目次
オクラを保存する前に
まずは、オクラに含まれる栄養素についてご紹介します。
オクラはぬめりの成分に代表されるペクチンなどの食物繊維やβカロテン、カリウムやカルシウムも多く含んでいるとても栄養価の高い野菜です。 栄養価の高いオクラをおいしく食べるためにも適した方法で保存しましょう。
オクラはぬめりの成分に代表されるペクチンなどの食物繊維やβカロテン、カリウムやカルシウムも多く含んでいるとても栄養価の高い野菜です。 栄養価の高いオクラをおいしく食べるためにも適した方法で保存しましょう。
オクラの主な保存方法
オクラを買った時は冷蔵庫で保存する家庭が多いでしょう。オクラを保存するのに適した温度は10℃前後とされているので、 実は夏の暑い時期以外は常温保存もできます。
風通しの良い冷暗所で、新聞紙に包んでヘタを下にして立てて保存しましょう。夏は冷蔵庫の野菜室で同様にして保存します。
風通しの良い冷暗所で、新聞紙に包んでヘタを下にして立てて保存しましょう。夏は冷蔵庫の野菜室で同様にして保存します。
オクラの保存期間と長持ちさせるコツ
オクラは他の野菜に比べて保存期間が短く、常温、冷蔵いずれの保存方法でも2日ほどで痛み始めます。
オクラは低温と乾燥、湿気を嫌います。そのため、そのまま冷蔵庫に入れると低温障害をおこし、すぐに傷んでしまうのです。冷蔵庫で長持ちさせたいなら、乾燥を防ぐため新聞紙やキッチンペーパーに包み、ヘタを下にして立てておくと野菜室なら4~5日は持ちます。
野菜は収穫した時と同じ状態にしておく方が長持ちするので、きゅうりや人参などと同様立てて保存するのが良いとされています。常温で保存する場合も、紙に包んで立てて保存する方が長持ちします。
オクラは低温と乾燥、湿気を嫌います。そのため、そのまま冷蔵庫に入れると低温障害をおこし、すぐに傷んでしまうのです。冷蔵庫で長持ちさせたいなら、乾燥を防ぐため新聞紙やキッチンペーパーに包み、ヘタを下にして立てておくと野菜室なら4~5日は持ちます。
野菜は収穫した時と同じ状態にしておく方が長持ちするので、きゅうりや人参などと同様立てて保存するのが良いとされています。常温で保存する場合も、紙に包んで立てて保存する方が長持ちします。
保存する時は通気性に注意
乾燥を防ぐことが保存のコツですが、オクラは通気性が悪くてもすぐに傷んでしまうという側面も持っています。スーパーに置いてあるオクラが網目状の袋に入っていることが多いのは、そのためです。
自宅で保存する時にも、湿度が高くなりすぎる場所や、乾燥しやすい場所には置かないようにしましょう。
自宅で保存する時にも、湿度が高くなりすぎる場所や、乾燥しやすい場所には置かないようにしましょう。
悪くなったオクラの特徴
オクラは傷んでくると全体的に柔らかくなり、徐々に色が変わっていきます。部分的に茶色や黒っぽく変色していたら痛んでいると判断してよいでしょう。
生のオクラを冷凍保存する方法
冷蔵保存よりも、さらにオクラを長持ちさせることができるのが冷凍保存です。
冷凍保存する前の下処理
冷凍保存する前に、オクラに生えている産毛を取り除きます。この下処理を板ずりといいます。
板ずりでは、まずオクラ全体に塩をまぶし、手のひらを使ってまな板の上でコロコロと擦り転がしてください。オクラ表面の産毛が取れてきたら板ずりは完了です。
次に包丁を使ってオクラのガク(ヘタの周りの部分)を取っていきます。この固い部分を削っておくと、調理をする時の下処理の手間が減ります。
板ずりとガクの処理が終われば、冷凍保存の準備は完了です。
板ずりでは、まずオクラ全体に塩をまぶし、手のひらを使ってまな板の上でコロコロと擦り転がしてください。オクラ表面の産毛が取れてきたら板ずりは完了です。
次に包丁を使ってオクラのガク(ヘタの周りの部分)を取っていきます。この固い部分を削っておくと、調理をする時の下処理の手間が減ります。
板ずりとガクの処理が終われば、冷凍保存の準備は完了です。
冷凍する手順
