目次
米田 まりな
整理収納アドバイザー
『捨てない収納アドバイザー』として、モノを愛する全ての方の片付けを応援する整理収納アドバイザー。
株式会社サマリーでデータ解析を担当。
趣味は、ピラティスとお笑いを見ること。2020年3月下旬に 初の書籍「捨てない片づけ」を発刊!
捨てない整理収納アドバイザー、米田まりなです。
日々忙しくて、片付けてもすぐに部屋が散らかってしまうという人、多いのではないでしょうか? 片付けてもすぐリバウンドしてしまう人に試してみてほしいのが、次の収納5カ条です。この5カ条を意識するだけで、スッキリしたお部屋を維持しやすくなります。
日々忙しくて、片付けてもすぐに部屋が散らかってしまうという人、多いのではないでしょうか? 片付けてもすぐリバウンドしてしまう人に試してみてほしいのが、次の収納5カ条です。この5カ条を意識するだけで、スッキリしたお部屋を維持しやすくなります。
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1:収納量を把握して、8割以上収納しない
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2:使用頻度ごとに収納する
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3:よく使うものはアクション数を減らす
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4:一緒に使うものはグルーピング
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5:使った後は定位置に戻す
それぞれどういうことなのか詳しく解説していきます。
収納スペースに8割以上ものを入れない
収納スペースにおいては、常に2割分の余裕を持たせることがラクにキレイを維持するコツです。MAXまで詰め込まず収納量の8割分までにしましょう。
8割以上収納スペースにものを入れると、出し入れが難しくなってしまうだけではなく、買ってきたものを収納することができなくなってしまいます。「平日は片づけがほとんどできない」という忙しい方も、スペースに2割分の余裕を残しておけば、毎日きれいに収納しなくてもものが溢れることはありません。
8割以上収納スペースにものを入れると、出し入れが難しくなってしまうだけではなく、買ってきたものを収納することができなくなってしまいます。「平日は片づけがほとんどできない」という忙しい方も、スペースに2割分の余裕を残しておけば、毎日きれいに収納しなくてもものが溢れることはありません。
ハンガーは”3cm以上”の間隔をキープ
ハンガーラックは頑張れば何着でも服をかけることができますが、ギュウギュウに詰め込んでいませんか?
こうすると出し入れが面倒になり、あっという間に散らかってしまう原因に。さらに圧力がかかって、大切な洋服の保管状態も悪くなってしまいます。
そこで、洋服と洋服の間は3cmあけましょう。 3cmあけるだけで風通しがよくシワがつきにくく、出し入れがとってもラクになりますよ。
こうすると出し入れが面倒になり、あっという間に散らかってしまう原因に。さらに圧力がかかって、大切な洋服の保管状態も悪くなってしまいます。
そこで、洋服と洋服の間は3cmあけましょう。 3cmあけるだけで風通しがよくシワがつきにくく、出し入れがとってもラクになりますよ。
収納量を知るためにも、ご自宅のハンガーラックの長さを、メジャーで測ってみましょう。かけられる服の着数は「(ラックの長さ)÷3cm」で計算できます。
一般的な一人暮らしのクローゼットは、横幅90cm〜120cmと言われています。洋服でいうと30〜40着程です。「今月使う服」を中心に、3cmの空間をあけながら余裕を持って収納しましょう!
一般的な一人暮らしのクローゼットは、横幅90cm〜120cmと言われています。洋服でいうと30〜40着程です。「今月使う服」を中心に、3cmの空間をあけながら余裕を持って収納しましょう!
使用頻度ごとに収納する
収納量を把握したあとは、使いやすい定位置を決める作業です。
使用頻度の高い「月1回以上使うもの」は、ハンディーゾーン内に定位置を決めていきましょう。「ハンディーゾーン」とは、身体的に手を伸ばしやすい可動域のことを呼びます。
手を真横にピント伸ばしてみてください。
手が触れたところがもっとも、ものを置きやすい「ゴールデンゾーン」。そこから上下30度ずつ手が届くエリアを「ハンディーゾーン」と呼びます。
毎日使うものなのに、ハンディーゾーンから外れた場所にあると、つい定位置ではない場所に仮置きしてしまいます。この仮置きの積み重ねが、居住スペースが散らかる最大の要因です!
使用頻度の高い「月1回以上使うもの」は、ハンディーゾーン内に定位置を決めていきましょう。「ハンディーゾーン」とは、身体的に手を伸ばしやすい可動域のことを呼びます。
手を真横にピント伸ばしてみてください。
手が触れたところがもっとも、ものを置きやすい「ゴールデンゾーン」。そこから上下30度ずつ手が届くエリアを「ハンディーゾーン」と呼びます。
毎日使うものなのに、ハンディーゾーンから外れた場所にあると、つい定位置ではない場所に仮置きしてしまいます。この仮置きの積み重ねが、居住スペースが散らかる最大の要因です!
