目次
油性ペンのインクを落としやすい素材と落としにくい素材
油性ペンのインクを落としやすい素材
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手や指などの皮膚
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プラスチック(文房具や衣装ケースなど)
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アルミ以外の金属(ドアノブなど)
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ガラス(窓やコップなど)
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陶器(お茶碗やマグカップなど)
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ホワイトボード
油性ペンのインクを落としにくい素材
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紙(ふすまや障子などの和紙)
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布(カーテンやクッション、カーペット)
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ビニール(ビニールクロス、クッションフロア)
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石、レンガ、コンクリート(玄関フロアやベランダなど)
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鞄や靴、ソファに使われる皮(本革、合成皮革)
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表面加工していない木材を使った机などの家具(机など)
油性ペンのインクが落としにくいのはなぜ?
逆にガラスや陶器といった素材は、インクに含まれている定着剤のせいでインクが落ちにくいことはあっても、インクが染み込んでいないため比較的簡単に落とすことができる素材だといえます。
油性ペンのインク落としにおすすめの洗剤と使い方
濃縮タイプの液体洗剤
除光液
除光液を使って対処できる素材は布やプラスチックですが、どちらも除光液によって色が落ち、変色してしまうおそれがあるので、目立たない場所でテストしてから使用するようにしましょう。
エタノール
消毒用エタノールはプラスチックの他、アルミ以外の金属、ガラス、クッションフロア(ビニール床)を含むビニール製品、ホワイトボードにインクがついたとき効果が期待できます。素材によってはエタノールによって色が落ち、変色してしまうおそれがあるので目立たない場所でテストしてから使用するようにしましょう。
皮革製品に使用できる場合もありますが、非常にデリケートな素材なので同様にテストしてから使用してください。
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クレンジングオイル
油性ペンのインク落としの方法
クレンジングオイルで皮膚についたインクを落とす場合は、化粧を落とすときと同じように優しく汚れになじませましょう。
衣服についたインク汚れは落とせる?
除光液、エタノール、クレンジングオイルを使って落とす場合
(1)シートを敷く
作業する周囲が汚れないよう、ビニールシートを敷いておきましょう。
(2)あて布をする
不要になった布をシートの上に敷き、油性ペンで汚れた衣服を汚れた側が布に面するように重ねます。
(3)薬品を汚れにつける
用意した薬品をインク汚れの裏側に少量たらします。
(4)たたく
汚れても構わない布やタオルでインク汚れの裏をたたき、下の布に汚れを移します。インクの汚れが広がってしまうのでこすらないようにしましょう。汚れの周りから中心に向かってたたくと汚れが広がりにくくなります。
(5)薬品と汚れを洗い落とす
あて布は綺麗な布に交換しながら繰り返し、インクの汚れが下の布に移らなくなったことを確認したら、水やお湯を付け加え、もみながら洗い落とします。
(6)洗濯する
いつも通りの方法で洗濯しましょう。
液体洗剤を使って落とす場合
(1) シートの上であて布をする
ビニールシートを敷き、衣服の裏側に不要な布をあてます。
(2)液体洗剤をたらす
汚れている部分に液体洗剤を直接つけます。汚れ全体にいきわたるような量をたらしましょう。
(3)そのまま置いておく
洗剤を汚れに浸み込ませ1~2時間置いた後に生地の表面を歯ブラシなどで軽くたたいてから洗濯することを繰り返しましょう。
(4)洗濯する
普段通り洗濯してOKです。インクがほぼ見えなくなるまで、この手順を何度も繰り返しましょう。
まとめ
マンションやアパートなどの賃貸物件に住んでいるのにうっかり部屋の一部にインクをつけてしまったときは、今回ご紹介した油性ペンやマーカーの落とし方をぜひ実践してみてください。
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