オクラを冷凍する時は、1回の料理で使う分量に小分けにしておくと便利です。必要な本数を並べてラップに包み、フリーザーバックへ入れていきましょう。カットしたものも、1回分ずつラップで包んでおくと便利です。
フリーザーバックの封をする際は、なるべく空気を出すようにしましょう。冷凍保存すると1カ月程度は保ちますが、鮮度も関係してくるので早めに食べきりましょう。
フリーザーバックの封をする際は、なるべく空気を出すようにしましょう。冷凍保存すると1カ月程度は保ちますが、鮮度も関係してくるので早めに食べきりましょう。
茹でたオクラを冷凍保存する方法
茹でたオクラなら解凍後すぐに食べられるので、茹でてから冷凍保存するやり方もおすすめです。
冷凍保存する前の下処理
茹でる場合も生のオクラの下処理と同じように、まず塩を振って板ずりをしていき、ガクを削っていきましょう。そのあと、沸騰したお湯に10~15秒ほどオクラを通してからザルに移します。
長く茹ですぎるとくたくたになってしまうので気をつけてください。
長く茹ですぎるとくたくたになってしまうので気をつけてください。
冷凍する手順
ザルを振って水気を切ったあと、さらにキッチンペーパーで水分を取っていきましょう。水分が多くても保存はできますが、味が落ちてしまうのでなるべく水気を取ることをおすすめします。
粗熱が取れたら、あとは生の時と同様にラップに包みフリーザーバックに入れて冷凍しましょう。
粗熱が取れたら、あとは生の時と同様にラップに包みフリーザーバックに入れて冷凍しましょう。
冷凍したオクラの解凍方法
冷凍したオクラの解凍方法は、通常の野菜と変わりありませんが、小分けの仕方によって解凍時間に差が出ます。特に刻まずに丸ごと冷凍したオクラは、解凍するまでに時間がかかります。
料理までに時間がある場合は緩慢解凍をしましょう。オクラを使う日の前日から冷蔵庫でゆっくり解凍してください。
レンジで温めて解凍しても問題ありませんが、加減が難しくやりすぎてしまうことがあるので、様子を見ながら解凍してください。急いで解凍するのであれば、ラップをしたまま流水に1~2分さらす方法をおすすめします。
また、刻んで保存したオクラをお味噌汁や炒め物などに使う場合は、冷凍した状態のまま使用しても問題ありません。刻んであるオクラは解凍も早いので、すぐに使いたい人は刻んでから冷凍保存しましょう。
料理までに時間がある場合は緩慢解凍をしましょう。オクラを使う日の前日から冷蔵庫でゆっくり解凍してください。
レンジで温めて解凍しても問題ありませんが、加減が難しくやりすぎてしまうことがあるので、様子を見ながら解凍してください。急いで解凍するのであれば、ラップをしたまま流水に1~2分さらす方法をおすすめします。
また、刻んで保存したオクラをお味噌汁や炒め物などに使う場合は、冷凍した状態のまま使用しても問題ありません。刻んであるオクラは解凍も早いので、すぐに使いたい人は刻んでから冷凍保存しましょう。
まとめ
スーパーで売られているオクラは家族で使うにはちょうど良くても、一人だと持て余してしまうこともあるでしょう。一人暮らしでオクラが使い切れないという人は、ぜひ冷凍保存を試してみてください。さらに小分けにして保存することで、いつでも手軽にオクラを楽しむことができます。
オクラは栄養価が高い食材なので、一人暮らしの人は冷凍保存を上手に活用して、オクラを取り入れた料理に挑戦してみましょう。
オクラは栄養価が高い食材なので、一人暮らしの人は冷凍保存を上手に活用して、オクラを取り入れた料理に挑戦してみましょう。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。
少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。
「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。
ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/