使うときのアクション数を減らす
本棚に並んだ本の前に写真立て等のインテリアグッズを置いたりしていませんか…?
「ものの前に、ものを置く」のはNG行為です。使うものが通る場所は常にあけておき、「出し入れを最大限簡単にしておく」のがコツです。
ものを取り出すために必要な動作数を、「アクション数」と呼びます。
たとえば、本の前に写真立てがあれば、
(1)写真立てをずらす
(2)本を取り出す
の2アクションとなってしまい、出し入れのアクション数が2倍になってしまいます。
他にも毎日使う化粧品を開閉しづらい頑丈なケースに入れてしまうと、アクション数が増えてしまい、出し入れが面倒になります。週1回以上使うものに対して、アクション数は2回以下にするとよいですよ。
「ものの前に、ものを置く」のはNG行為です。使うものが通る場所は常にあけておき、「出し入れを最大限簡単にしておく」のがコツです。
ものを取り出すために必要な動作数を、「アクション数」と呼びます。
たとえば、本の前に写真立てがあれば、
(1)写真立てをずらす
(2)本を取り出す
の2アクションとなってしまい、出し入れのアクション数が2倍になってしまいます。
他にも毎日使う化粧品を開閉しづらい頑丈なケースに入れてしまうと、アクション数が増えてしまい、出し入れが面倒になります。週1回以上使うものに対して、アクション数は2回以下にするとよいですよ。
ものは寝かさず、立てて収納
洋服も、書類も、食品も、横に寝かして重ねず縦に立たせて収納しましょう。
冷蔵庫の調味料や、ラップなどの日用品、洗面台の洗剤類などもフライパンなどの調理器具も、積極的に立てていきましょう。自分一人では立たないものもほとんどなので、ブックシェルフやファイルボックスを活用して、空間を細かく仕切っていきます。
ボックスが大きすぎる場合には、さらにペットボトルや小分けケースで小さくしきり、「ボックスの中で寝ているものがゼロ」の状態を目指しましょう。
冷蔵庫の調味料や、ラップなどの日用品、洗面台の洗剤類などもフライパンなどの調理器具も、積極的に立てていきましょう。自分一人では立たないものもほとんどなので、ブックシェルフやファイルボックスを活用して、空間を細かく仕切っていきます。
ボックスが大きすぎる場合には、さらにペットボトルや小分けケースで小さくしきり、「ボックスの中で寝ているものがゼロ」の状態を目指しましょう。
また細かいものを取り出すとき、収納ケースごと手前に引っ張ることがあると思います。棚にギッチリとケースをはめてしまわず、2cm分、手を入れる隙間があるとさっと引き出せて便利です!
一緒に使うものは仲良くグルーピング
収納の際は、同じ種類のものを1箇所に集めておかなくてもよいのです。ポイントは「使う場所のすぐ近くに置いておく」こと。こうすることで、必要なときにサッと使えて使い終わったらすぐに戻すことができます。
たとえば、封筒・便箋・筆ペン・ボールペン・切手・ハサミを同じカゴに入れる「お手紙セット」。いざ手紙を書こうと思ったときに必要なものを手元に出すことができ、また手紙を書き終わったら、すぐに片づけることができるので、大変便利です。
コレとコレをまとめたら使いやすそうだな、というものを思いついたらとりあえずまとめてみて、あまり便利でなければ組み直したり…と、オリジナルのグルーピングを試してみてみましょう!
たとえば、封筒・便箋・筆ペン・ボールペン・切手・ハサミを同じカゴに入れる「お手紙セット」。いざ手紙を書こうと思ったときに必要なものを手元に出すことができ、また手紙を書き終わったら、すぐに片づけることができるので、大変便利です。
コレとコレをまとめたら使いやすそうだな、というものを思いついたらとりあえずまとめてみて、あまり便利でなければ組み直したり…と、オリジナルのグルーピングを試してみてみましょう!
