2019年07月08日 更新

落し蓋で煮物上手に! 使い方簡単でメリットが多い便利アイテム

料理本などでレシピを調べているとよく見かける「落し蓋」。一人暮らしを始めてから自炊にチャレンジしているという方も多いと思いますが、料理に慣れていないと、落し蓋を使う意味や効果があまりよくわからないかもしれません。そこで今回は、落し蓋のもつ役割や種類など、基本的なことについてご説明します。

落し蓋とは?

落し蓋とは、鍋の中の食材の上に直接かぶせる蓋のことで、和食料理の煮物や煮魚などを作るときに使用します。鍋よりひと回り小さいサイズの蓋を鍋に入れた具材の上に落とすようにかぶせることから、その名で呼ばれています。

料理に落し蓋を使うメリット

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煮物などを作ったとき、味の染み込み方が不十分な感じがする、せっかく作ったのに煮崩れして台無しになってしまった、などという経験はありませんか?落し蓋は、そういった失敗を未然に防ぐために必要なもので、美味しい煮物料理を作るために、欠かすことのできないアイテムです。

落し蓋を使うことで得られるメリットを5つご紹介します。

材料に味がしっかりと染み込む

煮物を美味しく作るコツは、しっかりと食材に味を染み込ませることと、食材のもつ旨味を逃がさないことです。落し蓋をすることで、煮汁が跳ね返って対流が生まれやすくなるため、食材にまんべんなく煮汁が染み込みます。
また、少量の煮汁で煮ることができるため、食材の旨味を逃がさず凝縮して閉じ込めてくれます。

煮物などの具材が煮崩れしにくい

煮物でよくやってしまう失敗の1つが煮崩れです。落し蓋は具材が鍋の中で踊るのを抑え、煮崩れするのを防いでくれます。
料理は味だけでなく見た目の美しさも重要です。刻んだ具材の形を保ちつつ、しっかりと味の染み込んだ煮物を作るのに、落し蓋は一役買ってくれる重要な道具といえます。

水分の蒸発・表面の乾燥を防げる

美味しい煮物というのは、煮汁が食材にまんべんなく染み渡っているもの。落し蓋を使うことで、煮汁の水分が蒸発するのを抑えてくれ、煮汁に浸かっていない部分が乾燥してしまうのを防いでくれます。
また、吹きこぼれを防いでくれる効果もあるので、安心です。

料理の時短につながる

落し蓋をすることで熱が逃げにくくなり、火の通りが早くなるというのも大きなメリットです。料理の時短につながると同時に、ガス代や電気代など光熱費の節約にもなります。

アク取りに使える

アクは料理の味を濁らせ、風味が損なわれてしまうので、煮物を美味しく仕上げるためには、丁寧にアクを取ることが大切です。
落し蓋を使うと蓋の表面にアクがくっつき、煮汁を減らさずにアクを取り除いてくれる効果が期待できます。
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落し蓋の種類

落し蓋にはいくつかの種類があります。主な材質は木製や金属製で、他にもシリコン製のものなどがあります。それぞれに長所と短所があるので、料理や素材によって使い分けをするなど、ご自身の料理スタイルに合わせて選んでみましょう。

木製

昔から愛用されている代表的なものに木製の落し蓋があります。
軽すぎず、適度な重さをもつ木製の落し蓋は、鍋の中の具材が動きにくく、煮崩れを防ぐ効果が高いという特性があります。サイズも豊富で、ご自宅の鍋に合うものを選びやすいというのもメリットの1つです。

しかし、木製の落し蓋は食材のにおいがうつりやすいというデメリットがありますので、使用する前には水で一度ぬらし、使用後は、しっかりと洗うようにしましょう。また、水気が残っているとカビが生えやすいので、よく乾燥させてから保管するようにしよう。

金属製

お手入れや保管方法も簡単で、木製の落し蓋のようににおいが付きにくいのが金属製の落し蓋の特性です。
特にステンレス製は、頑丈で長持ちするため人気を集めています。また、大きさを調整できるタイプもあるので、1つあれば様々なサイズの鍋に対応できるというのも大きなメリットです。
ただし、手入れしやすく、機能性も高い金属製の落し蓋は、そのぶん価格は割高となっています。

シリコン製

シリコン製は軽くて柔らかいというのが特徴で、その特性から食材の形に馴染みやすく、煮崩れを防いでくれます。また、かわいらしいデザインや、ユニークなものも多く、アク取りの機能を備えたものもあるので人気があります。
シリコン製は手入れも簡単で値段も手頃ですが、耐久性については木製や金属製のものに劣ります。


落し蓋の代用グッズ

煮物料理を美味しく仕上げるために欠かすことのできない落し蓋。しかし、それほど頻繁に料理をするわけではないという方や、煮物や煮魚などはあまり作らないという方にとっては、わざわざ落し蓋を買うのは少し抵抗があるかもしれません。
でもご安心ください。そんなときは、ご家庭にある身近なキッチン用品で代用する方法があります。

アルミホイル

アルミホイルは落し蓋の代用品として非常に便利。使い方はとてもシンプルです。
鍋より少しだけ大きめに切り取ったら、数箇所ほど穴を開け、一度くしゃくしゃに丸めてから、それを再び開いて使います。こうすることで、鍋や食材の形に馴染み、アクを取りやすくなります。

キッチンペーパー

キッチンペーパーには、「エンボスタイプ」、「フェルトタイプ」などいろいろなタイプがあります。「エンボスタイプ」は表面がデコボコした紙で、食器や調理器具の水や油の拭き取りに使われます。

「フェルトタイプ」は厚手で破れにくく、熱や水、油にも強いので、料理の下ごしらえに便利なタイプ。「クッキングペーパー」とも呼ばれ、落し蓋の代用にも向いています。煮汁の水分で重みが出るので、厚みのあるものなら1枚でもしっかりと落し蓋の役割を果たしてくれます。薄いものなら2枚重ねて使いましょう。

具材の煮崩れを防ぎ、アクも吸い取ってくれる効果もあるので、非常に便利な代用品です。
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まとめ

落し蓋を使いこなせると、料理のクオリティーは飛躍的にアップします。しっかりと味が染み込み、煮崩れを防ぎ、調理の時短にもつながることで節約効果も期待できるという優れもの。どこのご家庭にもあるもので代用もできますので、ぜひ自分にあった落し蓋を見つけ、煮物料理を楽しんでみましょう。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。 少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。 「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。 ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/

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