目次
この記事で書いている3つのポイント
①布団にカビが生える原因は、睡眠中にかく汗と人の体温
②布団のカビは軽い状態なら丸洗いで除菌、布団の一部なら漂白剤で対応可能
③湿度と衛生環境に気を付けてカビ対策をしよう
②布団のカビは軽い状態なら丸洗いで除菌、布団の一部なら漂白剤で対応可能
③湿度と衛生環境に気を付けてカビ対策をしよう
布団にカビが生える原因
布団にカビが生えるのは、睡眠中にかく汗を吸収し、人の体温によってカビが生えるのに最適な温度と湿度になってしまうことが原因です。カビが生えるには、湿度や温度が大きく影響しています。一般的にカビは湿度60%以上、温度が20度以上になると発生しやすいといわれており、人の睡眠中がカビに最適な温度と湿度を与えてしまいます。さらに、ホコリや皮脂、髪の毛などがカビのエサとなるため、正しい手入れをしていない布団は、カビが生えやすい条件が揃ってしまうというわけです。
フローリングにカビが生えたらどうすればいい?
フローリングに直接布団を敷くのは、必要なときに布団を畳んで部屋を広く使えるというメリットがあります。一方で、寝汗などによる湿気がフローリングとの間にたまり、カビが発生しやすくなるデメリットもあります。
もし、すでにフローリングにカビが発生してしまっている場合は、部屋にカビを拡散させないため、まずはウェットシートや濡らした雑巾などでカビの胞子をそっと拭き取りましょう。それから掃除機をかけます。その後、アルコール除菌スプレーをかけてから拭きして、よく乾燥させてください。塩素系漂白剤はフローリングを傷めてしまう可能性があるので避けてください。
フローリングにカビを発生させないためには、定期的に布団をあげ、湿気を溜め込まないことです。また、カビのエサとなるフケやホコリをしっかり掃除することが大切です。
もし、すでにフローリングにカビが発生してしまっている場合は、部屋にカビを拡散させないため、まずはウェットシートや濡らした雑巾などでカビの胞子をそっと拭き取りましょう。それから掃除機をかけます。その後、アルコール除菌スプレーをかけてから拭きして、よく乾燥させてください。塩素系漂白剤はフローリングを傷めてしまう可能性があるので避けてください。
フローリングにカビを発生させないためには、定期的に布団をあげ、湿気を溜め込まないことです。また、カビのエサとなるフケやホコリをしっかり掃除することが大切です。
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布団にカビが生えたらどうすればいい?
カビと言っても、種類はたくさんあります。その中でも、布団に生えやすいカビの特徴を知って、気になる汚れがカビなのかどうかをチェックしてみましょう。
<ススカビ>
色と形状 : 黒いスス状のカビ
<クロカビ>
色と形状 : 斑点状に黒いカビが増えていく
<コウジカビ>
色と形状 : 白、黄色、緑、黒のまだら状
<アオカビ>
色と形状 : 白・ピンク・青・緑など
上記が代表的なカビですが、どれも拭いたり、掃除機で吸ったりしただけでは、また生えてくる可能性が大。カビの状況によっては、根絶やしにするのが難しいケースも。布団にカビを確認したら、以下のような対処法が考えられます。
<ススカビ>
色と形状 : 黒いスス状のカビ
<クロカビ>
色と形状 : 斑点状に黒いカビが増えていく
<コウジカビ>
色と形状 : 白、黄色、緑、黒のまだら状
<アオカビ>
色と形状 : 白・ピンク・青・緑など
上記が代表的なカビですが、どれも拭いたり、掃除機で吸ったりしただけでは、また生えてくる可能性が大。カビの状況によっては、根絶やしにするのが難しいケースも。布団にカビを確認したら、以下のような対処法が考えられます。
1. カビが布団の一部に発生している
洗濯をしたり、除菌をしたりするなど、自分で対策可能なレベル
2. カビが広範囲に渡って発生している
残念ながら自分で根絶やしにするのは難しい状態です。カビの生えた布団は捨てて、新しい布団を買うことをおすすめします。
その際、新たなカビが生えないように掃除や湿気取りなど、しっかりと対策を。
その際、新たなカビが生えないように掃除や湿気取りなど、しっかりと対策を。
布団のカビを取る方法