100円ショップのカゴ・ケースは、グルーピングや仕切りにとっても便利です。バッグインバッグのように、「収納イン収納」としてタンスの引き出しや衣装ケース内の仕切りに活用できます。
まずは「サイズが小さくて、目立たない色」のカゴから選びましょう。ちなみに私は、セリアのカゴを愛用していて、特に「セリア ホワイトトリムバスケット スリム」は使いやすく自宅でも大活用しています。
ただ注意点としては、整理をする前の段階で衣装ケースや本棚など大きな収納家具を買わないこと。収納家具は一度買ってしまうと手放しづらく、居住スペースが狭くなる原因になります。まずは1つずつのものと向き合うところから。「収納の大きさに合わせてものを選ぶ」のではなく、「必要なものの量に合わせて収納を選ぶ」ことがおすすめです。
まずは「サイズが小さくて、目立たない色」のカゴから選びましょう。ちなみに私は、セリアのカゴを愛用していて、特に「セリア ホワイトトリムバスケット スリム」は使いやすく自宅でも大活用しています。
ただ注意点としては、整理をする前の段階で衣装ケースや本棚など大きな収納家具を買わないこと。収納家具は一度買ってしまうと手放しづらく、居住スペースが狭くなる原因になります。まずは1つずつのものと向き合うところから。「収納の大きさに合わせてものを選ぶ」のではなく、「必要なものの量に合わせて収納を選ぶ」ことがおすすめです。
使ったあとは定位置に戻す
使い終わったあとは定位置に戻っているかチェックしましょう。自分の定めた定位置が適切であれば、「日々の生活で毎日の中で使用したもの」がちゃんと定位置に戻っているはずです。
床に出しっ放しはもちろん、棚の上や机の上に出しっ放しにすることを定位置にしてしまうと、お部屋が散らかってしまいます。
特に気をつけたいのが「腰の高さにある台」。たとえば洋服ダンスの上、本棚の上、玄関の作業台は要注意!
腰の高さに雑誌などを平置きで出しっ放しにしてしまうと、置きやすい分どんどんものが増えていき、「一番目立つ場所が、一番ごちゃっとしている」残念な状況を作りかねません。
こういう場所にこそ使用頻度が高いものの「特等席」を準備します。カゴを置き、その中に入れていいもののルールを決めるだけで、手間は変わらず簡単にスッキリした状態を作ることができますよ。
特に気をつけたいのが「腰の高さにある台」。たとえば洋服ダンスの上、本棚の上、玄関の作業台は要注意!
腰の高さに雑誌などを平置きで出しっ放しにしてしまうと、置きやすい分どんどんものが増えていき、「一番目立つ場所が、一番ごちゃっとしている」残念な状況を作りかねません。
こういう場所にこそ使用頻度が高いものの「特等席」を準備します。カゴを置き、その中に入れていいもののルールを決めるだけで、手間は変わらず簡単にスッキリした状態を作ることができますよ。
平日とても忙しく、使ったものを元に戻すのが億劫な人は、仮置きボックスの設置をおすすめします。
仮置きボックスとは、次のようなものをがサッと入れて置く場所です。
・平日なんとなく出したけれど元に戻すのが億劫なもの
・今週家にやってきたけれど、定位置を決められていないもの
そうして、毎週仮置きボックスの仕分けを行う「点検作業」を習慣にします。仮置きボックスを必ず週に1回空にすることで、お部屋のスッキリを無理なく維持できます。
仮置きボックスとは、次のようなものをがサッと入れて置く場所です。
・平日なんとなく出したけれど元に戻すのが億劫なもの
・今週家にやってきたけれど、定位置を決められていないもの
そうして、毎週仮置きボックスの仕分けを行う「点検作業」を習慣にします。仮置きボックスを必ず週に1回空にすることで、お部屋のスッキリを無理なく維持できます。
収納5カ条のまとめ
今回ご紹介した5カ条を守ることでスッキリした部屋を維持しやすくなりますよ。
片付けとは、自分が所有しているひとつひとつのものととことん向き合い、最適なポジションを見出すこと。
漠然と暮らしているときに比べて、明らかに心身ともに大変な作業なのです。しかし、片付けが終わった瞬間、スタート前よりラクで快適な生活が始まります!みなさん一緒に頑張りましょう!
片付けとは、自分が所有しているひとつひとつのものととことん向き合い、最適なポジションを見出すこと。
漠然と暮らしているときに比べて、明らかに心身ともに大変な作業なのです。しかし、片付けが終わった瞬間、スタート前よりラクで快適な生活が始まります!みなさん一緒に頑張りましょう!
協力
サマリーポケット
1箱250円〜と、手軽な価格で利用できる宅配型の収納サービス。モノの預け入れから取り出しまで、すべてスマホひとつで可能に!預けた荷物は倉庫スタッフが一点ずつ写真撮影・リスト化し、スマホ画面でいつでも確認できます。サマリーポケットで暮らしをもっと快適に。