に物が少ないと、無駄な情報を無意識に記憶することがなくなり、必要な情報だけをしっかり脳に記憶させることができます。
書類や未読の書籍などであふれていると、それらに関するタスクを常に潜在意識が記憶し続けなければならず、本当に必要な情報を記憶するスペースが減ってしまいます。片付けは、脳をマルチタスクからシングルタスクにし、記憶領域を広げることができるのです。
無駄な情報を記憶する必要がなくなると、気も散らなくなります。気が散らなくなれば自ずと集中力がアップし、ダラダラと作業しないようになります。
またデスク本体やその周りにも目を配れると更に仕事・勉強が捗る部屋になりますよ。
是非チャレンジしてみてくださいね!
デスク周り意外の片付けも気になる、そんな方は書籍「モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ」でもご紹介しているので、よろしければぜひご覧ください(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンより出版)。


協力

サマリーポケット

1箱250円〜と、手軽な価格で利用できる宅配型の収納サービス。モノの預け入れから取り出しまで、すべてスマホひとつで可能に!預けた荷物は倉庫スタッフが一点ずつ写真撮影・リスト化し、スマホ画面でいつでも確認できます。サマリーポケットで暮らしをもっと快適に。

サマリーポケット

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