布団の一部に生えているカビならば、自分で処理をすることが可能です。布団は決して安いものではないので、諦めずにカビ取りにトライしてみましょう。
布団カバーやシーツ
布団カバーやシーツは、丸洗いすることでカビを取ることができます。
- 浴槽または大きなバケツに布団カバーやシーツを入れる。
- シーツやカバーがつかるまで熱めのお湯(50℃前後)を入れる。
- 液体の酸素系漂白剤を規定量入れて30~1時間程度つけおきする。
- 真っ白なカバーやシーツの場合は衣料用塩素系漂白剤でも可。ただし、塩素系の漂白剤は強力なのでゴム手袋やマスクを付けて喚起を忘れずに
- カビが見えなくなったら浴槽のお湯を抜き、漂白剤をしっかりゆすぐ。
- 洗濯機の通常モードで洗う。
敷き布団
- 布団のカビが生えた部分に、酸素系漂白剤をしみこませる。
- いらなくなったタオルや、キッチンペーパーなどでカビをつまみ取るように拭き取る。
- 水でよく拭き取ったらしっかりと乾燥させる。
- 拭き取りに使ったタオルやキッチンペーパーはカビが飛散しないように、密閉して捨てる。
- 白い布団ならば「次亜塩素酸漂白剤」が効果的。
一度発生したカビを完全になくすことは難しいので、カビが酷い場合はカビとり専門のクリーニングに出すなども選択肢のひとつです。
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布団にカビを生やさないために
私たちのまわりには、無数のカビ菌が浮遊しています。普段は目に見えませんが、以下の条件が揃うと、繁殖してしまいます。
- 60%以上の湿度
- 20℃以上の温度
- 食品、畳、布団、ゴミ、ホコリなどのエサがある
- 酸素がある
人間は睡眠中に200~300ccも汗をかくといわれています。毎日それだけの水分を吸収し、人間の体温で温まった布団は、カビが生息するのに最適な環境。
万年床になっている人はもちろん、フローリングやカーペットの上に直接布団を敷いている、結露ができるほど部屋の湿度が高い、布団を長期間押し入れに入れっぱなしにしているという人も、布団にカビが生える可能性が高くなっています。
カビを撃退した後は、再びカビをはやさないように、しっかりと対策をしましょう。
万年床になっている人はもちろん、フローリングやカーペットの上に直接布団を敷いている、結露ができるほど部屋の湿度が高い、布団を長期間押し入れに入れっぱなしにしているという人も、布団にカビが生える可能性が高くなっています。
カビを撃退した後は、再びカビをはやさないように、しっかりと対策をしましょう。
カビを防ぐ5つの習慣
- 万年床にしない。
- 定期的(最低でも1週間に1度)に布団を風通しのいい場所に干す。
- 部屋を換気して湿気をためこまない。
- 起きてすぐに布団を畳まない(寝起きは湿気が布団にこもるため)。
- シーツは週に1回洗濯する。
また、新聞紙やバスタオル、あるいはドラッグストアなどで売っている布団専用の除湿シートを布団の下に敷けば除湿効果が期待できます。ただし、敷いた新聞紙やバスタオル、除湿シートは定期的に交換することが大切です。
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まとめ
一人暮らしの部屋は、誰にも気兼ねせずリラックスできる自分だけの空間。それなのに、布団にカビが生えた不衛生な状態では、十分な休息はとれません。また、カビの種類によっては、重大な健康被害を起こす可能性もあるので、しっかりと対策をしてカビを撃退しましょう。
一度カビを撃退してしまえば、あとは毎日のちょっとした習慣で、充実した一人暮らしを満喫できます。
一度カビを撃退してしまえば、あとは毎日のちょっとした習慣で、充実した一人暮らしを満喫できます。
監修:本多弘美
家事・収納アドバイザー
医療系短大を卒業後、臨床検査技師を経て家庭に入る。生活の試行錯誤から収納を考え、収納アドバイザーとしてデビュー。経験から蓄積され導き出されたノウハウを体系化し、講演やテレビ、執筆などを行う。科学的な視点に基づく広い視野からの分析も好評。掃除関連の提案も行っている。『クセになるおそうじ術(暮らしのイラスト便利BOOK)』(成美堂出版)『パパッときれいすっきり!時短家事術(だいわ文庫)』(大和書房)