寒い季節に大活躍のセーター。何度も着ていれば、毛玉もできるし汚れてもきます。でも、一人で洗濯するのが初めてだと、普通に洗って良いのかダメなのか区別がつかず、失敗してしまった…というような経験はありませんか?そこで、怖がらずに誰でもできる、セーターの洗濯の仕方をご紹介します。
この記事で書いている3つのポイント
①セーターを洗うときはまず洗濯表示をチェック
②洗濯に準備しておきたいのは洗濯ネットとおしゃれ着用洗剤
③セーターは洗ったあとの干し方にも要注意
②洗濯に準備しておきたいのは洗濯ネットとおしゃれ着用洗剤
③セーターは洗ったあとの干し方にも要注意
セーターを洗う前にすべきこととは?
セーターを洗濯しようと思った時、気になるのは洗濯後に縮んでしまったり、前にはなかった毛玉ができたりといった、セーター自体のトラブルです。
それを防ぐためには、まずセーターについている洗濯表示タグをチェックすることが大事。
洗濯表示に、洗濯機の使用OK、または手洗いOKのマークがついていたら、自宅で洗っても大丈夫ということになります。
ただし、「手洗いOK」の表示のものが、洗濯機で洗えるかどうかは、洗濯機の使用説明書、あるいは洗濯機のメーカーの情報を確認しましょう。
それを防ぐためには、まずセーターについている洗濯表示タグをチェックすることが大事。
洗濯表示に、洗濯機の使用OK、または手洗いOKのマークがついていたら、自宅で洗っても大丈夫ということになります。
ただし、「手洗いOK」の表示のものが、洗濯機で洗えるかどうかは、洗濯機の使用説明書、あるいは洗濯機のメーカーの情報を確認しましょう。
セーターはこう洗おう。セーター洗濯のコツ
洗濯表示を見て、洗濯機または手洗いができることを確認したら、いざ洗濯です。
洗濯機を使う場合と手洗いでは、若干方法が異なるので、別々に解説します。
その前に、用意したいものについてご紹介します。
洗濯機を使う場合と手洗いでは、若干方法が異なるので、別々に解説します。
その前に、用意したいものについてご紹介します。
- 洗濯ネット(畳んだセーターがぴったり入るサイズ)
- おしゃれ着用洗剤
- 平干しネット(あれば)
- 洗濯桶または洗面器など(手洗いの場合)
洗濯機を使う場合
- セーターの全体を見て、気になる汚れがあるところに、洗剤を直接少量つけて、なじませておきます。
- セーターを畳んで、洗濯ネットに入れます(他の洗濯物と一緒になったりして摩擦や型崩れするのを防ぐため)
- 洗濯機に入れて、洗い方のコースを選びます。メーカーによって名称は違いますが、標準のコースではなく、必ず「おしゃれ着」や「手洗い」など水流が弱いものを選ぶこと。
手洗いの場合
- セーターの全体を見て、気になる汚れがあるところに、洗剤を直接少量つけて、なじませておきます。
- セーターを畳んで、洗濯ネットに入れます。
- 洗濯桶または洗面器などにおしゃれ着用洗剤と水を表示の通りに入れます。そこにセーターの入った洗濯ネットを入れ、優しく押すようにして洗い、汚れを落とします。
- 汚れが十分に出てきたら、水をかえて、やさしく押すようにして「すすぎ」を2回繰り返します。
- すすぎが済んだら、洗濯機の脱水(一番弱いモード)で30秒~1分間脱水します。
洗ったセーターの干し方
- ネットから出して優しく広げ、編み目にシワなどがつかないように整える
- 平らなところに干す。
洗濯が終わったセーターを干す際には、型崩れを防ぐためにも、平らなところに干すことが大事です。平干しネットがあれば、それを使用するのが一番(100円ショップなどにもあるので、1つ持っておくと便利)。ない場合は、お風呂のふたなど清潔で平らな場所を利用しましょう。
セーターの洗濯でよくあるトラブル、防ぎ方
セーターの洗濯で一番気になるのは、色落ちや丈などが縮んでしまうことです。そうならないために気をつけたいことをご紹介しましょう。
- 実際の「洗い」に入る前に、汚れの目立つところは予め洗剤をつけて汚れが落ちやすいようにしておく。汚れが落ちやすくなって、無理に力を入れる必要がなくなります。
- 押し洗いは極力優しく。
- 水温は30℃以下に。冬場の冷たい水は、汚れを落ちにくくしますが、かといって高温では縮みの原因になるのでNG。色落ちする可能性もあります。手を入れて冷たくもなく、熱くもない30℃以下の適温を守るのが縮みを防ぎ汚れを上手に落とすコツです。
上手な洗い方のコツを身につけたら、せっかくきれいになったセーターの保管方法にも十分気を配りたいもの。
シーズンが変わり長期保管をするときは、必ず上記の洗濯方法できれいに洗っておきましょう。汗や食べ物のシミなどが付いたままで保管するのは虫食いや変色のもとになるので絶対にNG。かさばる日常使いのセーターは、虫食いも防げるので圧縮袋を使うこともおすすめです。
シーズンが変わり長期保管をするときは、必ず上記の洗濯方法できれいに洗っておきましょう。汗や食べ物のシミなどが付いたままで保管するのは虫食いや変色のもとになるので絶対にNG。かさばる日常使いのセーターは、虫食いも防げるので圧縮袋を使うこともおすすめです。
まとめ
セーターは洗濯表示によっては、一人暮らしでも自宅で簡単に洗えます。ポイントは、優しい手洗いと水温、そして干し方です。コツを身につけて、セーターの洗濯にチャレンジしてみてはいかがですか?
監修:本多弘美
家事・収納アドバイザー
医療系短大を卒業後、臨床検査技師を経て家庭に入る。経験から蓄積され導き出されたノウハウを体系化し、講演やテレビ、執筆などを行う。収納を考えることは、家事の効率化をもたらすことから、家事・収納アドバイザーに。科学的な視点に基づく広い視野からの分析も好評。掃除関連の提案も行っている。『クセになるおそうじ術(暮らしのイラスト便利BOOK)』(成美堂出版)『パパッときれいすっきり!時短家事術(だいわ文庫)』(大和書房)